葦の葉ブログ 2022-01-01T04:21:07Z https://www.ashi-jp.com/feed/atom/ WordPress https://www.ashi-jp.com/wp-content/uploads/2019/11/cropped-ashi-icon-3-32x32.jpg Hisamoto Yoshiko https://www.ashi-jp.com <![CDATA[WPは時代を映す鏡]]> https://www.ashi-jp.com/?p=4552 2022-01-01T04:21:07Z 2021-12-28T14:08:10Z 「WPは時代の」のアイキャッチ画像
アイキャッチ画像を設定しているのに、サイトトップには表示されるものの、当該ぺーじであるこの投稿ページトップには表示されません。やむなく別途ここに同じ画像を配置しましたので、環境によってはこの画像が2枚表示されるかもしれません。

令和4年年賀状の画像

前号では、WordPress(WP)のサイト異変についてご報告いたしましたが、事態はさらに悪化しています。この2週間余りの間、わたしは自由な時間の大半を、激化する一方のサイト異変と格闘してきましたが、異変の源となったWPは、まさに時代の映し鏡であると直感しています。(年賀状の下部は昨年末に更新したブログです。)

WPは時代の映し鏡と直感

今回はまず、このサイト異変の状況をご報告させていただきますが、サイト作成には無縁の方々には興味のない話題かもしれません。しかし、わたしがこの2週間余りの間に経験した、かつてないほどのレベルに達したサイト異変の有り様は、特殊な分野の特殊な事例ではなく、いわばデジタルが地球を覆い尽くすに至った、現代という時代の映し鏡の役割を果たしているのではとの直感を抱くに至っています。

この直感をいかにして言語化するか。これはこの2週間余りの間、サイト異変がわたしに課した命題だと認識していますが、この直感を言語化して広く伝えうるようになるまでには多少の時間もかかります。

本日はまず、どのような異変が続いたのか、その事実をご報告いたします。

その異変の一つですが、つい先ほどまで、葦のブログ3rdの画像リンクの一部がきれていました。昨夜から今日(12/26)の午後、この下書き原稿を書く直前まで何度もリンク切れを確認していました。

ところがところが、たった今上記のリンクを貼るために「葦のブログ3rd」を開いたところ、何と全てリンクが復活し、画像が表示されているではありませんか。しかしこれで問題が解決したわけではありません。むしろ、WPが象徴的に体現する闇はさらに深くなったと思います。

(*今日、葦のブログ3rdを開くと、まもやヘッダー画像が消えていましたが、放置しています。)

サイトのURL一括置換に失敗

前号のサイトのキーが盗まれた?でもサイト異変についてご報告しましたが、全てを公開すると妨害も先回り的に増加しそうなので、サイトをどう変えようとしているのか、その基本については書きませんでした。

しかし異変発生の背景を分かりやすくお伝えするためには、その基本からお伝えすべきだと思い、本日はまずこの基本からお話することにいたします。

前号でも書きましたように、「ashi-jp.com/3rd/」をメインにするのではなく、従来通り、ashi-jp.comをサイトの表玄関にすることは不変の既定路線でしたが、その際、「葦の葉ブログ2nd」と名称を変えたashi-jp.comサイトを、ドメイン(URL))そのままでメインにするのがもっとも無難で簡便な方法です。

しかしわたしは、主従逆転を考えていました。「葦のブログ2nd」をドメイン(URL)も「/2nd/」に変えて、「ashi-jp.com/3rd/」の方を、「/3rd/」を取ってメインの「ashi-jp.com」にしたいと考えていました。そのためにはまず現在のashi-jp.comのデータを「/2nd/」つきのURLに変更する必要があります。

このURL変換での最大の関門は、管理画面に入れないという障害がいつまで経っても解消されなかったことです。管理画面からだと簡単にURLの一括変換ができるプラグイン(ソフト)があるのですが、肝心の管理画面には入れません。

全く新しい別のサイトを作っても管理画面が開かないという異変が続いたことは前号でもご報告しました。非常に露骨な妨害であるのは明かですが、諦める気にはなれませんでした。むしろ何が何でもURLを変更しようとの思いが強くなるばかり。

そこで管理画面に入らずともURL置換が可能な方法を探しました。二つ見つかりました。一つはURL変換プラグインをサーバーに設置して、データベース(DB)内の該当ファイルのURLを一括変換する方法です。管理画面に入らずともURL変換が可能なプラグインは、ほぼこれ一つ。

もう一つは、DBのSQL(DBを操作する言語)を使う方法です。

プラグインを使えば簡単そうですが、無料とはいえ、5ドルの寄付をしないと使えないとの表示があります。プラグイン制作には時間も労力も費やしていますので、5ドルぐらいの寄付は当然だとは思うものの、経験から1回で成功する確率は低い。何度も使わざるをえなくなりそうですので、寄付にも躊躇します。

しかもこのプラグインは、使用後はすぐに削除しないと、ファイルの改竄や削除などの荒らしの道具にもなりますので、入れっ放しは危険。

そこでSQLを使う方法を試みました。実際にやってみると、どんな方法よりも簡単でした。ただしわたしの場合は、「#1146のファイルが見つかりません」とのたった1行の変換結果が示されただけで、URL変換は未完に終わりました。

別に作った新サイトでも試してみましたが、全く同じ1行が示されただけでURLの変換は失敗に終わりました。他にもこうしたケースがあるのかどうか、ネットで探しても見当たりませんでした。

ちなみに「#1146」のファイルを、エキスポートした、テキストデータ化されたDBを確認したところ、全ファイルに打たれている通し番号には「#1146」はありましたが、置換対象ファイルが格納されている「options」には、この番号は飛んでいてありませんでした。

WPフォーラムの再びの異変

そこで再度WordPress.orgフォーラムに質問しようかと思い、登録済みのWordPress.orgのマイページを開いたところ、前回の質問とその回答が全て消えており、「トピックはありません。」との一文があるのみ。

やっぱりこのサイトは信用できなあと思いました。それもそのはずかもしれません。前回の質問/回答は保存していますが、わたしの質問の大事なところは全て文字化けしていますし、障害を紹介したサイトのキーが盗まれた?のアドレスは、全て意味不明のカタカナに変身させられていたからです。

このまま残すのはまずいと判断して消されたのかもしれません。しかも、マイページの真ん中にある「久本福子(ひさもとよしこ)」の表示には変わりはないものの、前回は上部の帯メニュー部分にもローマ字表記されていたわたしの名前も、今回は意味不明のカタカナに文字化け。せっかくいただいた回答の一部も、文字化けで意味不明。

ところがそれから数日後、WordPress.orgから「@yoshikohisamoto」の名前で、新たにフォーラムから回答のお知らせが届きました。メール記載のリンクを開くと、サイトのキーが盗まれた?のURLが入った正しい質問が表示されており、その質問の下に、回答として「これが事実ならサイトが改竄されている可能がある」との一文と、WordPress.org内にある改竄されたサイトの回復方法を解説したページへのリンクが付されていました。

わたしは自分の名前を小文字で一続きに綴った「@yoshikohisamoto」のような表記は使ったことはなかったので、これが自分の名前と同じだとはすぐには気がつきませんでした。それどころか、わたしの元の質問が回復されたのかとさえ思い、リンク先の解説を読みました。

なかなか大変そうな作業ですが、かなりDBの中を探索してきましたので、やってやれないことはないとは思いましたが、もうWPを回復しようという意欲は湧いてきませんでした。仮に一時的に回復しても必ずや、似たような異変が発生すると思ったからです。

というのも、この回答が届くまでに、異変の激化に次々と見舞われたからですが、先ほどこのメールを保存したwordを確認したところ、「@yoshikohisamoto」が自分の名前を騙ったものであることにやっと気がついた次第。

こんな偽名を使うとはバカにしすぎるにもほどがあります。発信元を確認し直そうと思い、OutLookを開いたところ、WordPress.orgフォーラムから届いた「@yoshikohisamoto」名のメールは消えていました。

その代わりのように、WordPress.orgフォーラムから新たなメールが届いていました。前回質問時にご回答いただいた方のお名前(匿名ですが、こちらは伏せておきます)入りの回答のお知らでした。しかし中身は、文字化けも含めて前回そのままの内容でした。消えていた問答が復元されたらしい。

もうWordPress.orgには一切相談しないと心にきめました。WordPress.orgのボランティアのおかげで、WPを無料で利用させていただいていることには感謝しつつも、WPは時代の映し鏡だとの思いを強くしています。

ちなみに、ashi-jp.comのDBをエキスポートしたテキストデータには、WordPress.orgフォーラムに登録している協力者らしい方々の名前が百名以上も記載されていました。名前らしきアルファベットが多数並んでいましたので、誰の名前なのか気になり、名前に付されているリンクにアクセスしたところ、WordPress.orgフォーラムに登録している協力者の名前でした。

写真と得意分野が記された簡単な自己紹介ページと当サイトのDBとがリンクしていたわけです。わたしは一瞬、これほど大勢のWordPress.orgフォーラムのボランティの方々が、わたしのサイトのDBで、何か作業めいたものをしていたのかと、ぎょっとしましたが、そんなことはありえないはずです。

記録されている名前の数の多さからしても、WPのシステムそのものの保守点検をした方々のお名前を、全DBに記録しているのだろうと思い直しましたが、これはWP全てに共通した仕様なのでしょうか。

DBに見知らぬECサイト

わたしは、今回は徹底してDBを点検しました。本体を直接触るのは危険ですので、同じサイトデータをそっくり移した、/2nd/などの移転用に新たに作ったサイト用のDBを使って調べました。

データ格納枠であるテーブルの数も12本以外のものは、削除してもサイトは基本的には崩れませんので、半分ほどに減らしました。残った20本余りのテーブルの中のコード類も全部調べました。

GoogleAdsense組み込んだプラグインもありましたが、全部調べてもっとも驚いたことは、2種類のECサイト用のプラグインコードが60本以上もあったことです。

ashi-jp.comサイトの管理画面内のカテゴリーに2種の商品カテゴリーと、それぞれに付随した3つの子カテゴリーを発見したことはご報告済みですが、DBで発見したこれらのプラグインはおそらく、管理画面にあったカテゴリーとも関連したものだろうと思われます。

もちろんこれらは全て削除しましましたが、ECサイトの一つには、顧客をランクづける機能までついていました。かなり本格的なECサイトだったらしい。

しかし、さらなる異変を発見しました。ahi-jp.comの管理画面にやっと入れるようになってホットしたのも束の間。管理画面が複数存在するのではないか、との疑念を抱かせるような現象に遭遇しました。

以下にそのURLをご紹介します。もう隠すのも無意味な状態ですので、管理画面のURLも公開します。

(1)https://www.ashi-jp.com/wp-admin/customize.php

https://www.ashi-jp.com/wp-admin/customize.php?return=%2Fwp-admin%2Fthemes.php

https://www.ashi-jp.com/wp-admin/customize.php?url=https%3A%2F%2Fwww.ashi-jp.com%2F

