資本主義と皇室

資本主義と皇室

2021年10月12日

本号のテーマは「資本主義と皇室」。一見、縁遠い二つのテーマのみ合わせたようにみえますが、「資本主義」は、岸田新政権が掲げた「新しい資本主義」に由来したものですし、「皇室」は目下日本中が注視している、眞子様と小室圭氏のご結婚が惹起した皇室の現在地を表したものです。いずれも、我々の暮らしや行く末に重大な影響を及ぼす出来事です。

新しい資本主義

自民党総裁選では事前の予想に反して、党員投票でも、僅差とはいえ岸田氏が1位の票を獲得、決選投票では2位の河野氏を大差で破り自民党総裁に就任しました。しかしその後の様子は余りはかばかしくはなく、支持率も低迷しているようです。

支持率低迷の理由はいろいろ論評されていますが、「新しい資本主義」という、自民党議員から提案されることなどありえなかった、新しい政権の柱となるはずのこの命題が、実態の伴わない空疎な言葉でしかないと思われていることも原因の一つだと思われます。

新しい資本主義とは新自由主義に対するアンチテーゼとして提示された概念で、学者や評論家や一部論壇では主流とまではいかずとも、大いに注目されてきましたが、政治の場では正面切って論じられることは皆無だったように思います。

そこに突如、岸田氏が堂々と「新しい資本主義」の旗を打ち立てようとされたわけです。正直、驚きました。こんなこと言って大丈夫なのか、党内の反発を買わないのかと心配すらしました。原理的には反新自由主義的な政策ですので、小泉改革から安倍・菅政権まで続いてきた自民党政治への批判とまではいかずとも、かなり強い反省の意を込めた政策原理になるはずでした。

しかしいかんせん、中身がよく分からない。分からないまま解散総選挙に突入することになりましたので、この革新的な新しい旗が、実質をもって我々の生活を変えてくれるのかどうかは、総選挙後にならないと分からない。おそらく岸田総理としては、一握りの富裕層に富が集中するようなこれまでのやり方を止めて、もっと分配を増やそうというのが基本スタンスなんだと思いますが、そのための財源をめぐっては、未だ揺れているというか、余り明確ではないようにも思われます。

また、国会でなされる、所信表明演説をめぐっての短いやり取りだけでは、岸田新政権の政策原理の実質にまで迫ることは難しいだろうと思います。岸田氏はおよそ自民党の政治家らしからぬ「新しい資本主義」という旗を掲げられたからには、政策の実現性についてはそれなりに熟考されてきたのではないかと思いますので、任期も残り少ないとはいえ、国会で堂々と論議して、国民にもある程度理解可能な段階になったところで解散すべきだったと思いますね。

まあ、国会を開くと政策論議よりも、甘利幹事長の収賄疑惑の追及に全集中状態になることは避けがたいとは思われますが、国家公務員である国会議員の公正さが問われるのは、これまた当然だとも思われます。

ところで総裁選でもっとも気になったのは、日本の食糧自給率の低さについての対策を問われた時の河野氏の回答です。他の3候補は当然のことながら、自給率を上げる必要があるという趣旨の回答をしていましたが、河野氏は、買い負けをしないように日本の経済力を高める(強くする)と答えていました。NHKニュースのダイジェスト版で河野氏の肉声で聞いたのですが、正気なのかとその発言に心底驚きました。

この発言の異常さについては解説は無用だと思います。河野氏は、専門部会での議論を「ギアギア」と表現して、雑兵どもは黙っておれ。全てオレ様に任せろというエリート意識丸出しの発言でひんしゅくを買っていましたが、自給率の低さに対する姿勢は、政治家としての資質すら歌わせるものではないかと思われます。

背後にいた選挙参謀が言わせたのか、河野氏自身、本心からそう考えているのかどうか、お尋ねしたぐらい引っかかりを感じています。究極の新自由主義政策ではないですか。もっと真剣に日本の行く末について考えていただきたいと思いますね。

この河野氏を支援したのが菅前総理ですが、農家出身の管氏が、いくらなんでも自給率は低くてもかまわないともとれる、こんな発言を誘導したとは思われません。しかし退任直前の管氏の発言にも看過しがたい引っかかりを感じています。

退任直前の国会での答弁と国会後の記者会見で全く同じ発言をされたので、非常に鮮明に記憶に残っています。まず国会で立憲民主党の議員から、コロナ対策の不備からコロナの異常な猛拡大を招いたことの責任を問われた管氏は、猛拡大下での感染者に占める死者数は、それ以前の割合より遙かに低いことを数字(数字までは覚えていませんが)で示して、対策は万全だったと答えていました。その後の記者会見の場でもほとんど同文だと思われるような答え方をしていました。

