当初の予定では、デジタル庁のGoogle依存の謎の続編を書くつもりだったのですが、トヨタの豊田章夫会長までもが強力にバックアップすることになった、白鳳の引退騒動を急遽取り上げることにいたしました。やったモン勝ちの、手段を選ばぬ不正のこれ以上の蔓延を阻止するためにです。
目次
1.トヨタ豊田章男会長の「無礼」
という、世界を代表する大トヨタの豊田章男会長に対して、思わず知らず無礼極まりない表現を使ってしまいましたが、なぜこれほど無礼な表現を使ってしまったのか、我ながら驚きかつ畏れおののきながら書いております。
ではなぜ、これほどの無礼きわまりない言葉を使ってしまったのか、まずはその事情からお話させていただきます。
白鳳が相撲協会を退職し、「世界相撲グランドスラム」なる興行を始める予定であることや、トヨタの豊田会長がこの相撲興行を全面的に支援すること、並びに、白鳳がこれらの興行を実施するための新会社「白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社」を設立することなどは報道で知っておりました。ちなみに、「ダヤン」とはモンゴル皇帝のお名前だとのこと。
これらの報道では全て、白鳳を優勝45回、歴代最高の成績を残した大横綱としてほめたたえていました。加えて、この大横綱を追い出した日本相撲協会に対する批判が、「いびり出し」や「外国人差別」といった類の、部屋閉鎖時と全く変わらぬ批判の声もあふれていましたので、近々批判記事を書く予定にしていました。
しかしわたしとしてはその前にまず「デジタル庁のGoogle依存の謎」の続編として、日本の歴代政権によるデジタル無策批判を公開し、その後に白鳳問題を取り上げる予定にしていました。優先順位としては、政府に対するデジタル無策批判が先でした。
ところが一昨日(6/19)、ネットでニュースを見ていたところ、豊田章男会長が昨年、日本相撲協会に提供した、優勝力士が乗車するトヨタの優勝パレード用センチュリーSUVの、継続使用を断る意向を示したというニュースを目にして仰天。豊田会長は白鳳を盛り立てるために、日本相撲協会にこれほどの無礼を働くのかと、驚きを通り越して怒りすら覚えました。
ちょっと調べてみると、白鳳と親しくしていた豊田会長が、白鳳の要望もあって、世界で1台という、特注の最高級車センチュリーSUVのオープンカーを造り、優勝パレードで優勝力士が乗るオープンカーとして提供したという。
相撲協会を退職して「世界相撲グランドスラム」を実施するという白鳳を、豊田会長が支援するというのは、個人や企業の判断なのでそのことだけを取り上げて豊田会長を批判する気持ちは毛頭ありませんでした。
しかし、豊田氏が白鳳の言い分だけ(or同趣旨の報道したメディア報道だけ)を基に、日本相撲協会を批判しただけではなく、自ら日本相撲協会に提供した優勝パレード用のセンチュリーの使用禁止の申し入れを株主総会で表明したことを知って、豊田氏はここまで日本相撲協会を侮辱するのかと、驚愕するとともに怒りが湧き上がってきました。
大相撲Vパレードカー使用に“待った?”豊田会長は引き取り示唆、トヨタは「協会と協議します」
[2025年6月17日5時1分] 日刊スポーツ
豊田氏は、事実を冷静に確認せずに、日本相撲協会は不当にも白鳳を追い出したという空気間を醸し出した白鳳の演出に乗って、日本相撲協会を侮辱するというこの上もない無礼を働かれました。豊田会長はこれほどの侮辱が何を意味しているか、考えたことがあるのでしょうか。
日本相撲協会にとってもトヨタにとっても、組織発足100周年を記念して作られたというまさにシンボルそのものであるセンチュリーを、提供開始から半年経つか経たないかの時期に、白鳳に変わって制裁を加えるかのような形で、突如、使用禁止を日本相撲協会に申し入れるとは、余りにも常軌を逸しています。
豊田氏は白鳳を称える余り日本相撲協会を平然と足蹴にしたわけですが、これは日本の多くの相撲ファンをも足蹴にしたことに外なりません。しかも株主総会でその意思を表明なさった。つまり豊田氏個人としてではなく、トヨタの会長として正式に表明したということです。今後トヨタとしては、日本相撲協会には協力しないと判断せざるシチュエーションでの絶縁宣言です。