(1)が正しいURLですが、下二つのURLも同じ管理画面上に表示されます。検索時のような臨時の文字列ではなく、固定しています。下二つのURLでも、(1)と全く同じ管理画面が表示されます。現象としては、同じ管理画面が3つ存在していることになります。

正体不明のURLを持つ、ashi-jp.comの管理画面が別に二つ存在しているらしいというということも、ECサイトの存在と関係しているのかもしれませんが、専門知識の乏しい素人には現象の確認しかできません。

ただ、今や世界を覆い尽くしているCDNというクローンサーバーを使えば、他人のサーバーを遠隔操作して不法に利用することも可能です。こういうパラサイト被害には、ウイルスソフトなどは全く役には立ちません。

わたしはこれまで様々な異変に遭遇してきましたが、管理画面に登場したこの不明なURLを目にした瞬間、もうWordPressを使うのは止めようと思いました。この原因を調べて排除するなど、全く意味をなさない世界だと悟ったからです。

しかしWPを止めるにしても、今回相次いで発生した異変について、もう少しご紹介しておきます。

激化するサイト異変

サイト異変が次々発生したことをご紹介してきましたが、すでにご紹介済みのashi-jp.comの管理画面にやっと入れるようになったことは、正常さも一部戻ったことになります。

これでやっと、ashi-jp.com本体のアドレスを直接shi-jp.com/2nd/に変換するという、最後に残されたURLの主従変換を実施できると意気込んだものの、ついに目的を達することはできませんでした。

管理画面からURL変換プラグインを使って、ashi-jp.com⇒ashi-jp.com/2nd/に変換したのですが、画像非表示となり変換に失敗しました。

サイトのURLの変換だけならプラグインを使わずとも簡単にできるのですが、元のURLのついた画像のURLは、新しいサイトURLに合わせて別途変換する必要があり簡単ではありません。

画像の保管場所(サーバー内)と画像に紐付けられたURLの保管場所(DB)が別だという、WPの複雑な基本構造に変換の難しさの主因がありますが、通常は、プラグインを使えば簡単に変換できるらしい。しかし、わたしの場合はどんな方法を使っても全てアウト。

DBのSQLを使った変換でも、「/2nd/」などのサブディレクトリを使った変換時と全く同じ、「#1146のファイルが見つかりません」の一行が表示されただけでアウトです。

しかし画像が消えた状態からの回復は、さくらインターネット付属のステージング機能を使うと大半は戻りました。が、一部は消えたままです。前回のステージングをめぐる異変についてもさくらに質問したのですが、正常に戻っているとの回答が届きました。

今回の異変については、画像のアドレスがサイトアドレスと違っているとの連絡をいただきました。確認すると

「/2nd/2nd/2nd/2nd/2nd/2nd/2nd/2nd/2nd/2nd/2nd/2nd/2nd/2nd/2n」ともう一つ、これとは少し異なった別バージョンの長い文字列が入っていました。

道理で非表示になるはずですが、ステージングサーバーでは全て正しく表示されています。その正しいサイトデータをそのまま移したにもかかわらず、なぜ一部とはいえ、異様な文字列が入り非表示となるのか、さくらに尋ねましたが、これは不明だとのこと。

また、管理画面で非表示画像のファイルURLを確認すると、管理画面上では正しいURLになっています。ということは、URLをこの異様な文字列に変えている元凶はDB以外にはありません。

幸い変換文字列は分かっていますので、DBファイルのURL変換プラグインを使って変換したところ、正しいURLに変わり、画像は無事復活しました。

しかし異変は続きます。メインのashi-jp.comを「/2nd/」に変換することは断念せざるをえなかったので、やむなくashi-jp.comの現データをそのままメインサイトにすることにしました。

わたしがなぜashi-jp.comの現データを分離したサイト構成にこだわるのかといえば、有象無象のデータを含む、長年使ってきたデータとは完全に分離したサイトを新しく作りたかったからです。

しかしそれが不可能になり、やむなく旧データを抱え込んだまま、統合サイトを作らざるをえなくなりました。もちろん本体サイトでも、謎のECサイトなどのデータは全て削除しましたが、削除したのは、わたしが見ても不要だと即判断できる範囲のものですので、おそらく不要データはまだ残存しているはずです。

そこでせめて「/3rd/」のデザインに変えたいと思い、テーマをyStandardに変えてみました。

ブログ本文や画像は全て移行できましたが、メイン画面とサイドバーのある2行のレイアウトを選択しているにもかかわらず、また旧サイトも2行レイアウトであるにもかかわらず、サイドバーなしの全一面のサイトのレイアウトになります。

これでは旧のまま続けざるをえない。せめて葦の葉をデザインした「/3rd/」のヘッダー画像を使おうとしたのですが、旧のテーマと葦の葉のデザインは全く合わず、旧を使うならデザインも旧のままにするしかありません。

しかし「/3rd/」のデザインへの未練断ちがたく、「/3rd/」のサイトを開きました。すると、トップに表示されるはずの葦の葉のヘッダー画像が消えて、その部分は真っ白!大ショックに襲われました。のみならず、ブログ内のアイキャッチ画像まで消えています。

それまで「/3rd/」にだけは全く異変は発生していなかったにもかかわらずの、突然の大異変!!!

「/3rd/」では管理画面障害は発生していませんので、すぐさま管理画面に入り、「メディア」という写真収蔵庫を開いたところ、ここからも画像が消えていました。ただし、その画像の有無は、超不可解なことには、ブラウザによって違っていました。

Edgeには写真が全てありましたし、ブラウザでも表示されています。しかし、Choromeとfirefoxでは、写真の存在を示す枠は並んでいましたが、写真そのものは非表示、ブラウザでも画像はありません。

その画像をご紹介します。

Edgeで開いた「ashi-jp.com/3rd/」のメディアライブラリーの画像
Edgeで開いた「ashi-jp.com/3rd/」のメディアライブラリー

 

Chromeで開いた「ashi-jp.com/3rd/」のメディアライブラリーの画像
Chromeで開いた「ashi-jp.com/3rd/」のメディアライブラリー

FirefoxもChromeと全く同じです。最近Firefoxは時差なしにChromeと一体化していますので、ある意味当然の結果ですが。

Chromeには、Edgeと同じ並びと数で、登録された画像の枠は明確に出ていますので、キャッシュのあるなしが両者の違いの原因でないことは明白です。

Googleは、当サイトのアドレスをashi-jp.comに統一させたいという狙いがあるからなのか、デザインに未練を残して「/3rd/」にこだわり続けるわたしの思いを、Chromeのこの画面で断ち切ろうとしているかと思うほどの、異様なタイミングでの画像隠蔽です。

そこで非表示画像のURLを調べたのですが、画像URLに異常はなく、全て正しいURLです。これではURL変換プラグインを使った画像の回復は不可能です。今回の画像の非表示はURLの改竄ではなく、ブラウザ上で画像非表示加工が施されているのかもしれません。

さらにこの異変について付け加えると、Google画面で非表示になっている画像の中には、サイトには掲載していない画像が複数含まれています。統一サイト用に少し変化を加えようと、従来の白の背景に彩色をしたヘッダー画像をいくつも作り、どれがいいか、あれこれ試していました。

最終的には薄紫の背景を選びましたが、他の画像にも愛着があり、削除せずに残しておりました。Googleの管理画面ではこれらの画像も隠蔽されていますので、それらの画像を紹介させていただきます。

「葦の葉ブログ」のヘッダー画像候補の一つ

「葦の葉ブログ」のヘッダー画像候補の一つ

「葦の葉ブログ」のヘッダー画像候補の一つ

「葦の葉ブログ」のヘッダー画像候補の一つ

「葦の葉ブログ」のヘッダー画像候補の一つ

「葦の葉ブログ」のヘッダー画像候補の一つ

「葦の葉ブログ」のヘッダー画像候補の一つ

「葦の葉ブログ」のヘッダー画像

最終的にはこの最後の薄紫を採用しましたが、カラフルなこれらの画像も公開したいと考えていましたので、ちょうどいい機会になりました。

以上、異変の数々をご紹介してきましたが、この間、日本の国内外で看過できない様々な出来事がありました。新年早々から余り禍々しい出来事は話題にしたくないので、年末までには通常のブログとして発信するつもりでおりましたが、肝心の発信場所に異変がつづき、その異変のご報告だけで年を越さざるをえなくなりました。

ここまでお読みいただいて、タイトル「WPは時代の映し鏡」に見合うような記述はなかったと思われるかもしれませんが、今回は事実を通して、WPが時代の映し鏡であることをご紹介いたしました。

もうWPは使いたくない!心底そう思っていますが、そうまで忌避感を抱かせられるに至ったわたしの体験を基に、時代の映し鏡としてのWPについて、さらに掘り下げ、WPのどこがどう時代を映し出しているのかについては、追々書いて行く予定です。

とはいえ、WPを止めてどう発信していくか。これも難題です。この作業も加わるならば、ブログ発信も遅れるかもしれませんが、安全な環境の確保なしには一言の発信もできませんので、WPに変わる発信手段の確保がまず先決です。

また、WPを使った発信はこれで最後になるかもしれませんが、一銭にもならないのでこれまでは避けてきた広告を掲載いたします。今回そのありがたさを痛感したさくらインターネットのステージングを、少し宣伝させていただきたいと思ったからです。ついでにいくつか他の広告も加えて広告を掲載します。

*********

<追記> 広告も掲載して公開した後、管理画面で微調整していたところ、ふと管理画面に怪しいURLが表示されているのに気がつきました。パラサイトサイトの管理画面です。あわてて、記事下に掲載したバナー広告3本を削除しようとしたのですが、広告を掲載した記事下のウィジェットが消えて、削除したくても削除できません。

WPにデフォルトでついている英語表記(通常はこの部分も日本語表記ですがなぜか英語)のウィジェットにはあるのですが、全てのウィジェットを調べましたが、掲載してWEBにも表示されている広告がありません。全て空っぽ。

テーマのLuxeritasの日本語化されているカスタマイズバーのウィジェット一覧には、広告を掲載した記事下ウィジェットは表示されていません。どう操作してもこのウィジェットは出てきません。

本の紹介になると思い掲載した「fliyer」掲載のサイドバーウィジェットだけは、Luxeritasウィジェットにも表示され、編集可能状態ですが、英語表記のデフォルトウィジェットの中は空っぽです。さくらインターネットの広告を掲載した記事下ウィジェットは、日本語表記、英語表記どちらのウィジェットにも無い状態で、削除も編集もできません。

さくらインターネットの広告は成約した場合、fliyerとは比較にならないほど高額報酬が出るので狙われたのかと思いますが、管理画面に入ることはできても、当のウィジェットには管理者本人であるわたしは完全にアンタッチャブル状態です。

ということは、広告を掲載したのはパラサイトの管理画面だったのだと思います。管理画面に入れるようになって気が緩み、パラサイトではないかどうかのURLの確認にまでは気が回りませんでした。当然広告のIDも連中用に変えているはずが、パラサイトURLを確認しても、パラサイトそのものを駆除することはできないと思います。。