五輪開催後、コロナはそれ以前(100人未満/日)の数十倍、数百倍(2万数千人/日)もの勢いで感染が拡大しました。一方死者数は「3~5人/日」から「50~70人/日」です。感染者数が数十倍から数百倍に増えていますが、死者数は10倍前後です。割合で示せば、分母(感染者数)が圧倒的に大きくなった猛拡大後の方が、死者数の割合は圧倒的に小さくなるのは、当たり前のことです。

この当たり前すぎる数字の詐術をぬけぬけと披露した管氏に、心底寒気を感じました。国会審議では質問した立民の議員は、昨年からのコロナ全感染者総数のうちの90%以上が、そしてコロナ全死者数の90%以上が、菅政権下で発生していると指摘していました。

こうしたコロナ関連の推移を一目で把握できるような資料は見つかりませんでしたが、日経新聞の以下のデータは比較的分かりやすいと思いますので、ご紹介します。

チャートで見る日本の感染状況 新型コロナウイルス 日経新聞

確かに菅前総理も総理なりに全力を上げて対応なさってきたと思います。しかしわたしはこれまで何度か記者会見などの管氏の発言を聞きましたが、治療も受けられずに、自宅でなくなったコロナ犠牲者に関して触れるのを1度たりとも聞いたことはありません。

昨日のNHKの日曜討論では各党の政調会長が出席していましたが、共産党の政調会長(名前?)によれば、8月の自宅で亡くなったコロナ患者は250人に上るとのこと。世界一の医療機関数を誇る日本で、治療も受けられずに自宅でなくなったコロナ患者がひと月で250人も!これらのコロナ犠牲者には一言も触れず、悔やむ言葉もない前総理。

管氏はご自身の対応は万全であったと力をこめて主張なさるばかり。退任直前の記者会見では、検査技師なども注射を打てることをご自分が指示したことまで、わざわざ付け加えていましたね。不足していた打ち手の確保にもご自身が寄与したことを強調したかったようです。

実は検査技師なども注射を打つ資格のあることは、実際に動員されるよりかなり前に、「フォーNET」という雑誌に、元総務大臣なども務めた太田誠一氏が書いていました。同誌には自民党の鬼木誠氏も毎号寄稿していますし、自民党をなどの議員も購読しているはずですので、ここから情報が伝わったのではないかと想像しています。

なぜこんな細かいことまで書くのかといえば、コロナ対応を現場で請け負った面々はもとより、官僚も知らなかったのではないかと思うからです。官僚が専門的な能力よりも政治家への忖度第一に評価されるという風潮が、緊急時にも混乱を招いているのではないか。またそれ以上に、官僚そのものを排除するという菅流政治主導が、この風潮を強化してきたと思います。

しかしパラリンピック終了後のコロナ感染の激減ぶりは、喜ばしいとは思うものの、余りにも異常。専門家も理由は分からないと発言せざるをえないほどの激減ぶりです。ただ無邪気に喜んでばかりはおられないような不吉さも感じますね。

祝福なきご結婚

眞子様、圭氏のお二人は10月26日にご結婚され、同日、お二人そろって記者会見されるとのことが、1日、宮内庁から発表されました。しかし宮内庁は同時に、眞子様が小室家の借金問題に絡む誹謗中傷を受けて「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」状態にあることも公表しました。

誹謗中傷とは、「根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つけること」(デジタル大辞泉)という意味ですが、眞子様は、国民から湧き出ている疑問や批判の声を誹謗中傷、すなわち全く根拠のない悪口だと受け止められたということになります。

宮内庁は「誹謗中傷」という言葉の意味を理解して発表したのでしょうか。大いに疑問を感じる発表の仕方です。この問題をこじらせた責任の一端は宮内庁にもあるはずです。

小室家をめぐっては様々な情報が飛び交っていますが、我々国民がもっとも不可解で納得できないと感じている点を再度確認いたします。

小室親子が母親佳代氏の元婚約者A氏から400万円余の借金をしたこと。この借金は佳代氏がA氏と婚約していたが故に可能であったこと。しかし佳代氏にはもともとA氏と結婚する意思はなかった、つまりは結婚詐欺的手法で借りたお金であったということ。A氏は2年も待ったが、佳代氏には自分と結婚する気は毛頭ないことを悟ったA氏は、婚約解消を申し出た。

婚約解消後もA氏が親子に貢いだ400万余のお金は戻らなかった、佳代氏も圭氏もこのお金はもらったものなので返済する必要はなく、問題は解決済みだと公言してきた。A氏が大金持ちならともかく、定年退職した年金生活者であり、自宅まで売って親子に資金を貢いでいたことも強調しておきたい。(10/13)

以上の騒動の骨格部分はご当人たちも認めており、国民の多くも立場を超えて知っている事実です。わたしはこの事実を初めて知った時は、こんな人物が皇室に受け入れられたこと自体信じられませんでしたが、当初は、皇室批判は控えておりました。やがて冷静にご判断なされるであろうとも思っていました。