トヨタをはじめ日本の自動車産業は、日本経済の屋台骨として多大な貢献をしてこられてきましたが、主戦場のアメリカではトランプ大統領の再登場で波乱、混乱続き。おまけにトランプ大統領は特に自動車を目の敵に対外圧力を強めていますので、トヨタをはじめ日本の自動車業界も苦しい状況に置かれています。
そんな折も折、白鳳による「世界相撲グランドスラム」構想が急浮上。このグランぢスラムでセンチュリーが披露されるならば、トヨタにとってはどんな媒体を使った宣伝よりもはるかに効果抜群の宣伝の機会を手にします。おそらく豊田会長は、その最高の利点を十分に認識なさっていたはずですし、トヨタが社を挙げて白鳳と世界相撲グランドスラムを支援するのも、ある意味、当然といえば当然すぎる判断でもあったと思われます。
しかし「世界相撲グランドスラム」は、宮城野親方処分と日本の伝統文化でも指摘していますように、古事記(8世紀)の時代から、あるいはそれ以前から神事として行われてきた長い歴史を内包する日本の相撲とは、全く別種の格闘技の誕生であるとの認識を持たざるをえません。
好き嫌いは別にして、まず両者の違いを認識した上でどうするか。それぞれ独立してやるというのが最も軋轢の少ない方向かと思いますが、白鳳と豊田会長は、一方的に日本相撲協会を悪者に仕立て上げ、白鳳を被害者だとのシナリオを捏造して白鳳への同情を一気に呼び寄せるという、部屋閉鎖時と全く同様の、実に浅ましい手法を駆使しました。その狙いは日本相撲協会をつぶして、白鳳が日本の相撲界を牛耳る体制を築き上げること。これを究極の目標にした騒動であることは間違いありません。
部屋閉鎖時との唯一の違いは、今回の白鳳の退職騒動には、世界の大トヨタが極めて露骨に白鳳に加担して、日本相撲協会をつぶし、あるいは弱体化させ、日本の相撲界を白鳳が牛耳る体制を作る工作にまで加担したということです。
その結果、トヨタは車を売るための新しい市場開拓に乗り出す、絶好の機会を手にするということです。トヨタ自動車とトヨタが初めから、白鳳による日本の相撲乗っ取り構想を描いて行動したのかどうかは分かりませ。構想者は他にいるはずだと思われますが、結果としてトヨタは、白鳳による日本相撲乗っ取り構想の強力な共演者になったことだけは明白な事実です。
ちょうどこの白鳳騒動の渦中に、ホンダが、国内では民間初のロケット離着陸テストに成功という大ニュースが飛び込んできましたが、白鳳騒動の報道の陰でこの快挙も影が薄められてしまいました。
民間で国内初の快挙! ホンダがロケット離着陸テストに成功 じつは4年前に社長が明言
2025.06.18 乗りものニュース
6月初めには国内初のホンダ車による、手放し運転(部分的無人運転)成功の大ニュースもありました。しかしホンダによる日本初の連続快挙ニュースよりも、トヨタ・豊田会長による白鳳支援のニュースが圧倒的な力でもって報道され続けています。
おそらく営業戦略としては、豊田会長主導による白鳳と組んだ新市場開拓手法の方が速効性はあるかと思われますが、日本の自動車メーカーとしては、長い歴史をもつ日本の相撲を、白鳳と同調して、問答無用とばかり叩き潰すことが倫理的に許されるのかどうか、この点は厳しく問われるべきだろうと思います。
そこで問題になるのは、日本相撲協会はほんとうに白鳳を「いびり出し」たのかどうか、だと思います。
わたしが白鳳の退職報道に接したのは最近のことですので、騒動になる前はどうであったのかはネットで調べるしかありませんが、幸い「現代ビジネス」にいくつか残っていました。
【スクープ!】元横綱白鵬が相撲協会に「退職届」を突きつけていた! あまりの自己チューぶりに「洗脳説」まで浮上 公開日:2025/05/29 現代ビジネス
元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後
公開日:2025/06/03 現代ビジネス
上記記事を読むと、日本相撲協会の八角理事長は、今年の11月場所後に、宮城野部屋復興に向けた準備を進めており、白鳳にもその旨通達済みだったという。にもかかわらず、白鳳はこの通達を受けた後退職届を出したとのこと。