加えて問題なのは、A8netの広告には、登録者のIDはどこにも記載されていないことです。登録者をどう紐付けているのか尋ねたことがありますが、回答できないとのことでした。

最先端技術を駆使するGoogleの広告でさえ、必ず登録者IDが組み込まれています。A8neは、登録者IDなしに掲載広告とどう紐付けるのかが非常に疑問なので、A8netの広告は掲載したくはなかったのですが、今回はさくらを宣伝したいと思い、使いたくないA8netを使いました。こういう曖昧な仕組みは、A8netやパラサイト連中には好都合でしょうね。

A8netの登録を削除すれば消えるかといえば、クローンサイトが存在する以上、消えないだろうと思います。

そこで宣言しておきます。本日(12/27)より掲載した広告5本(さくらインターネット3本、Jazz Steps 、flier)は全て「葦の葉ブログ」のサイトに掲載しているものです。

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12/28にこのサイトを転載して/3rd/版の「WPは時代の映し鏡」を公開したのですが、/3rd/版にのみ新たな異変が発生しました。詳しくは/3rd/版のWPは時代の映し鏡「DBに見知らぬECサイト」をご覧下さい。(12/29)******

最後の最後まで異変続きでお騒がせしましたが、どうぞ皆様、良いお年をお迎えください。

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Hisamoto Yoshiko https://www.ashi-jp.com <![CDATA[サイトのキーが盗まれた?]]> https://www.ashi-jp.com/?p=4510 2021-12-19T10:45:09Z 2021-12-19T10:24:34Z 「サイトのキーが盗まれた?」のアイキャッチ画像

またもやサイトに異変が発生しまして、その対策に追われています。ブログを書くよりもサイト異変の相手をしている方が長いですが、未だ解決には至らず、まずはその状況を公開することにしました。被害サイトは「ashi-jp.com」です。外見上は全く異常はないのですが、内部が浸食されており、サイト編集には不可欠なパスワードが不明者によって完全にブロックされた状態です。タイトルはその状況をを手短に表現したものです。(葦のブログ3rdで12/10公開)

不明のカテゴリー発見

12月7日にtwitterとfacebookで以下のようなお知らせをしましたが、異変が発生したのは「葦の葉ブログ2nd」です。

  古いサイトの「葦の葉ブログ2nd」に不可解事が発生しておりまして、あれこれ対策を取っているところですが、その過程で一時、サイトが表示されないこともありました。今後も同様の事態が発生するかもしれませんので、お知らせします。

サイトが表示されなくなったのは、わたしが手を加えた結果ですが、こちらは間もなく解消しました。しかしそもそも今回の異変は、外部からは全く気がつかない異変でした。

突如蘇ったアクセスカウンターに遭遇して以来、2nd 」と「3rd」を合体させるべきかどうか、合体させる場合はどんな形にすればいいかなど、あれこれ迷っていました。

先日も思案しながら「2nd 」の管理画面を見ていたところ、カテゴリー一覧に「商品」というカテゴリーが2種登録されていることに気がつきました。もちろん、「葦の葉ブログ」には全く無縁のカテゴリーです。しかもよく見ると、それぞれの「商品」カテゴリーにはサブカテゴリーが3種も付属していました。

「3rd」を作る前の「葦の葉ブログ」一本の時は、もちろんこんなカテゴリーは存在していません。こちらの更新が途絶えて、管理画面に全く入らなくなったここ2ヶ月ほどの間に、誰かが管理画面に入り、勝手にこれらのカテゴリーを挿入したらしい。

管理画面に堂々と侵入し、その痕跡が残さているという想像もしなかった異変を目にして大驚愕。思わずこれらの「商品」カテゴリーを全て削除してしまいました。

しかし後になってこれらの商品カテゴリーのリンク先を調べるべきだったと後悔しました。「葦の葉ブログ」内にはこれらのカテゴリーとリンクするものは皆無です。いったい何がこれらの「商品」カテゴリーの対象になっているのか。管理画面に何か痕跡が残っていないかと思い、翌日管理画面に入ろうとしたところ、突如、入れなくなりました。

IDとパスワードを確認して、間違っていないことを何度も確認して入力してもダメでした。そこでパスワードを再発行して、再発行されたパスワードをコピペして入力してもダメ。手入力してもダメ。ChromeとEdgeのキャッシュを全て削除して新しいパスワードを入力してもダメでした。やむなく再度パスワードを再々発行しましたが、結果は同じ。これを3,4度繰り返しましたが、結果は同じ。

幸いデータベースには入れましたので、データベースでパスワードを変更しましたが、こちらもダメでした。データベースでも何度も試みましたが、結果は同じ。何度も繰り返しているうちに、ログインページが開きました。やっと!と喜んだのも束の間。WordPressのログイン画面に入ることはできましたが、肝心の管理画面(ブログの作成や編集、サイト管理をする重要なWEB上の作業場所)には入れません。

WordPressを使ったことのない方には、何のことかお分かりにはならないと思いますが、ログイン直後の画像を使ってご説明します。

WP管理画面ログイン画面
「ashi-jp.com」の管理画面にログインした時のページ表示

通常はログインすると即管理画面が開くのですが、異変発生後は管理画面には到達できません。また通常は、上部の黒い帯メニューが表示されると、WordPress.orgへのリンクと並んで管理画面に入るリンクも表示されるのですが、表示されているのはWordPress.orgへのリンクのみです。

そこであらためて管理画面のURLを入れると、このページにアクセスする権限がありませんとの、以下のようなメッセージが出ます。

「ashi-jp.com」の管理画面URLのページ表示画像
「ashi-jp.com」の管理画面URLのページ表示

「権限がない」ということは、入力した既定のURL上に管理画面は消えずに存在しているらしいことは分かりましたが、ログインできたにもかかわらず、管理画面には入れないとは通常はありえぬ異常事態です。

さくらインターネットの管理下のサーバーやデータベースにはアクセスできますので、サーバー内のファイルの権限設定(ファイルの管理や編集権限の有無)も確認しましたが、こちらは問題はありません。

やむなくログイン画面に表示されている WordPress.org フォーラムに相談することにしました。以前相談しようとしたところ、名前が勝手に変えられるという異変に遭ってますので余り気が進まなかったのですが、ネットで検索しても類似例は皆無。もうこのフォーラム以外には相談相手はありません。

やむなく新規にフォーラムに登録したところ、わたしの名前が「久本福子(ひさもと よしこ)」とふりがな付きで正しく表示されていました。ローマ字名で登録したのですが、漢字、ふりがな付きで名前が表示されていました!?

そこで、投稿欄から状況を説明して対処法を質問しましたところ、翌日、WordPress.org内の解説ページへのリンクを記した回答が届きました。すでに何度も試みたデータベースを使ったログイン法です。WordPress.orgへとつながる画面にログインはできても、管理画面には入れないと書いたのですが、おそらく他に例がないからか、質問の内容が伝わらなかったみたいです。

管理画面が完全にブロック

やむなく自分で再度挑戦することにしました。このレアな異変は、データベースのユーザー権限を操作すれば解決できるのだろうと推測してますが、うかつに操作するのは危険ですので、まだそこまでは手を出していません。

そこで、2ndのデータを移して、「2nd」のコピーサイトを作ることにしました。さくらのサーバーとデータベースには入れますので、こちらにあるデータを使って、臨時の「葦の葉ブログ」のサイトを作ることにしました。

サーバーからファイルを移して作成すると、作りたてホヤホヤの新規サイトでも、管理画面には入れないという異変が続きます。既存サイト同様に「このページにアクセスする権限がありません」との表示が出て管理画面には入れません。これはサブディレクトリとサブドメイン両形式で試してみましたが、結果は同じです。

そこで既存サイトのデータを入れていない空の新規のWPサイトを作ったところ、こちらには入ることはできました。これなら大丈夫かもしれないと思い、「ashi-jp.com(「2nd」)」のデータベースをインポートしたところ、インポートがなかなか終わらず、途中で止まってしまいました。

どんな方法を使っても、「ashi-jp.com(「2nd」)」のデータをそっくりそのまま移転していますので、管理画面に入れないという、同じ結果になるのはある意味当然かもしれません。

しかし諦めず最後の手段とばかり、さくらインターネットに設置されているステージングという機能を使うことにしました。公開済みサイトのコピーサイトを、いとも簡単に作成することにできる非常に便利な機能です。しかも仮のコピーサイトに手を入れて修正したものを、本番サイトに瞬間移動できるという超便利機能です。

本番そのものではないものの、本来ならばこのステージングサイトの管理画面にも入ることができるのですが、「2nd」に関しては、ステージング用の仮のURL上にある管理画面にも入ることはできませんでした。

ステージングサイト用のユーザー名とパスワードが自動的に付番されるのですが、管理画面のゲート画面にこのユーザー名とパスワードを入力すると、以下の画像のような、全く別のユーザー名とパスワードとが表示されて、中に入れません。

ステージングサイト内の管理画面へのログイン時に表示された第三者のユーザー名とパスワード
ステージングサイト内の管理画面へのログイン時に表示された第三者のユーザー名とパスワード(現在も利用中ですので、URL等、画像の一部を消去しております。)

このステージングを使ったもう一つの方法も試みたのですが、こちらもダメでした。「3rdには入れますので、狙われているのは「2nd」(ashi-jp.com)のサイトだけのようです。

実はGoogleでは、「ashi-jp.com/3rd/」のようなサブディレクトリサイトは独立したサイトとは認めておらず、あくまでも親ドメインである「ashi-jp.com」を検索や解析対象にしているらしいことを知りました。

古いデータを抱える「ashi-jp.com」から切り離して、テーマもすっきりした「yStanndard」に変えたのを機に、Ggoogle広告(Adsense)を貼ろうかと思い、まずGoogleAnalyticsに再登録しました。今度こそは正しくカウントしてくれるだろうとの期待を持ってashi-jp.com/3rd/を「葦の葉ブログ」のURLとして登録しました。

しかしこの期待は完全にはずれ。全くカウントしません。Googleに関していろんな経過をたどって分かったことは、Googleは、「ashi-jp.com/3rd/」という付属型(ディレクトリ型)アドレスの場合は、付属のURL(「/3rd/」)は単独のサイトとしては認めず、親である「ashi-jp.com」に全てを代表させるという仕組みになっているらしいということでした。

しかし親サイト「ashi-jp.com」は9月14日以降更新はありませんので、アクセス数は激減しているはずですので、Googleでカウントされないのはある意味当然だと思っていましたが、 突如蘇ったアクセスカウンター 以降は、Googleはなぜカウントしないのかとの疑問新たなり。サイトアドレスとしては、「ashi-jp.com/3rrd/」も「old.ashi-jp.com」も登録していますが、登録して数日経っても、0ではないもののどのアドレスもほとんどカウントされません。

親サイト「ashi-jp.com」が代表になっているのでカウントされないのかもしれないと思い、親サイトを停止し、「ashi-jp.com/3rrd/」のみを登録しました。するとGoogle Analyticsそのものの動きが完全に停止してしまいました。ちょうどアカウント停止状態のような感じです。おそらく親サイトを停止させたので、サイト非登録状態になったのだろうと思います。