しかし時が経ち、眞子様が圭氏と完全に価値観が同じであるとの、衝撃的な事実を認めざるをえない場面に多々遭遇することになりました。仮に眞子様が、圭氏のように身勝手きわまりない男性に対して、身勝手な男だけど好きだとの思いは抑えられないという恋は盲目状態にあったにせよ、他者を慮る気持ちがわずかでもあれば、もう少し違った対応ができたのではないかと思わざるをえません。

借金踏み倒し騒動の渦中、圭氏は突如米国に留学することになりました。普通の庶民的感覚からするならば、アメリカ留学するくらいの、そんな大金があるのであれば、まずはA氏にお礼とお詫びをすべく、詐欺的手法で巻き上げた400万円となにがしかのお礼の気持ちを添えて返済するように、眞子様からアドバイスすべきだったのではないかと思います。

わたしはつい最近まで、お二人の身分の違いから細々とした話まではしていないのかと考えていましたが、お二人は完全に一体化して、発表する文書の内容にまで眞子様も関与されていたことを知り、驚愕としました。そこまでの深い関係ならば、何でもお話はできたはずです。

結婚までに時間がかかってもわたしはあなたを支えるから、恩人にはきちんと礼を尽くして返すべきものを返すことが先決ではないですかと、眞子様が圭氏を説得すべきだったのではないかと思います。

30近い眞子様がそんなご判断もできないのであれば、宮内庁がまともな判断へと導くような働きかけをすべきだったと思いますよ。宮内庁は眞子様をPTSDから守るべく、支え切れなかったことを申し訳ないとその無能ぶりを吐露しているそうですが、支えるべき方向の判断が全く間違っていたことに気づくべきです。

詐欺的手法で巻き上げた借金は踏み倒したまま、誰が出したのかの詮索は後にして、一般庶民には不可能なアメリカ留学、しかも3年も留学を続けた圭氏。そしてこの圭氏の行動を100%支持してきた眞子様。お二人は自分たちのことしか考えられない、身勝手きわまりないカップルであることが、今に至って明白すぎる事実として我々国民の前に示されてしまっています。こんなお二人を目にすると、ご結婚を祝福する気にはなれないのは当然すぎることではありませんか。しかも眞子様は国民の声を誹謗中傷ととらえ、一方的に被害者意識を募らせておられるご様子。信じられません。

もしも眞子様が圭氏を説得し、分不相応なアメリカ留学などせずに、A氏という恩人に報いる行動を取っていたならば、国民はこぞってお二人のご結婚を心から祝福したはずです。しかしそうした人としてのごく当たり前の判断もできなかった眞子様。そしてそうしたまっとうな方向へと導くようなサポートができなかった宮内庁は、古代から続く日本の長い皇室の歴史に、取り返しのつかない深い深い傷跡を残してしまったことを片時も忘れるべきではないと申し上げたい。

ここであらためて問うべきでしょう。3年にも及ぶ圭氏のアメリカ留学に必要な多額の資金はどこから提供されたのか、と。圭氏は顧問弁護士まで雇っていましたので、相当潤沢な資金が提供されていたのは明らかですが、元の法律事務所から借りたものだとの当初の話は、今では誰も信じていないはずです。

圭氏には返済無用の多額の資金が提供されていたのは明かです。眞子様が持参金を辞退なさったのも、彼には返すべき借金は存在しないということを、言わず語らずのうちに証明したものでもありました。

圭氏にお金を貸しても返してくれないということは日本中が知っていますので、たとえ10万円でも彼にお金を貸すようなもの好きはいないはず。ましてや数千万円もの多額になるとそんなもの好きは皆無、ゼロ。つまりは圭氏の留学資金は返済無用の給付金であったということです。

圭氏に提供された多額の給付金の出どころは、あらためて言うまでもなく、日本の国税以外にはありえません。しかも国会の審議も経ずに、国民には隠し通して多額の税金がこのお二人に投じられた、給付されたということです。安倍・菅政権下では官房機密費の名目で100億円近い裏金が、ひそかに浪費されています。

この中から数億円の資金が、このお二人のために流用されたことは間違いないはずです。圭氏の唐突なアメリカ留学も、この国税が大学への寄付金などの留学工作資金として使われたはず。

宮内庁は当然のことながら、圭氏の留学資金の出どころは知っているはずです。彼に資金を提供するようなもの好きはいないとはいえ、素性不明な怪しげな資金で留学したとなると大変なことになるわけですから、宮内庁の職務としても資金の出どころは把握すべきですし、把握しているはずです。

彼の留学資金が官邸から出されていることは、秋篠宮様にも天皇陛下にも上皇様にもひそかに伝えられていたと思われます。当然、眞子様もご存じだったはず。巨額の資金でバックアップされていることも、眞子様の強固な姿勢を支えてきたはずです。

徒手空拳、ほんとうに何もないところから新生活を始めざるをえないという状況であったならば、眞子様も多少は冷静になって考えられたかもしれませんが、アメリカでの新生活に向けた準備が着々と進められている中では、気分は高揚する一方だったと思います。しかもそれらの資金は返済無用!