あと半年もしないうちに宮城野部屋閉鎖が解除になるにもかかわらず、それを待たずに白鳳は退職届けを出したことになります。しかもよりによって、大の里の初優勝というオメデタ日に。白鳳の陰湿さが伝わってきますね。
退職届けを出しただけならまだしも、白鳳は、何時まで経っても部屋の閉鎖が解除されないという、相撲協会にさもいじめられ、いびり出されたかのような印象、雰囲気を醸し出し、相撲協会が差別主義者の悪者、自分は被害者だという演出に大成功しました。おまけに大トヨタまでもがこの演出を補強。
白鳳があと半年我慢すれば、晴れて部屋も再興されるわけですが、そうなると、白鳳は現在の相撲協会の方針に従って部屋の運営をし、親方として弟子たちの指導をしなければなりません。
しかし白鳳は、宮城野親方処分と日本の伝統文化にも書いておりますように、日本相撲協会や日本の相撲が受け継いできた様々なルールや基準や慣習よりも、自分の基準や価値観を最上位において相撲人生を送ってきています。ルール破りも平気の平左。
親方時代にも1年目で理事選に出馬しようとしました。通常は親方になって10年経ってからの出馬が暗黙のルール、慣習になっているそうですが、白鳳はそれをも無視。ただ、出馬には何人か推薦人が必要だったそうですが、推薦人が一人も集まらずやむなく理事選出馬を断念。
また部屋の閉鎖の例としては、過去には、木瀬部屋が暴力団にチケットを回したとの事件を起こしで閉鎖になったそうですが、2年で閉鎖が解除されたそうです。閉鎖された部屋の解除までは2年というのが暗黙のルールになっているらしいですが、宮城野部屋は、今年の11月場所後には閉鎖解除が予定されていたという。さらに相撲の歴史をたどるならば、暴力事件を起こした力士は即刻解雇されたという例もあります。
要するに白鳳は、相撲協会の一般的な基準やルールに従う意思はほとんどなく、日本の相撲界に身を置きながら、日本相撲協会の基準を排斥して自分の基準で采配できる世界を作ろうしたわけです。
その際、日本相撲協会を弱体化させることができたならば、白鳳は、日本の相撲界を名実ともに完全に牛耳ることができますので、部屋の閉鎖解除前に強引に退職届けを出して、日本相撲協会を悪者に仕立て上げた退職騒動を演出したというのがわたしの見立てです。横綱時代から親方時代の白鳳の行状を見れば、これ以外の解釈はありえないはずです。
白鵬の退職理由の一つに、照ノ富士の配下に置かれることに反発したからだとの観測記事もありますが、白鳳にとっては照ノ富士の配下よりも、日本相撲協会の配下でその指示に従わざるをえない、現在の日本相撲協会の体制そのものを拒否したいというのが本音だと思います。
今回の退職騒動は、「われこそはスモウだ!」という白鳳のその本音を具現化する、最高の機会とすることに大成功したわけです。
しかし白鳳のこの悪辣な企みを知ってか知らずか、マスコミやライターの多くもこの白鳳の演出に乗かった報道をして、白鳳の演出を助けました。もちろん、その背後には大トヨタの強力なバックアップがあての大成功だったわけです。以上が、白鳳は背後で誰かに操られているのではないかとの疑惑すら招いた、白鳳退職大騒動の真相です。
2.横綱白鳳のやったモン勝ちの汚い手口
今回の退職騒動でも、45回優勝の歴代横綱最高位の成績を残したとの、白鳳の偉業を称える記事が氾濫していました。しかし45回の優勝は実質をもった優勝ではなかったことは、宮城野親方処分と日本の伝統文化でも指摘していますが、ここであらためて、簡単にその検証をすることにいたします。
白鳳の横綱在位期間は2007年から2021年までの14年間ですが、相撲技として正規に認められた戦法で優勝したのは半分ぐらいだったと思います。
白鳳は正規の相撲技の一つ、かちあげと称しながら、特注の硬い硬いサポーターを何重にも巻いた凶器を使って、相手力士を血まみれにするほどの汚い手を使って勝つという違法、不正戦法を恥ずかし気もなく使い続けましたが、使い出したのは、2014年前後の頃からではないかと思います。
白鵬のサポーターはかち上げ対策でいつから?遠藤の流血動画が話題!