親ドメインに代表させるという仕組みは、勝手にサブドメインが使われるという不正防止には強力な力を発揮するはずですので、大局的に見るならば、Googleのこの仕組みは歓迎すべきものかもしれません。

「/3rd/」はページ数も少ないこともあって乗っ取られずに、本体のashi-jp.com」が乗っ取られ状態にあるのも、おそらくこのGoogleの仕組みとも関係しているのかもしれません。

不明の「商品」カテゴリー発見後は、長期留守宅のようなサイトの放置は危険であることを思い知らされました。加えて、Googleの親ドメインしか認めないらしい方針もあり、やはり 「ashi-jp.com」 をメインにしたサイトにすべきだと考えを改めましたが、肝心の 「ashi-jp.com」には入れない状況ですので困っています。

目下の最大の問題は、「ashi-jp.com」がどこの誰か分からぬ人に勝手に利用されており、このサイトの所有者であるわたしが、管理画面に入れないということです。この異常事態が解消されなければ何もできません。

不正ログインされてサイトが改竄されるというような例はよく知られていますが、当サイトのように、サイトは全く改竄されず、サイトにパラサイトされたり、乗っ取られたたりするケースは余り例はないはずです。

この異例の事態に遭遇して、他人のドメインにパラサイトするというそのきっかけを作ったGMO(=お名前.com)への怒りを新たにしています。ドメインは検索で同一使用例がなければ使用できますが、 お名前.com は、「○○.ashi-jp.com」 「××.ashi-jp.com」 「▲▲.ashi-jp.com」 などの葦のサブドメインをズラッと並べて「人気のドメイン!」と銘打って堂々と積極販売していました。

当初わたしは無知ゆえに、そんなに人気なのかと喜んでいたぐらいですが、このサブドメインが当サイトへのパラサイト者を増産していたことを知り、喜びは怒りに転じました。これらのパラサイトたちは、例えば、「www7.ashi-jp.com」のドメインを使うだけではなく、「ashi-jp.com」本体サイトのURLまでサイトのど真ん中に記載するという悪質な連中でした。

親ドメインしか認めないというGoogleの方針が満遍なく適用されるならば、この種のパラサイトたちは駆逐されるはずですが、パラサイトで稼ぐ旨味を知った連中は、その手法を変えながら技術的には無知な優良サイトにパラサイトしようとしています。その一例が今回の当サイトのパラサイトだろうと思います。

ドメイン管理を委託していたGMOの悪事の数々は、以下の「葦の葉ブログ」内の、GMO関連記事リストをご覧ください。
GMOの悪事の数々

しかし今の世の中は悪人ほど栄えるのか、GMOはFXなどのネット証券事業で大儲けしているようです。FXなどは、コンピュータの操作力が儲けに直結しますので、得意技で大儲けをしている模様です。サーバー管理会社が証券業を兼業している例は他にはないはずです。サーバーは情報の塊。

GMOがわたしのドメイン「ashi-jp.com」の不正利用に荷担してきた結果、不法な輩がわたしのドメインやサイトに貼りついて離れません。GMOへの怒りを新たにしているゆえんです。

余りにも異例なケースですので、質問フォームからの質問だけでは状況を伝えることが難しく、 管理画面に入れる「ashi-jp.com/3rd/」に 公開した上で、対処法のご教示をお願いすることにいたしました。

なお当サイトのヘッダー画像の背景を白から薄い紫系に変えました。サイト統合の試みですが、まだ決定したわけではありません。どう変えるかは、目下思案途上にあります。

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Hisamoto Yoshiko https://www.ashi-jp.com <![CDATA[突如蘇ったアクセスカウンター]]> https://www.ashi-jp.com/?p=4460 2021-12-22T13:48:59Z 2021-11-23T06:50:29Z 2021年11月20日 

「突如蘇ったアクセスカウンター」アイキャッチ画像
 
葦の葉ブログ3nd」の記事を、この元の親サイトに移す試みを始めました。理由ついては「突如蘇ったアクセスカウンター」に書いておりますが、移した後どうするかはまだ未定です。ひとまず、移してみることにしました。(2021/11/23)
 
前号からかなり時間が経ちましたが、この間、当サイトのアクセスをめぐる問題と格闘しておりました。そのいきさつをご報告しようと細々と書いていたのですが、ふと、こんなややこしい事情を細々と書いても、皆様にご理解いただけるだろうかとの疑念が湧いてきました。しかし是非ともお伝えしたいこともありますので、簡略化して事のいきさつをご報告することにいたしました。

更新のないサイトに大量のアクセス

当サイトへのアクセスをめぐる問題についてはこれまでも何度か取り上げてきましたが、かなり前から、サーバーでカウントされる数値とサイト上でのカウント数が、異常なほど隔たっているという不可解な状態が続いていました。Googleは公正か?(2019-12-02)で疑問を表明して以来、ずっと変わっていません。

ところが思いがけない経過をたどって、つい先日、「葦の葉ブログ」のサイト上でもアクセスがカウントされていたことを発見しました。それも不思議なことに、9月8日以降は更新が途絶えている、「葦の葉ブログ2nd」に設置されていたアクセスカウンターに記録されていたのです。

アクセスに関してあれこれ調べていると不可解なことに次々と遭遇し、古い「葦の葉ブログ2nd」の状況も調べることにしまして、久々に「2nd」の管理画面を開いたところ、WPStatisticsという業界筋では有名なアクセスカウンターが目に入りました。以前はいろんなカウンターを導入しましたが、いずれもカウントせず、そのまま放置していたもののようです。

記録はないだろうと思いながらも、試しにカウンターを開いたところ、びっくり仰天。更新が途絶えているページにはありえないほどの数字が記録されていたからです。これまで散々試してきたサイト用カウンターではありえなかった超異例な数字です。

よく見ると、数字が記録され始めたのは今年の8月28日以降です。11月12日に保存した実物を画像にしてご紹介します。

WPstatistic2021-11-12 at 23:05概要・葦の葉ブログ2nd

2021年8月1日~11月12日までの記録ですが、開始時期もお示ししたいと思い、8月1日からの記録を表示させましたので、グラフが圧縮されてちょっと見にくいですが、アクセスカウンターの開始は8月28日であることははっきりと分かります。

用語の意味は、
「訪問者」は30分以内にサイトにアクセスしてきた新規訪問者数、
「訪問」はアクセス数ですが、このアクセス記録は今年の8月28日から始まっていますので、2か月余りの間の記録になります。

「最近365日(年)」に記載されている数字は、実際には8月28日~11月12日の間のアクセス数です。

「オンラインユーザー」とは、このアクセス解析を開いている現在時点での、サイトを訪問中のユーザー数です。

次に11月19日のアクセス記録の画像をご紹介します。

 

10月30日~11月19日のアクセス記録

何度も言いますが、もう2ヶ月以上も更新が途絶えているブログです。誰が見てもにわかには信じがたい数字だと思います。わたし自身も信じがたい思いです。

12日と19日の訪問者数と訪問数を抜き出してみます。
12日 訪問者数・22863 訪問数・207909
19日 訪問者数・24917 訪問数・231238

サイトの構成上は、「/2nd/」と「/3rd/」は物理的に完全に分離させていますので、両者が一体化したり混合することは理論的にも物理的にも100%ありえないのですが、数字の多さに、「/3rd/」のアクセスの一部がこちらに反映されているのかと思ったりもしました。

そこでアクセスされているページを確認したところ、全て/2nd/」内ページへのアクセスでした。そのトップ10を以下にご紹介します。

 

2021年11月19日の「葦の葉ブログ2nd」アクセストップ10ページ

検索ワードでは、384項目が記録されているのですが、全て「/2nd/」内ページのものばかりです。リンクも正常に開きます。

となると、この数字は「葦の葉ブログ2nd」のカウントだと考えてもいいのかなと、半信半疑ながらも考えています。

しかしその一方、肝心の現役サイト「葦の葉ブログ3rd」のカウントは2か3です。/3rd/」にも「/2nd/」と同じアクセス解析アプリWPstatisticを設置しているのですが、記録されている数字は天と地ほどにも違います。ということは、この数字の違いはアプリに起因するものではないということになります。

親サイトの付属型(サブディレクトリ型)URLが原因なのかもしれません。例えば以下の二つのURLを見比べてみます。

(1)https://www.ashi-jp.com/2021/05/13/post-3972/(「/2nd/」)
(2)https://www.ashi-jp.com/3rd/2021/11/03/two-choices/(「/3rd/」)

形態上は両者は同じサイトの異なるページのようにも見えますが、/3rd/」が入ることで、(2)のサイトデータは(1)とは別の箱に格納されており、それぞれ分離独立していることを表しています。

しかし「ashi-jp.com/3rd/」サブディレクトリ型は「3rd.ashi-jp.com」のサブドメイン型よりも親ドメインへの従属度が強くて、サブディレクトへのアクセスは親ドメインに反映されるらしい。

ということだとしても、すでにご紹介しましたように、 「/2nd/」 に記録されているアクセスの明細には「/3rd/」のものは皆無、全て「/2nd/」のものばかりです。サイトの構造上は、「/3rd/」は「/2nd/」とは完全に分離されているので、「/3rd/」へのアクセスは「/2nd/」に、つまりは親サイトには反映されないのかもしれません。

ところで実のところ、わたしが使っているサーバーに記録されているアクセスも全て/2nd/のものだったのです。つい最近この事実を知ってびっくり仰天。しかも記録されているトップ30のURLは、公開URLとは異なった初期ドメインになっており、クリックしても当該URLにはアクセスできません。

初期ドメインはサーバー申込時に自動で付番された記号を使用しており、利用者識別ID以外には使ったことはなく、当然公開もしていません。そのページ例を以下にご紹介します。

https://www. <初期ドメイン>/2020/08/28/storm-hydrogen-bomb/
https://www. <初期ドメイン>/2019/10/26/japan_sea_kion/

初期ドメインは安全度の高いSSL(https)は使えませんので、初期ドメインのアドレスには「s」はつきません。「s」を外して何が出てくるか試したのですが、「s 」を削除しても「https」が表示されて、「http」は表示されません。Edgeでは「危険!」の警告が出ました。そこで初期ドメインの代わりに「ashi-jp.com」を入れてみると

https://www.ashi-jp.com/2020/08/28/storm-hydrogen-bomb/
https://www.ashi-jp.com/2019/10/26/japan_sea_kion/
いずれも正しいページが開きます。

非常に不可解な現象ですので、すぐさまさくらインターネットに問い合わせしましたが、理由は分からないとのことでした。

さくらのアクセス解析では、Webalizerというオープンソースの解析ツールが使われています。このツールは他にもいろんなサーバーでも使われている有名なツールらしいですが、この不可解な現象の原因は分からないとの回答に困惑しました。さくらのサイトには、確かによく見ると、アクセス解析ツールを使った結果などについては、サポート外だと表記されていました。