圭氏の留学資金は圭氏一人を潤しただけではなく、眞子様にも多大な期待と希望をもたらしたはず。お二人に投じられた多額の資金は、直接的には誰の懐も傷まない公金が投じられたのは明らかですが、この事実をぜひ国会で明らかにしていただきたい。日本の公金を使って皇室の解体が企まれているわけです。モリカケ問題以上に重大な事態です。(*注1↓)

しかしマスコミは、圭氏の留学資金がどこから出たのか、この重大な謎について調査すらしていません。それどころ、最近はお二人の結婚を祝福するような記事やニュースが目につくようになっています。NHKはその筆頭ですが、ローカルのRKBラジの櫻井浩二インサイトでも、つい最近、立て続けに眞子様のご結婚を批判する人々を批判する放送が流されました。

どうしてこの重大事に、マスコミは芸能記事めいたニュースしか流せないのか。なぜ、圭氏のNY生活を支えた多額の資金の出所を突き止めようとしないのか。国会とマスコミは、この重大疑惑を明らかにせよ!

財務局は文書開示を拒否

*注1 10/12公開数時間後に追記   本ブログを公開して数時間後に、「学校法人森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自殺した同省近畿財務局職員赤木俊夫さんの妻雅子さんによる行政文書の開示請求について、同局は12日までに不開示決定をした。」(時事通信)とのニュースを目にしました。

そこで急遽、追記をいたしております。上記の「 モリカケ問題以上に ・・・」という一文は、赤木雅子さんを傷つけかねない内容だったからです。削除しようかと思いましたが、そのまま残して、あらためてこの問題にも触れることにしました。

森友学園問題についてはこれまでも何度も取り上げてきましたが、旧葦の葉ブログ人間公害、籠池夫妻、と森友文書と財務省には詳しく解説しております。 森友文書と財務省 には近畿財務局に保存公開されていた文書を読み解いて、近畿財務局は森友学園には一切便宜を図っていないことを、残された記録を基に解説しております。

ここまで関連文書を読んでこの問題の真相を明らかにしたのは、本ブログ以外にはないと断言いたします。マスコミも野党も、もっとも重要な一次資料には当たらずに、部分的な改竄箇所だけをピンポイント的に見つけ出しては、改竄改竄と騒ぎ立てるだけで、原本の内容そのものを検証した形跡すらありません。その中身のない空疎な改竄騒ぎを「モリカケ」と揶揄したのですが、言葉だけを見ると、奥様をも侮辱したようにも誤解されかねませんので、追記を書いている次第です。

赤木氏は、常軌を逸した籠池夫妻を相手にしつつも国益に沿った対応をしてこられたわけですが、公文書改竄を拒否して自殺なさいました。しかし、籠池夫妻とのやり取りを記録した原本をきちんと読めば、改竄せずとも、原本そのもので、森友学園には一切便宜を図っていないということは100%証明することはできたわけです。

本省財務省は、きちんと原本を読まず、改竄を指示し命令したわけですが、この命令は、赤木氏にとっては二重の意味で屈辱だったと思われます。

一つ目は、公務員としては絶対にしてはならない公文書の改竄を命じられたこと。赤木氏にとっては、この命令は公務員である自らを否定することに外ならなかったはずです。二つ目は、赤木氏自身は、改竄せざるをえないような不正な仕事はやっていない。にもかかわらず改竄を命じられたとなると、あたかも自分が不正な仕事をしたかのような状況を生み出すことになる。

公務員として誠実に仕事を続けてこられた赤木氏にとっては、とうてい受け入れることのできない命令だったのは当然だったと思います。ただその思いの帰結が、自らの命を絶つという選択であったことには、無念さと無残さと、言葉にはならない諸々の思いがこみ上がってきます。

残された奥様のお気持ちは何をもってしても癒やされることはないと思います。せめてご主人を死に追いやった事の真相を知りたい。その一心で財務省にも文書の開示を求められたのだと思いますが、財務省、財務局は、いったい何を隠そうとしているのでしょうか。これ以上、日本国の芯を腐らせないためにも全てを開示せよ!

なお、絣プラスも更新しました。最新号は「KIMONOプロジェクトをめぐる怪」。SNSでもお知らせいたしましたが、あらためてご案内させていただきます。こちらも奇々怪々のお話です。