2019/12/01 トヨトミ城
上記記事には、白鳳の凶器と化した特注のサポーターの実物が写真で紹介されていますが、白鳳がこの特注の凶器を使い始めたのは、2015年11月に死去された北の湖理事長時代からです。(上記記事から拝借した、アイキャッチ画像をご参照ください。)
北の湖理事長は現役時代、強すぎて嫌われるほどの強い横綱でしたが、嫌われても動じず堂々と厳しく勝負に挑むお相撲さんでしたので、白鳳の汚すぎる手口を禁止せずに黙認していることが不思議でなりませんでした。
いくら汚い手口だとはいえ、1,2回ぐらいならば、北の湖理事長に不信感を抱くほどにはならなかったと思いますので、遅くとも前年の2014年ぐらいから始まっていたのではないかと思います。とするならば白鳳は、横綱在位中、半分の後半7年ほどの間は、特注サポーター凶器を使った汚い手を駆使して優勝を奪い取ったと言っても過言ではないはずです。
凶器と化したサポーターについてはしばしば問題になりましたが、以下の外国人力士であった小錦、武蔵川親方のお二人の話の中には、盲点を衝くような鋭い指摘があります。
小錦と武蔵川が考える外国人横綱の“品格” 「白鵬はまるで『ビンタ』しているみたい。横綱相撲ではない」
2021/09/26 文春オンライン
白鳳はサポーターを巻いてはいるけれど、ケガはしていない、痛くはないはず。なぜなら、本当にケガをしていて痛いのあれば、サポーターを巻いたその痛い肘で相手を突き上げたりできるはずはないから、というものです。
言われてみると、単純明快、確かにそうです。とするならば、白鳳は凶器そのものであるサポーターを使って相手力士に傷害を加えることを意図して土俵に上がっていたことになります。これは、日本相撲協会による裁可ではなく、警察に突き出す類の傷害罪、犯罪そのものです。
また、上記のお二人の対談では、白鳳のサポーターで突き上げられたり、殴られたりすると脳震盪を起こして、その後の相撲人生(ということは、人生そのもの)にも多大な影響を与えるとの指摘もなされています。
嘉風は、この凶器サポーターでなぐられて眼窩骨折まで起こしています。暴力行為そのもの。相撲ではないのは明らかです。
稀勢の里も、白鳳の凶器以外のなにものでもないサポーターで激しく痛みつけられています。わたしは、稀勢の里が白鳳のこの汚い戦法に対して、一言も批判めいたことを口にしないことにはがゆさを感じていましたが、稀勢の里は、度重なる白鳳の凶器を使った痛めつけに遭い、横綱優勝後には長期の休場を余儀なくされ、ついに引退決断に至っています。
しかも白鳳は、凶器を使った攻撃だけではなく、負けた力士をさらに痛めつけるために、土俵下に殴り落とすという悪辣きを発揮。土俵下に座っていた井筒親方の足の指を骨折させたこともありました。
相撲技でライバルに勝つのではなく、ライバルに傷害を与えることも厭わずに身体的に痛めつけて、ライバルを土俵から排除するということを繰り返してきたのが白鳳です。
加えて、白鳳は頻繁に休場を繰り返しています。この点についても上記のお二人は、白鳳は「なぜ何度も休場できるのか」との疑問を呈しています。白鳳以外にも休場を繰り返す横綱もいましたが、白鳳と他の横綱との休場には決定的な違いがあると指摘しているのが、以下の記事です。
2020.11.14 NEWSポストセブン
白鵬、鶴竜の「休みすぎ」には歴代の名横綱と決定的な差が
上記記事によれば、白鳳以外の横綱は、土俵上での負傷で休場やむなしとの状況下で休場していますが、白鳳はそうした類の負傷は皆無。にもかかわらず頻々と休場。他の力士は6場所という過酷な環境下で場所に臨んでいますが、白鳳は他の力士の何倍もの休養日を得て体を十分にやすめた後土俵に上り、凶器を使って勝利を奪うという悪辣至極な土俵を繰り返し、「45回の優勝」をもぎ取ったわけです。
こんな白鳳の「優勝」が本当に優勝だといえるのでしょうか。白鳳の優勝45回はほめたたえられるどころか、45回の優勝を全て剥奪すべきだと思います。にもかかわらず、45回の優勝とほめたたえる日本のマスコミ陣。正義の回復をどこに求めたらいいのか、途方に暮れるばかり。
お金にも汚い白鳳