唯一の頼みの綱であったサーバー内のアクセス解析にも異常現象が発生しています。にもかかわらず、その原因が分からないとなるとどうすればいいのか。もうわたしの能力では手の打ちようもない状況だとの思いに襲われました。年の割には頭はクリアだと密かに自賛していたわたしの頭もボーとし始め、数日ぼんやり状態が続きました。

そういえば、「/3rd/」サイトを新設する前の「https://www. ashi-jp.com」の時から、WPの管理画面に表示される「アクティブ」ページ一覧にも、非常に古いページが表示されていたことを思い出しました。更新された新しいページは全く登場しません。変だなあとは思いながらも、今ほどアクセス問題を突き詰めて考えていませんでしたし、サイトにカウンターを設置しても0ですから、正当なアクセス表示は半ば諦めていましたので、放置していました。

Xサーバーでも同じでしたが、Xサーバーにもっとも期待していたのは、ドメインの国際的な認知の取得、正規化でしたので、それが叶わなかったことからXサーバーから移転することばかりを考えていたのが正直なところ。(2ndのドメインが初めて正規登録

しかし8月28日から始まった/2nd/でのカウントは、これまでのような単に古いページをカウント表示しているだけではないようにも思えてきます。こちらに記録されているトップ10のURLは、サーバー内でのアクセス記録とは異なり、クリックすると正常にページが開きます。

では、「/3rd/」のサイトを全て「/2nd/」に移し、以前のように「https://www. ashi-jp.com」に一本化したらどうなるか。一本化すると、以前のようにカウントが停止するかもしれないとも思います。

というのは、この奇跡のカントが始まった8月末といえば、アドレスを付属型の「ashi-jp.com/3rrd/」に変えて、テーマもysSandardに変える準備に没頭していた頃のこと。新しいサイトは9月7日までは正式公開していませんが、ひそかにWEBに上げながら新サイト構築に励んでいましたので、それまで眠っていた親サイト「ashi-jp,com」のカウンターが突如動き出したのは、新サイト誕生と関連していることは明白だからです。

そのメカニズムを専門的に説明することはできませんが、現象から推察すると、カウンターが動き始める8月28日以前は、サイト上ではアクセスカウンターが無効化されていたということです。言うまでもなく、実際にはアクセスがあるにもかかわらず、カウントしないような工作がなされていたのではないかということです。

あるいは、このサーバー移転とサイトの大刷新では、大変化があったことが影響しているのかもしれません。7月半ば頃、ドメインが初めて国際的にも認知され正規化されたこと。サーバー移転に際しては、不要なデータを大量に削除したことはかなり大きく影響しているのではないかとも思います。

もし後者が原因ならば、一体化すると新しく更新したブログもカウントされ、アクセス数は飛躍的に増えるかもしれません。これは試してみないと分かりませんが、仮に一体化するにしてもテーマやデザインをどちらにするのか、これにも悩むことになりますね。

当初のものよりかなり簡略化しましたが、当サイトへのアクセス状況の一端はお伝えできたかなと思います。

*葦の葉ブログ2ndの各ページにもhits数が記録されているのに気がつきました。びっくりしていますが、上記グラフの数値は「/2nd/」へのアクセス数であることは間違いないと思います。(11/22)

コロナ激減と国産ワクチン・治療薬の遅れ

日本では、パラリンピック終了後から激減し始めたコロナ感染が、今なお激減を続けています。感染が激減しているのは喜ばしいかぎりですが、一方、コロナ感染者の激減で、開発に成功した国産のコロナワクチンやコロナ治療薬の治験がストップしたままで、製薬企業は苦境に立たされています。

塩野義製薬はやむなく韓国で治験を実施することが、ひと月ほど前に発表されました。以降も日本での感染者は激減する一方。塩野義としては、感染者が激増している韓国での治験に頼る以外に方法はないという状況に置かれています。

塩野義、コロナ経口薬の治験、韓国・シンガポールなどで実施へ 2021年11月1日 化学工業日報

韓国で治験をすることになれば、韓国は必ず製造技術の移転も要求してくるはずだと思っていましたが、案の定、韓国は共同開発という名を使って塩野義からの技術移転を手にしようとしています。イギリスのアストラゼネカは、原液の提供だけで技術移転はゼロ。アメリカのファイザーなどは原液の提供もなく、韓国が狙っていたワクチンの代替生産すらままならない状況でした。

欧米企業からの技術移転は不可能ですが、日本なら篭絡も簡単だとばかり治験と引き換えに共同開発という名の技術移転に成功しつつある模様。

シオノギ製薬と韓国の製薬会社が新型コロナ治療薬の共同開発に着手か?=韓国報道 11/17

現在の韓国にとっての最大の武器は、コロナ感染の急拡大による治験可能な対象者の存在です。韓国でのワクチン摂取率は、約79%の日本より高く82%に達しているという。(NHK・特設サイト新型コロナウイルス

韓国でのワクチン接種は日本よりはやや遅れて始まりましたが、時期的にはほぼ同じ頃でした。にもかかわらず、韓国だけが突出して感染が急拡大しているのは不可解です。ヨーロッパでは軒並み激増し始めているそうですが、東南アジア地域では、突如激増し始めて国や地域は韓国以外にはほとんど見当たりません。

ヨーロッパではワクチン接種がかなり早く始まりましたので、ワクチンの効果が低下していることが感染拡大の原因の一つだとも言われています。しかし日本とほぼ同じ時期での接種で、韓国だけがワクチン効果が低下することはまずありえません。

にもかかわらず、日本では治験不能なほど感染者が激減の一途を辿っているにもかかわらず、なぜ韓国でのみ急拡大しているのか。日本では、パラリンピック直前に感染が激増、パラリンピックが終わるや感染は激減の一途。激増も激減も余りにも不自然な動きで、日本を苦境に追いやる結果をもたらしています。

どう考えてもコロナ感染の不自然すぎる増減ぶりは、人為的操作によるものであることは明白ではありませんか。

製薬企業にとっては、治験が終われば即実用化されるコロナワクチンや治療薬が、いかんともしがたい状況で宙に浮いている現状は耐え難いとは思います。塩野義はこの苦境を脱するために韓国と手を結ぼうとしているのかもしれませんが、非常に危険です。

韓国は福島原発事故を利用して東電の原発技術者をハントするために政府までもが動きました。こちらは成功しませんでしたが、今度はコロナ感染を利用した製薬技術の移転を狙っています。韓国と手を組むとどうなるか。鉄鋼、電機、半導体などの工業分野にはその実例がたくさんあります。農業分野では無断の盗用も多々あり。

ところで、以前からご紹介しているコロナ治療薬開発に成功している福岡県久留米市のボナックも、昨年から治験を実施する方針を発表していましたが、未だ実施できていない模様です。(ボナックについての詳しい記事=コロナとポストゲノム創薬

そもそも国産のワクチンや治療薬は、安倍政権下では何年も承認されず放置されていたことからも推測できるように、アメリカ産のワクチンや治療薬販売の妨害になるような形での実用化は許されないのではないか。

日本政府は米メルク社製のコロナ治療薬を大量に予約発注していますので、米の製薬企業としてはワクチンでも治療薬でも独占的に巨大儲けを手に、一先ず当面の目的は達成したので、米からの日本企業への妨害や圧力も弱まるかもしれません。ということは再びの感染改題も間近かも。(11/22)

岸田総理は国産ワクチンや治療薬開発に巨額の税金を投じる方針らしいですが、その前に、アメリカに先行してワクチンや治療薬の開発を可能にする日本の独立確保が先ではないかと思います。

ダイレクト出版への疑問

前号でダイレクト出版をお薦めしましたが、先日来、繰り返し送られてくる同社の広告に気になる内容がありましたのでお知らせいたします。日本国憲法制定にまつわる西鋭夫氏の講演ですが、憲法は日本人が作ったものではなく、GHQが作ったものだということをGHQの古い資料から発見した資料を基に解説されたものです。

その先にあるのは、日本は日本人の手で憲法を新た敷く制定すべきだということです。

この点には全く異論はありませんが、マッカーサーが主導して制定された憲法をめぐる様々な動きの中で、西氏は吉田茂と白州次郎を裏切り者だとして、批判しておられます。これには非常な違和感を覚えています。

当時はGHQの方針に反対して自主憲法を制定することは、誰をもってしても不可能であったことは明白すぎる事実です。要は、日本は今なおGHQが作った憲法を不磨の大典のごとく押し戴いていることを問題にすべきであるにもかかわらず、「裏切り者」探しにいそしんでいる様子。誰を裏切ったのか???

特に白州次郎に対する批判は感情丸出しの人格批判。わたしは無料の部分しか見ていませんので本編はどうなのかは知りませんが、同社の出版活動の基本姿勢そのものにまで疑問を感じざるをえないような内容でした。しかもなぜ今、白州次郎の人格批判なのか。その唐突さには特に違和感を覚えます。

前号では、自主的に同社の宣伝をしましたので、この粗悪な誹謗中傷めいた白州次郎非難を見て、責任を感じて宣伝を撤回するとともに、西氏の白州批判がかなり事実を歪めたものではないかということを、西氏自身の講演録を使ってお伝えします。

たまたまネットで、西鋭夫氏ご自身の昔の講演録の一部を見つけました。その中に白州次郎に言及した箇所があったのですが、今現在西氏が悪しざまに非難している白州次郎とは別の白州次郎が紹介されています。以下のサイトです。

解禁・日本国憲法秘史 講師:西鋭夫

<講義3>憲法草案が作られた瞬間 (後半部)

白洲がホイットニーに言いたいのは、「アメリカ式みたいに直線で滑走路を走るように猛スピードですべて決めていくのは日本には合いません。日本のやり方は、道が曲がりくねっていて山になったり谷になったりです。だから日本式にやらないと、後でひどい反動が起きますよ」と。「戦争の前は軍が反動を起こし、今これから反動が起こるのは極左の共産党ではないでしょうか」というお話です。それを彼は一生懸命に書いている。それが2月15日。

翌日ホイットニーが返事を書いています。ホイットニーの返事は、私から読むと白洲に往復ビンタですよ。

俗に言う返り討ちです。白洲次郎の手紙を読むと、節々にアメリカ批判が入っているわけです。

私は「白洲さん、お前はアメリカをなめると痛い目に遭いますよ」と思って読んでいました。

西氏の最新の白州次郎批判の講演ビデオをご覧になった方は、昔、西氏ご自身がなさったこの講演をご覧になってください。

また、ダイレクト出版サイトで超格安電子版雑誌「ルネサスアカデミア」を購入された方は、たった120ページほどで4,928円もする超高額な同誌本体(紙製)の定期購読者にさせられてしまいますよ。

ただし雑誌本体にはどこにも価格は表示されていませんし、納品書や明細書のようなものも皆無。カード会社から、カード決済済みのお知らせが届いて初めて、高額な雑誌代が徴収されていたことを知って驚いた次第です。知った時点では、2冊目の代金も決済済み!

わたしは交渉して返金してもらうことにしましたが、もしもわたしの宣伝で犠牲者が出たとしたら申しわけございませんので、一言注意させていただきます。また、会員登録したら毎日5~6通もの大量の宣伝メールが届きます。多いときには1日に7通も!