また、土俵外のことですが、白鳳は東日本大震災の被害地支援にも力を入れていることも話題になっています。しかしこれに関連しても大疑惑あり。一言触れることにいたします。「週刊文春」の記事を基にしたものです。
宮城野親方処分と日本の伝統文化でも取り上げていますが、この大震災を受けて、大阪で関西経済界による被災地支援のためのチャリティパーティが開催されました。ちょうど大阪場所が3月10日から3月24日まで開催されていたからだと思われますが、白鳳がゲストとして招かれたという。
白鳳がゲストということで、人も寄付金もかなり集まったと思われますが、白鳳はなんと、この寄付金を持って帰ったという。ゲスト白鳳は、チャリティパーティの盛り上げに貢献したとは思われますが、白鳳のために集められた寄付金ではありません。それをまるで自分のためのモノでもあるかのように、全額持ち帰ったとは!開いた口がふさがりません。
この文春記事は、大きな見出しの単独記事ではなく、10個ぐらい寄せ集めたニュースの一つとして紹介されていましたので、記事としては、見逃す人もあったかもしれないような扱いでした。
そこでわたしは、この恥ずべき白鳳の行為を広く知らしめるべく、この記事をブログで紹介しましたので、閲覧者はかなり増えたはずです。その後、白鳳が被災者支援に力を入れているニュースを目にしましたが、大阪・関西の経済界が集めて白鳳がポケットにいれた寄付金は、そっくりそのまま被災地に手渡されたのかどうかは全く不明です。
通常、有名人が寄付をした場合、金額も含めて報道されますが、その種の報道はありません。白鳳は、自分のポケットに入れた寄付金の大半は寄付をせずに、着服したままではないのかと疑いたくなるような状況です。
一般の個人ではなく関西の経済界による寄付ですので、総額はかなり巨額なはずですが、主催者である関西経済連が管理すべき寄付金を勝手に持ち帰った時点で、白鳳の寄付金着服疑惑は確定的ですね。仮に一部を被災地に寄付したとしても、白鳳個人の寄付として自分の売り込みに利用したはず。
白鳳は、土俵の上で汚い手を使うだけではなく、お金にも底なしに汚いということです。
3.狙われる日本の相撲
今回の白鳳の退職をめぐる大騒動の、表向きの強力な支援者はトヨタの豊田会長ですが、その背後には真の支援者ともいうべき存在がいるはずです。すぐには誰とは特定することはできませんが、世界相撲グランドスラムという大事業構想を、白鳳が一人で企画立案したとは思えません。陰には、知恵者がいるはずです。
また、これまで述べてきたように、今回の退職騒動は、日本相撲協会の弱体化をも狙ったものでもあるわけですが、当然のことながらおそらく、相撲協会の弱体化も白鳳を陰で支える知恵者の意向でもあるはずです。
となるとなおのこと、その知恵者が誰か気になるところですが、今のわたしにはそれをかすかに類推させる傍証的なものしかご紹介できません。
その一つは、宮城野親方処分と日本の伝統文化でご紹介した、白鳳批判のXへの投稿妨害です。この妨害はわたしのPCを常時見張っている人々が下手人であることは明らかですが、わたしのPCを常時監視しているのは、日本人ではないことだけは断言します。
事実は小説より奇なりでもレポートしておりますように、わたしは30年以上もの長きにわたって、統一教会や韓国人に監視され続けてきました。
さらに広く知られているところですが、韓国では日本の相撲は韓国由来だとの根拠なき捏造話が事実であるかのように信じられています。
関連して思い出すのは。歴史は平安時代にまでさかのぼるという相撲の神様とも呼ばれた、相撲を司る吉田司家の消滅です。吉田司家については次の記事が詳しいですが、同家は2005年に建物のみならず、何百年も間受け継がれてきた相撲関連の神事を含む、大量の宝物の全ても消滅させられたという。
吉田司家の話 ベニシアさんの四季の庭
ご当主が野球賭博にはまって借金がかさんだことがみ、全てを手放さざるをえなくなったそうですが、この吉田司家倒産という事件の背後には、闇のフィクサーと呼ばれた許永中がいるとのことです。
(*6/22 追記) とご紹介しましたが、よくよく読むと、ご当主が野球賭博にはまって大借金を抱えた時期(1986年)と吉田司家が物理的にも地上から消滅した時期(2005年)とがかなり離れていることに気づきました。19年もの開きはかなり大きい。
そこで、上記ブログから問題となる箇所を引用させていただくことにしました。
まずは吉田司家の広大すぎる敷地を含む数字では表現できないほどの非常に高い、その資産価値を具体的に紹介した個所からの引用です。赤字は引用者が着色。
かつて司家の屋敷は熊本市北千反畑町(中央区)の藤崎八旛宮参道脇にあり、土地約1000平方メートルの敷地に吉田追風の住宅、天照大神・住吉大神・戸隠大神の三神(十三代吉田追風が相撲関係者の崇拝神として定めたという「相撲三神」)を奉斎した神殿、吉田司家宝物館、土俵など建物計約200平方メートルがあったが、2005年(平成17年)2月に土地・建物が熊本地方裁判所にて競売にかけられ、穴吹工務店(高松市)に約2億円で売却された。建物はすべて取り壊され、跡地には同社のマンションが建設された。参道に面したマンション敷地内に「吉田司家跡」の石碑が存在する。宝物館には多数の相撲関係資料や美術品等が所蔵されていたが、その行方について日本相撲協会は「現在どうなっているか、まったく分からない」と述べている。(吉田司家の話)
「1000平方メートルという広大な敷地、天照大神・住吉大神・戸隠大神の三神の「相撲三神」をお祭りした神殿、吉田司家宝物館、土俵など建物計約200平方メートル。」
上記の一文からは、かつて、1986年までは吉田司家で横綱の授与式が行われたという、まさに相撲の神様そのものであった司家の威容がしのばれますが、この司家が一気に地上から消されたのが2005年です。
それを記した箇所を以下に引用します。
1986年(昭和61年)5月、借金問題など司家の経営上の不祥事により、25世吉田長孝と春日野理事長(当時)との会談で、横綱授与の儀式を全面的に協会へと委ね、当面は協会との関係を中断する旨を双方了解した。
なお、1983年(昭和58年)7月に推挙の第59代横綱隆の里俊英までは司家も推挙式に臨席し、毎年十一月場所後に司家の土俵での奉納土俵入りが行われていたが、関係中断によって1986年7月に推挙の第60代横綱双羽黒光司以降、司家は推挙式には臨席せず、司家土俵での土俵入りも事実上の廃止となり、行われなくなった。これに伴い、司家が学生横綱に絹手綱を授与する儀礼も、事実上廃止されている。(吉田司家の話
つまり、1986年にご当主の野球賭博での大借金が理由で、長年続いてきた司家と大相撲との関係が事実上終焉。それから19年後に司家そのものが、相撲の三神や数々の宝物共々全てがご当地からは消されたということです。以下、昨日公開した文章に続きます。(*6/22 追記)
実は、後から振り返れば、司家倒産の半年ほど前に、西日本新聞夕刊の一面に、吉田司家関係の記事が大きく掲載されていました。お屋敷の前に立ったご当主の奥様の写真入りで、吉田司家が地域の方々と一緒になって、町おこし事業を始めたことを紹介した、かなり大きな記事でした。
お着物を召した美しい奥様が、笑顔で町おこしについて話しておられた記事を読んでから半年後ぐらいの頃、突如、司家が倒産、閉鎖されるとのニュースが飛び込んできました。もう、ビックリ仰天。
後々になって、ご当主が野球賭博で大借金を作って倒産したことを知りましたが、倒産を余儀なくされるほどの大借金を抱えていた渦中に、奥様が笑顔で町おこしのお話をなさるのだろうかとの疑念が消えず、この記事の記憶は今なお鮮明です。
わたしは当時から、これは日本の相撲の歴史を盗もうとする輩による仕業でないかと疑っていましたが、当時は自分自身(葦書房)の大借金返済に追われていましたので、この事件を詳しく調べる暇もありませんでした。今あらためて考えると、やはり不自然な倒産であったとの思いを強くしています。
吉田司家が文字通り潰された後、しばらくNPOのような非営利組織が宝物類を管理していましたので、背後に許永中氏がいたとは想像もしていませんでしたが、やがてそのNPOも消滅。宝物類の行方が心配でしたが、倒産後の宝物の所有者は許永中氏であったことを、さっき読んだ関連記事で知ったばかりです。