余りにも同社からのメールが多すぎるので、大事な事務連絡メールも見逃しますし、そもそも同社のメールそのものを無視せざるをえなくなります。しかもメール停止手続きをしても相変わらずメールが届きます。

ただ同社の出版物は、非常に貴重で希少な内容のものが多いように思いますし、著者の方々はその商法はご存じないはずです。それだけにこのあくどい商法は残念であり、怒りを覚えます。

なお、これを公開する今現在は、盛んに送られてきていた西氏の白州次郎批判ビデオの案内は全く届かなくなっています。実はこの「ダイレクト出版への疑問」は、さくらインターネットに質問を送ってその回答を待っている間に書いたもので、4,5日前に書いたものです。公開前に、わたしのこの批判が同社に伝わったのかどうか。ありえない想定ですが、一言蛇足しておきます。

Twitterに見知らぬ不明アカウント (11/21)

先ほど、twitterで最新号の更新をお知らせしようとtwitter をクリックしたところ、「久本福子+@9bxP8dJJARhoHc9」という不明のアカウントが表示されました。ブラウザはfirefoxです。何度クリックしてもこのアカウントが出るので、Edgeで試してみましたが、こちらも同じでした。chromeで開いたところ、無事いつもの緑のアイコン付きの「葦の葉ブログ+@ashishobo」が開きました。

そこで最新号のお知らせをするとともに、限られた文字数の中で、Edgeと firefox でtwitterを開くと不明のアカウントが表示されると付記しました。この付記が効いたのか、この後Edgeで twitterを開くといつものアカウントが表示されました。しかし firefox では変化はなく、不明のアカウントが表示されています。

「葦の葉ブログ+@ashishobo」 のプロフィールページ
「久本福子+@9bxP8dJJARhoHc9」 のプロフィールページ

すでにご報告しましたが、「絣プラス」のサイトオープンに合わせて専用のtwitterアカウントを作ったものの、「葦の葉ブログ」のtwitterと混交してややこしい状況になったことで、専用のSNSは設定しないこともご報告しております。

ところが、「絣プラス」専用のアカウント開設時に、この不明のアカウント「 @9bxP8dJJARhoHc9 」が勝手に作られていたことに、後で気づきました。すぐさま削除しようとしたのですが、勝手に作られたアカウントをどうのようにしたら削除できるのか。また、上のプロフィールページをご覧いただくとお分かりのように登録ページは英語です。

翻訳しながらあれこれ調べていたところ、 「 @9bxP8dJJARhoHc9 」 が「 @ashishobo 」に変わりました。消えたのかと思い、削除の必要もなくなったのかと思いそのままにしていました。ところが今回またもや登場。不明アカウントは消えていなかったわけです。

完全に削除しようと思い、赤い英語の「deactiveate」ボタンを押したのですが、自動挿入されていたパスワードが違うということらしく、削除されず元に戻りました。あれこれボタンを押していると、Googleアカウントで登録されているらしいと分かり、Googleアカウントのパスワードを入力しましたが、ダメでした。そこでやむなく、パスワードのリセットをして削除が完了しました。

わたしはSNSのような長く使うものには、スマホのようにやむを得ない場合以外にはGoogleアカウントを使って登録したことはありません。facebookではこの種の混乱、不明はありませんが、twitterでは 絣アカウントとの混交、混同も含めて、散々な目に遭わされました。もうSNSは使いたくないと心底思ったほどですが、広く広報するにはやはり必要なのでしょうかね。SNSなしに読者を獲得できるのであれば、SNSからは卒業したいとすら思います。

と言いながら、SNSで更新をお知らせする矛盾、身勝手さ。

なお、firefoxのおかげでこの不明アカウントが今も存在していたことに気がついたことを、あらためてここに記しておきたいと思います。

FireFoxの異常

と、FreFox評価するような書き方をしましたが、恐ろしい事実が判明しました。header(ヘッダー)最上部にfeedとfeedlyのアイコンがありますが、FreFoxでのみ、feedをクリックするとPCの内部が開きます。feedlyの方はその役目どおり、最新記事の情報が表示されました。

どちらも最新記事情報の案内アプリですが、なぜfeedでは、わたしのPCの内部が全開されるのか。心臓が止まりそうになりました。ChromeとEdgeではどちらも、最新記事の情報が表示されます。何度試してみても、結果は同じです。

念のためfeedに貼られているURLを確認したところ「https://www.ashi-jp.com/feed/」です。にもかかわらず、なぜFreFoxでのみ、PC内部が全開されるのか。

ずっとFreFoxを使っていたので、FireFoxから管理画面に入り、すぐさまfeedを非表示設定にしましたが、この設定変更が反映されず、消えません。焦りましたが、Chromeを使ったところ、表示設定のままでした。こちらで非表示設定をしたところ、すぐさまfeedアイコンが消えました。

ほっと一安心しましたが、なぜFireFoxでのみこんな異常が発生するのか。オープンソースということが原因なのかもしれません。これまで自分でfeedボタンを押すことはなかったので気がつきませんでしたが、ずっとこんな異常がつづいていたのでしょうか。

ブラウザは、悪用すればかなりの悪事が可能になるツールですが、ブラウザなしにはネット利用は不可能ですので、利用者個々人ではそうした犯罪や悪事を防ぐことは100%不可能です。(11/24)

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Hisamoto Yoshiko https://www.ashi-jp.com <![CDATA[二つの選択]]> https://www.ashi-jp.com/?p=4446 2021-11-23T13:55:06Z 2021-11-23T06:01:46Z 2021年11月3日 

「二つの選択」アイキャッチ画像

葦の葉ブログ3nd」の記事を、この元の親サイトに移す試みを始めました。理由は「突如蘇ったアクセスカウンター」に書いておりますが、移した後どうするかはまだ未定です。ひとまず、移してみることにしました。(2021/11/23)

衆院選の結果は、与野党を超えて、地盤・看板だけでは当選することは難しいという、これまでには余り例のない、ある意味当然の結果が示されました。しかし一方で、前号でも指摘しましたように、特定の政党や特定の政治家に対する公正さを欠いたマスコミの報道によって、民意が歪められた可能性はないのかどうかについても検証する必要があるのではないか。小室夫妻の一方的な記者発表会についても一言。

衆院選とブラウザ異変

衆院選の結果が出ました。低投票率だったとはいえ、この結果には有権者の思いがそれなりに反映されていると思われます。

自民党は前回より議席を減らしたとはいえ、単独過半数を取り、事前予測よりはかなり善戦しましたが、肝心要の甘利幹事長が小選挙区で落選するという厳しい批判も受けています。一方、維新の会が11議席から41議席へと激増、大躍進しました。自民党への批判票が圧倒的に維新に流れた感じですね。

しかも大阪では自民党が全敗。それもそのはずですね。大阪では、公明党までもが維新と一緒になって自民党潰しに動いていたそうなので、自民全敗は不可避だったかもしれません。おまけに立憲の辻元清美さんも落選。何を血迷ったのか、議員は引退したものの今も自民党員である山崎拓氏が辻元氏の応援に駆けつけたそうですが、これもマイナスに働いたのは間違いないでしょうね。

今回の選挙で大阪での維新独裁体制はいよいよ盤石になりましたが、それが全国へと拡大。大阪では、コロナ死者が全国ダントツの1位であることをはじめ、前号維新の悪政で指摘したような報道はなされていないのでしょうね。大阪以外でも、それと明確に示した報道はほとんどなされていませんので、大阪では皆無だろうと推測できます。

ブラウザ異変と「404エラー」

実はその維新を批判した前号維新の悪政は、URLがおかしな表示になってアクセスできなくなっていることに、投票前日の土曜日に気がつきました。トップページのURL「https://www.ashi-jp.com/3rd/」の後に「/3rd/3rd/3rd/・・・・・」と続き、アクセスできなくなっていました。余りにも奇妙すぎる現象です。

アクセスに関する指令を書き込む「.htaccess」というファイルなども調べましたが、異常はありません。スマホなどの他の端末でも同じ表示が出てアクセスできません。かなり焦りましたが、「.htaccess」というファイルを全面的に刷新しました。定型文のようなものがありますので、それを使っての刷新でしたが、ブラウザによって結果に違いがありました。

刷新の結果、Firefoxでは正常に開きましたが、GoogleChromeとMicrosoft Edgeでは「/3rd/3rd/3rd/・・・・・」と異常アドレスが出て、アクセス不可状態が続いています。キャッシュが原因だろうと思い、Google ChromeとMicrosoft Edgeのキャッシュを全削除しました。しかし異常アドレスは続き、アクセス不可状態のまま。

そこでスマホや他の端末で確認したところ、こちらはキャッシュを削除せずとも、正常なアドレスが表示され、サイトも開きました。ということで、わたしが普段使っているPCの、特定のブラウザにのみ生じている異変らしいことが分かりましたので、この特殊な異変は放置することにしました。

MSにまで及ぶブラウザで発生するサイト非表示異変に遭遇して、当サイトで発生している「404エラー」の多さの原因の一つに思い至りました。 毎月2万も3万も4万もの「404エラー」(毎月1万超ずつ増加中)が発生しており、その数の多さに困惑していました。サーバーやファイルに起因する 「404エラー」であれば、サイトは完全に非表示、アクセス不可になりますが、 当サイトで発生する「404エラー」 は全アクセス数のごく一部です。

今回図らずもMSでも、アクセス不可状態が発生したことで、ブラウザだけでも、アクセス妨害ができるということを実体験的に確認できましたので、これが、異常に多い当サイトの「404エラー」 の原因の一つではないかと判断した次第です。

他には、例えば、中国政府などが実施しているように、特定サイトへのアクセスを遮断するという方法もありますので、これを小規模に実施するということもそれほど難しくはないようにも思います。しかし、こちらのサーバーやファイルに起因しないアクセスエラーには対応のしようもありません。

ちなみに、当サイトは日本語オンリーにもかかわらず、中国を含む全世界からアクセスがあります。初めて見るような国や地域からのアクセスもあって、正直驚いています。

ということで、公開サイトも外部からアクセス妨害やアクセス遮断が可能であるという、ある意味よく知られているWEB障害をご紹介したところで、再び、維新関連問題へと戻ります。

今回、特定のブラウザでのみアクセス制限がなされていたという異変に遭遇して、以前からぼんやりと感じていたある疑惑が急浮上してきました。一つはMicrosoft(MS)に関するものです。

Edgeのニュースサイトは多彩なニュースを集めているので常時利用していたのですが、わたしが「大阪都構想のギマンとウソと大迷惑」(2020-10-08、葦の葉ブログ2nd

などの維新批判を連続して発信してからしばらく後のこと、Edgeのニュースサイトを開くと、真っ先に橋下徹氏の大きな写真が目に飛び込んでくるようになりました。それもほぼ毎日です。

一番嫌な人物の写真入りのニュースが、真っ先に目に飛び込んでくるような位置に配置されていることに、何か不気味ささえ感じました。都構想維新批判以前には一度も遭遇したことのない現象です。橋下徹氏が毎日トップ記事に配されるような話題を提供しているはずはないにもかかわらず、毎日真っ先に目に飛び込んでくるような、トップニュース扱いをされていること自体、余りにも不自然。