不可解な倒産の後にNPOが介在して、やがて全てが消滅するという成り行きは、AI敗戦と大学法人化「6.医療系大学と統一教会」でご紹介した、大きな民間病院であった沼田病院の突然の閉鎖から消滅にいたる流れと酷似していますが、吉田司家には平安時代から続く、非常に貴重で価値の高い大量の宝物がありました。
これらの宝物類は某宗教団体が管理しているそうですが、宝物は、某宗教団体が許永中氏から購入したのか預かっているだけなのかは不明ですが、おそらく購入したのでしょう。許永中氏が無料で某宗教団体に宝物類を預ける理由が見つからないからです。ただ、これほどの宝物を購入できる宗教団体は限られているはずです。
許永中氏は在日韓国人ですが、詐欺事件で日本で服役中に、ひそかに韓国の刑務所に移送され、刑期満了前に仮釈放され日本で活動を再開したという、韓国政府に保護されているようなその経歴を考えると、許永中氏は日本の神事の歴史にもかかわる相撲のお宝を、統一教会の韓国本部に譲渡したのではないかと思われます。少なくとも、日本の宗教団体ではないことは明らかです。
実は、吉田司家が消滅させられ、宝物を管理していたNPOも消えた後、九州国立博物館で、韓国の古墳模型の展示コーナーに突如、古代の韓国(朝鮮半島)で行われていたという、相撲の壁画の模写が展示されていました。
韓国で相撲が行われていたという証拠は皆無であるにもかかわらずに、突然の捏造展示。わたしはすぐさま批判ブログを書きましたが、その後、この展示は下げられ、これまでのところ、この捏造品には再見していません。ただし、わたしは最近は博物館にはほとんど行ってませんので、最近の様子は分かりませんし、知りません。
韓国は、盗品でも自国のものだと平然と言い張る厚顔無恥な国ですので、相撲の起源は韓国との捏造主張を裏付ける品々も、手段を選ばず収集し、捏造を続けるはずです。
韓国のこのゆがんだ国家願望が、日本の相撲の現場そのものをも襲い、日本の相撲の長い伝統をも破壊するほどの工作へと進む可能性は極めて高い。今回の白鳳の退職騒動が韓国の国家願望に直結する破壊工作だとまでは断定できませんが、日本相撲協会や日本の相撲界が、この騒動で受けたダメージを深刻には受け止めずに放置するならば、日本の相撲への破壊工作は今後も容赦なく続くはずです。
日本の相撲は長い歴史と伝統があるとはいえ、親方個人に委ねられた現在の部屋制度は、かつてはありえなかった外部からの破壊工作には非常に弱いのではないか。
貴乃花のように、奥さんが力士と一緒の部屋暮らしを拒否したり、離婚したりした場合は、部屋の運営は難しいはず。個人に全面依存せずに済む、もう少し近代的な制度に変えることも考える時期にきているのではとも、素人ながら思います。
その他にも多々再考すべき問題、課題はあるのではないかとも推測されます。相撲界では、名解説でファンクラブができるほどの人気を誇っていた北の富士さんが急逝されました。わたしは、宮城野親方処分と日本の伝統文化で、北の富士さんが白鳳の汚い取り口を厳しく批判した記事を紹介したのですが、その後しばらくしての急逝。
【北の富士コラム】白鵬には愛想が尽きた…44回も優勝してもまだあのような汚い手段で優勝したいのか
2021年7月18日 中日スポーツ
わたしは自分のブログで、北の富士さんの白鳳批判記事を紹介したことが災いしたのではないかとずっと気になっていましたが、わたしがブログで紹介する前から、北の富士さんはご病気で入退院を繰り返されていたことを知って、罪悪感からは少しは解放されました。とはいえ、日本の相撲界では、白鳳批判はそれほど危険な側面をもっているということです。
容赦なく白鳳批判をなさった北の富士さんも、理事長選絡みで、早くから日本相撲協会を退職されていたそうですが、八角理事長の師匠でもあり、日本の相撲を支える強力な力を持ったお一人でした。他にも重鎮と呼ばれる方々が亡くなっておられます。
世代的断絶が生じる前に、相撲の伝統を守りかつ時代の変化にも対応できるような、強靭な体制を徐々にでも進めることが、相撲の未来を強くするのではないかと思います。