そのうち、吉村知事の写真までもが目に飛び込んでくるようになりました。これは、MSまでもが維新からカネ(大阪府のシステム関連の公共事業)をもらっているのではないかと、疑わざるをえない現象です。そうした疑惑を感じつつ、維新の顔は見たくもないので、MSニュースは表示しないようにしました。

最近になって、時折、MSニュースを見ることもありますが、今現在は、維新関係者の顔はどこにも掲載されていません。しかし維新の悪政」公開後に、特定のブラウザでのみサイトの非表示異変が発生したその一つがMSEdgeであったことで、MSニュースと維新の異常な繋がりを思い出した次第です。

Googleは検索制限をしていることはこれまでも何度か指摘してきましたが、FirefoxはGoogle検索を使っているにもかかわらず、Google本体のような制限はかけていません。これはどういうことなのかと疑問を感じていますが、Google日本法人が特殊に制限をかけているのかもしれません。なお、現在はMSもChromeも正常化しています。

ところで、そのGoogle日本法人は、福岡市天神に進出してくるそうです。

西日本新聞からTEL

前号「維新の悪政」では、維新の悪政を報道しないマスコミの一例として、わたしが普段購読している西日本新聞を取り上げ、その隠蔽ぶりをご紹介しました。マスコミ批判はマスコミに届かいないと意味がないので、10月28日、西日本新聞のサイトから、大村知事リコール署名捏造事件ではなぜ維新の名前を書かなかったのか、その理由を知りたいとの質問を送りました。

わたしの名前や住所、サイトもブログも記載し、ブログもぜひ読んでいただきたいと書き添えて送りました。新聞社からは、メールで型どおりの返事がくるぐらいだろうと思っていましたが、質問を送って数時間後、西日本新聞から突然の電話!!!

わたしの質問メールを見ての電話です。そのリアクションの余りの早さ、そして電話による直接の事情説明に驚いてしまいました。しかし、電話をかけてこられたご担当のTさんは、ご指摘は真摯に受け止めますと繰り替えされたものの、なぜ維新の名前を一文字すら出さなかったのか、その理由説明はありませんでした。

その一方でTさんは、中日新聞は維新の名前をガンガン書いてましたよと、2回ぐらい繰り返していました。わたしが、中日新聞が作成したビデオに登場する新聞(紙名部分はカット)を静止させて拡大して確認したものの、「維新」の名前は見つからなかったので、共同受賞した両紙が当初は維新の名を隠していたのかと思い、そのように書いていましたが、中日新聞に関しては事実誤認であることを指摘されたのだと思います。それならば中日新聞には謝らなければなりません。ごめんなさい!

参照:本社「知事リコール署名偽造事件」が新聞協会賞 技術賞も受賞(中日新聞作成のビデオ)

しかしT氏が、自分の社が維新の名を隠蔽していたことは脇に置いて、中日新聞は維新をガンガン報道していたと繰り返し強調されことには、何か変な感じがしました。中日新聞への誤解を解きたいという、同盟社への友愛の強さの表れなのかもしれませんが、であるならば、西日本新聞はもとより、日本中のマスコミは全社、全員が、あの署名捏造という大悪事は、維新の会が主導していたことを知っていたことになります。

しかし事件発覚当時は、高須クリニック院長と河村たかし名古屋市長が主導したかのような報道が圧倒していました。わたしも当初はてっきりそうだと思っていました。しかし本当の主導者は維新だったわけですが、その事実が明らかになって以降も、地元の愛知・名古屋以外では、維新の関与を明確に報道した例は皆無ではないですか。

愛知・名古屋以外でも、この犯罪に維新が関与していたことが名前入りでガンガン報道されていたならば、維新は、今回の衆院選では愛知・名古屋のみならず、日本中で立候補を立てることはできなかったはずです。

西日本新聞だけを批判しても意味はありませんが、西日本新聞の講読部数は福岡県下ではダントツの1位、九州全域でも全国紙以上の影響力を持っているはずです。その影響力からするならば、新聞協会賞受賞記念の特集記事で維新の名前をはっきりと書いていたならば、少なくとも、維新が九州で獲得した比例2議席はありえなかったと思います。

しかしわたしは、西日本新聞からの釈明電話の意味する重大さには、すぐには気がつきませんでした。西日本新聞からの電話の件は次のブログで紹介しようとは思っていましたが、その重大さに気がついたのは、維新大躍進という投票結果が判明した後でした。

より正確に言うならば、今このブログを書きながら、その重大さに心底思い至った次第です。新聞社から電話のあった28日に、すぐさまこの電話の一件をブログに書き加えていたとしても、結構アクセスの多いい当ブログといえども、大勢に影響を与えることはできなかったかもしれません。が、多少は維新にマイナスになったはずです。しかし、後の祭り。

とはいえ、問題はマスコミだけではありません。

前号「維新の悪政」に、以下のように追記しました。ご覧いただいていない方もいらっしゃるかもしれませんので、再掲いたします。

・追記 愛知リコール署名団体、支出は6千万円 会計報告判明 2021年3月29日 朝日新聞
この運動には6000万円もの大金が投じられたそうですが、入手先はクラウドファンディングで3950万円、寄付が870万円、高須クリニック院長から1200万円(借金とのこと)ですが、出資者名が公表されているのは高須院長のみ。 警察は出資者を調べたのでしょうか。(10/26)

出資者を徹底的に洗い出せば、この事件の真の黒幕は明らかになるはずですが、下っ端の維新元県議と維新現役市議とが責任を取っただけです。まさか捜査はこれで一件落着ではないでしょうね。徹底的な真相解明を求めます。

小室夫妻の仰天会見

この話題も素通りできませんね。わたしはお二人の記者会見は直接は見聞きしていませんが、NHKラジオで会見の一部の音声を聞きましたし、会見の詳細と事前質問に対するご夫妻の紙面による回答も全文読みました。

わたしはこの会見では、眞子さんが根拠のない誹謗中傷で複雑性PTSDになったという、その誹謗中傷について、どこが事実ではなく、根拠のないデマなのか、などについて具体的に説明なさるものとばかり思っていました。しかし説明どころか、記者たちとの直接のやり取りまで拒否なさって、紙面を介したやり取りになったという。

しかし事前に準備できる紙面での回答にも、「誹謗中傷」という言葉以外での具体的な説明は皆無。以下の記事は、眞子さんの対応を独特の角度から評価したものではありますが、その眞子さんの話法を、自分に都合の悪い批判は全て「フェイクニュース」の一言で切って捨てる「トランプ話法」になぞらえていて、なるほどと思わせられました。

小室夫妻が結婚会見に場違いな「トランプ話法」連発、評判最悪でも感心した理由
窪田順生 2021.10.28 JBPres

誹謗中傷に悩む企業にアドバイスするお仕事をなさっているという窪田氏は、執拗な誹謗中傷には「トランプ話法」も有効だとして、同じ話法を駆使した眞子さんに感心しつつ、誹謗中傷に悩む企業も眞子さんと同じ話法での対応が有効かもしれないと書いています。

しかし「誹謗中傷」というレッテル貼りだけで、批判者を黙らせることなどできないことは明白です。「トランプ話法」は、言葉の暴力の一種だと思います。企業がこの話法を使うと、顧客の総スカンを食らうことは不可避でしょう。

わたしは、眞子さんの会見文や回答文を読みながら、眞子さんは30歳近くまで、周りからはかしずかれる一方の特異な環境で成長なさったので、自分の思い通りにならないという初めての経験、自分が否定されるという初めての経験に受け入れがたさを感じておられる様子がひしひしと伝わってきました。

そして眞子さんは人生初の、驚天動地のこの現実を受け入れることができないまま、幼児のようにただ一方的に相手(批判する国民)に怒りを爆発されているように感じました。

しかも眞子さんは、自分の思いがかなうまで泣き叫ぶことを止めない幼児にも似た、頑固さと意思の強さをもお持ちであることが、その肉声からは明確に伝わってきました。

この会見後、数日して宮内庁が記者会見して、またもや、眞子様をお守りできずに複雑性PTSDに苦しめられたことはまことに申し訳ないという趣旨の、非常に見当違いの発言をしていましたね。

宮内庁が詫びるのは、眞子さんを病にまで追い込んだ「誹謗中傷」が具体的にどういうもので、どこがどう事実と異なっているのか、文書でもなんでも、眞子さんが直接説明できないというのであれば、眞子さんに代わって、宮内庁が国民に向けて説明することこそが、その務めの第一だったのではありませんか。

そんな基本的な対応もせずに、批判を一方的に根拠のない誹謗中傷だという眞子さんの言い分のみを国民に向けて発したその無責任さこそ、国民に詫びるべきではありませんか。

それ以上に宮内庁の重要な務めは、無職の圭氏の留学費用とお二人の生活を支える巨額資金がどこから出ているのかを明らかにすることではありませんか。

圭氏は、4月に釈明文を発表するとともに元婚約者に借りたお金を返す予定であったとも答えていますが、無職で「借金」だらけの圭氏に、そんな大金を工面できるはずのないことは明白すぎる事実です。

国会も、小室夫妻に、国会(国民)には無断で税金が投入されているのではないかとの疑惑を徹底的に解明すべきです。こんなご結婚に税金を投じるなんて、日本国の恥ですよ。隠蔽されたままならば、今後もこのお二人に税金が投入され続ける可能性は非常に高い。このカップルを利権化しようと企むあさましい勢力がいるはずですが、喜ぶのはあさましい連中だけ。アメリカで笑いものになるだけです。即刻税金投入を止めろと言いたい。

首里城復興イベント 2021年10月30日~11月3日

首里城復興イベント 2021年10月30日~11月3日
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Hisamoto Yoshiko https://www.ashi-jp.com <![CDATA[維新の悪政]]> https://www.ashi-jp.com/?p=4434 2021-11-23T13:49:07Z 2021-11-23T05:37:44Z 2021年10月25日 

「維新の悪政」アイキャッチ画像
葦の葉ブログ3nd」の記事を、この元の親サイトに移す試みを始めました。理由については「突如蘇ったアクセスカウンター」に書いておりますが、移した後どうするかはまだ未定です。ひとまず、移してみることにしました。(2021/11/23)

衆院選も残すところあと一週間足らず。間近に迫っているわけですが、各党の政策評価よりも、維新の会が国政にも進出するのではないかと非常に心配しています。地元大阪のみならず、全国的にも維新の悪政についてはほとんど報道されません。それどころか、NHKも含めてマスコミはほとんど、維新政治に対しては好印象を与えるような報道しかしません。そんな超偏向報道の中で、投票日を迎えてもいいのですか。

維新行革の悲惨

衆院選もいよいよ後半へと突入しましたが、盛り上は今ひとつという感じですね。賛否両論渦巻く眞子様のご結婚も間近に迫っていることもあり、両手を挙げて喜ぶ気にはなれないという、もやっとした世間の空気が日本中を覆っていることも、少なからず影響しているのかもしれません。