白鳳の世界相撲グランドスラムもどんどんおやりになればいいと思いますが、白鳳には、日本相撲協会や日本の相撲を破壊する必要も必然性もないはずです。そもそも白鳳にはそんな権利はありません。それぞれがお互いのフィールドで、存分に力を発揮すればいいのでは、と思います。
白鳳の顔が激変
ところで、皆さんお気づきかと思いますが、白鳳さんのお顔が最近急変していますね。
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両者の違いは一目瞭然。整形手術されたのではと思うほど、まるで別人のようです。しかし白鳳さんが整形手術されたというニュースはありませんし、そもそも白鳳さんが整形手術をするとは100%ありえませんね。最近の写真はみな、右の写真の系統です。
となると、整形手術以外による大変身。わたしとしてはここで即座に連想するのが、異形のAIとセックスでご紹介した、セックスツール使用の結果もたらされる顔の激変効果です。おそらく白鳳さんも、このセックスツールの体験者だろうということです。
市販はされていないこの特殊なツールを白鳳に提供したのは誰か。おそらく、白鳳の陰の知恵者、韓国系の方ではないかと思います。
そんなものは使っていないのであれば、整形手術をなさったと判断せざるをえませんが、白鳳さんの顔の、beoreとafterの顔の激変ぶりからもその背後事情を推測できるのではないかと思います。参考までにご紹介しました。
4.国内外の保身政治家 6/22
正常な判断力を持たないトランプ大統領は、ついに。イスラエルによるイラン攻撃に直接加担、イランの核施設3か所を攻撃したという。イスラエルは、ガザに対しては攻撃できる対象がないほどにガザを破壊し尽したことから、今度は戦線をイランにまで拡大。トランプ大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相の手先となって、米国自らがイラン攻撃まで始めたらしい。
ネタニヤフ首相は、この攻撃成功に対してトランプ大統領に「おめでとう!」との祝福のメッセージを送ったとのこと。狂気の二人の指導者。
わが身の保身のために他国で虐殺を続けるネタニヤフ首相は、ユダヤ人はホロコーストの犠牲者だと主張する資格はありません。ネタニヤフ氏自らが大量虐殺者そのものだからです。
正常な判断力を持たないトランプ大統領には、言葉を発すること自体に虚しさを感じますが、トランプ大統領は、大量虐殺者ネタニヤフ氏の、唯一最強の支援者に成り下がっているご自分の姿を客観視すべきです。
わが身の保身以外に関心のない政治家と有権者の責任
日本では国会が重要法案を残したまま閉会しました。特に問題とすべきは、議連が出した再審法の改正案を審議もせずに廃案にしたことです。冤罪で罪なき人々の人生を破壊することがどれほど残虐無残なことか、法案に反対した自民党議員の皆さんは考えたことはないのですか。
反対する自民党議員の言い分は、法の改正は専門家に任せるべきだというものですが、その専門家がいかに残忍に犯罪を捏造するか、その典型例ともいうべき大川原機工事件では、検察幹部が自分の出世欲のために、きわめて意図的に犯罪を捏造するという恐怖の事実が、つい最近明らかになったばかりです。
この事件では、冤罪被害者のお一人が獄中で亡くなっています。検察の責任だけではなく、政治家の責任も問われています。この事件に心傷まない政治家は政治家の資格はなし。
自分の保身以外には全く興味も関心もない自民党議員の面々にとっては、裁判で無罪になったからいいではないかと思うかもしれません。しかし、初めから無罪であることが明白である国民に対して、意図的に罪を捏造するという捜査機関をそのまま温存するのは、政治家の責任放棄ではないですか。
大量虐殺の有無については違いはあるものの、わが身の保身以外には何も関心を持たないという点では、ネタニヤフ氏と法案に反する自民党議員の皆さんとは心性においては共通しています。
同時に、こんな首相や議員を選んだ両国の有権者の見識が問われています。大量虐殺者ネタニヤフ首相や侵略者プーチン大統領を支援し続ける、トランプ大統領を選んだアメリカの有権者の見識も問われています。