しかし31日には投票。選挙に無関心ではいられません。岸田新政権発足間もない時期に総選挙になったことはもあり、自民党には厳しい結果が出そうな気配らしい。Facebookで、ある自民党候補がその厳しさを訴えているのを目にしましたが、今回の選挙は、安倍・菅政権への評価を問うという側面もありますので、厳しいのも当然かもしれませんね。

わたしは安倍元総理をかなり応援してきましたが、安倍氏は、政治家にとっては一番大事な公正さを軽んじる姿勢がかなり強い方だと分かり、いささか幻滅させられています。菅前総理は、もっと直接的に我が身内が大事だという姿を披露されましたが、これにはさらに幻滅。

となると自民党の議席が減るのもやむをえない、当然の結果だと思いますが、自民党が後退すると、代わりに維新の会が急進する可能性が出てきます。維新の会は保守と誤解されていますので、自民党の代替勢力として自民党批判の受け皿とみなされているからです。

しかし維新は非常に危険です。維新政治のこれ以上の感染拡大を阻止するために、マスコミがほとんど報じない維新政治の実態にフォーカスします。

今回の選挙戦では、維新の会は相変わらずまず行革だ、統治機構の改革だと、10年以上も前と全く同じキャッチフレーズを叫んでいます。

その行革オンリーと、住民投票の結果を無視した、事実上の府市合体化の都構想まで実現させた大阪府市の現況はどうなのか。維新代表の松井一郎氏は、2度目の住民投票が否決されたら政界を引退すると公言していましたが、簡単に公約破棄。今も市長、党代表を続けています。

コロナ自宅死も大阪が日本一

その維新政治の、10年以上にも及ぶ悪政の結果は、図らずもコロナ禍が鮮明に浮上させました。

維新の行革方針に従って、大阪では全国平均の半分にまで公立病院が削減されました。その必然の結果として自宅での死者数も全国一位。

コロナ感染の自宅死、全国で119人 医療逼迫の実態浮き彫り ワースト大阪28人、東京は2位22人 首都圏は第3波に集中 東京新聞 20121年6月11日

上記記事の数は、今年の1月から5月21日までの数です。「東京は2位の22人」となっていますが、大阪の人口は東京の人口の約6割という人口比で考えると、大阪の自宅での死者数は東京の倍近い数になります。

参照:東京都=14,064,696  大阪府=8,842,523 (2020年度の人口)

しかし松井市長や吉村知事や維新の議員たちは、コロナ専用病床を作って対応していると、まるでコロナ対策先進府県かのように盛んに宣伝してきました。昨日のNHKの日曜討論でも、松井代表が同趣旨の宣伝をしていました。

それどころか、NHKラジオから流れる衆院選の政見放送では、吉村知事が、コロナ対策ではどこよりも万全の体制を敷き、政府にまで政策提言をして国のコロナ対策をも支えてきたかのような、見え透いたウソを堂々と発表。

病床不足、人手不足を近隣県や自衛隊の応援を得て糊塗したことは完全に無視。あるいは国に対する自衛隊派遣を国への提言と言ってるのもかもしれませんが、これは提言ではなく、国へのお願いですよね。

しかし国(自衛隊)や近隣県への協力(近隣県にとっては大迷惑)を得ても、公立病院を半減させた医療体制の脆弱性には全く変化はなし。

当然すぎる結果ですが、大阪では病院にもかかれず、自宅で亡くなるコロナ患者はダントツの日本一です。いくらコロナ専用病床を増やしたとしても、中核となるべき公立病院が半減させられていますので、病床の絶対数が圧倒的に不足しているからです。

またそれ以上に、公立病院を半減させた結果、コロナのような緊急事態に対応できる医師や看護師などの人材が圧倒的に不足しており、こちらの方がより深刻な事態を招いたと思われます。

維新としては民間病院があればそれでよしということらしいですが、今回のコロナ対応では、彼らの失政を民間病院にカバーさせようとして、民間病院に対してコロナ病床を増やせとかなり強引に要請したようです。

その結果、大阪市福島区にある民間病が倒産しています。コロナによる、日本初の民間病院の倒産。
コロナ入院を受け入れてきた大阪の病院が倒産、全国初か 2021年8月27日 朝日新聞

今日現在(10/25)のコロナ感染による死者数は、以下のとおり。
東京 3117
大阪 3040(人口は東京の約6割)

絶対数も東京に迫る多さですが、率としては、ダントツの日本一ですね。

学校現場の異論封じ

しかしコロナ禍の影響は医療関係分野だけではなく、経済、教育など様々な分野にまで及んでいますが、大阪では、教育現場にも他府県にはないような影響が及んでいます。

「学校は混乱極めた」 現職校長、実名で大阪市長を批判 朝日新聞 2021年5月20日

感染拡大を防ぐために、大学や高校のみならず、小中でもオンライン授業が実施されました。もともと文科省は、小中でも端末を1人1台のGIGA構想を推進中でしたが、コロナでその計画が一気に前倒しになりました。突然のことで、一部の先進校を除いてはどこも現場は混乱気味だったとは思いますが、大阪では特にその混乱の度合いが強かったらしく、現職の大阪市立木川南小学校の久保敬校長先生が、市の対策に異議を申し立てる文書を市長と市教育長宛に送ったそうです。

文書を拝見しましたが、オンライン授業への批判のみならず、大阪市の教育行政の方針そのものへの不信が根底にあることが分かります。そこに加えて、何の事前準備もないままに、突如オンライン授業実施の通達がきたわけです。

久保校長の提言は「通信環境の整備など十分に練られること(が)ないまま場当たり的な計画で進められ」「保護者や児童生徒に大きな負担がかかっている」と書いた。
「学校は混乱極めた」 現職校長、実名で大阪市長を批判  朝日新聞 )

端末配布は国からの費用で実施されても、それだけでは、学校と家庭をつないだオンライン授業はできません。各家庭に受信可能な環境が整っていなければ不可能です。大阪府市では、その事前準備は全くなされていなかったらしいことが推測されます。

全国の小中でもオンライン授業が広がる中、維新の松井市政は遅れを隠すために、実施不可能な状況にもかかわらず、オンライン授業の実施を現場に強く要求したのではないか。

ここまでなら、大阪ほどではないにはせよ、突然のオンライン授業で日本全国の学校現場では負担や混乱が生じたと思います。問題は、その混乱を指摘した現場の声に対する維新松井市長の反応です。

久保校長の「提言」を読んだ大阪市松井一郎市長は「言いたいことは言ってもいい」(*支配者的)としつつ、「ルールに従えないなら、組織を出るべきだと思う」 (*支配者的) などと述べました。
「学校は混乱極めた」 現職校長、実名で大阪市長を批判 朝日新聞)

まるで独裁政権のような言動であり、対応ですね。その後久保校長はクビにこそはならなかったものの、訓告処分を受けています。もしもクビにしたら、松井氏には憲法違反の判定が下るのは明々白々のケースですが、教育現場からの異論封じには抜群の効果はありますね。

この松井氏の言動は、維新に不都合な報道をしたマスコミへの脅しそのまま。

アスベストも隠蔽

維新行革は住民の生活を守るためのものではないことは、当然のことながらコロナ禍以前から続いていますし、コロナ関連以外にもその影響は出ています。

以下の記事は、アジアプレス以外、一般マスコミではほとんど報道されていない、大阪府堺市で発覚したアスベスト関連の記事ですが、2019年6月に市長に就任した維新の永藤氏の対応を見ると、維新政治が住民の命を守ることには全く関心すら抱いていないことが分ります。

大阪・堺市の小学校アスベスト曝露 永藤市長は専門家検証方針公表も行政対応の第三者検証を拒否2021.10.22 アジアプレス

大阪・堺市の小学校で児童らが日常的にアスベスト吸入か 市長会見で説明せず
2021.10.04 アジアプレス

アスベスト“違法工事”発表の大阪・堺市に「第2のウソ」 専門家も認定
2021.09.30 アジアプレス

肺 が んや 悪 性 中 皮 腫を引き起こすアスベストは、禁止される以前には日本中で使われていましたので、古い建物からはアスベストが見つかるのはある意味当然ですが、使用が判明すると、市としては、住民に健康被害が及ばないような措置を即座に実施すべきですが、永藤市長はその措置を執らなかったばかりか、事実を隠蔽していたという。

マスコミを黙らせる維新

維新の会の悪政に関してはほとんど報道されないので、その実態を把握するのは困難ですが、コロナ関連などの最近判明した悪政だけでも、上記にご紹介したように人命に直関係する事案ばかりです。これらが広く報道されていたならば、維新壊滅に至るほどの重大事件のオンパレードです。

コロナ関連死者が多いという報道がなされても、維新行革で公立病院が半減させられたことが最大の理由であるというところまで、明確に報道した一般メディアはほぼ皆無。こうした事実一つでも明確に報道されていたならば、維新の会が大阪府を独裁的に支配するような状況にはならなかったはずですが、マスコミはほぼ沈黙。

最近は、この沈黙の度合いがWEB系にも及んできているように思われますが、上記ご紹介した「アジアプレス」も沈黙しないかと心配しています。

一方、わたしが購読している西日本新聞は維新の悪事隠しに荷担しています。本号でご紹介したような、例外的にごく一部の他紙でも報道しているような維新の悪政についてすら全く報道しないだけではなく、同紙と中日新聞によるのスクープの、愛知県の大村知事リコールをめぐる署名偽造事件報道でも維新隠しです。

署名ねつ造が佐賀市内で行われたことで、西日本新聞の取材もこの事件解明には大いに貢献したわけですが、首謀者の正体は隠したまま。維新の「い」の字も出てこいないほどに、徹底して維新隠しに手を貸しています。

この事件報道では、西日本新聞は連携取材した中日新聞といっしょに今年の新聞協会賞を受賞(10/6)しました。スクープに至った取材活動を振り返った上記動画には、事件関連記事が多数掲載されていますが、これらの途中経過記事にも、維新の「い」の字も書かれていません。

この動画は中日新聞が作成したようですが、この時点では両紙とも維新隠蔽に荷担しています。盛んに報道されているのは高須クリニック院長と河村名古屋市長の名前と、維新の名前を完全に隠した事務局長の元県議と維新の名を隠した維新の常滑市議の個人名のみ。

この協会賞受賞発表から数種間後の先日、この受賞に至った取材活動の詳細が西日本新聞の全紙一面を使った記事となって登場。しかしこの大記事にも、維新の「い」の字も出ていません。(この記事にリンクを貼ろうと思ったのですが、検索しても出てきません。)このリコール運動と署名ねつ造には、維新の会の関係者が関与していたことは世間周知の事実ですが、西日本新聞は完全に隠蔽しています。

協同受賞した中日新聞は地元であるので当然だとは、通常の記事では以下のように、維新の組織的関与をうかがわせるような記事まで書いています。

維新苦悩、拭えぬ悪評 名古屋市長選は静観へ 2021年3月27日 中日新聞

「リコールの会の事務局ってまるで維新じゃん」。愛知県内の五十代主婦は、リコールに賛同して署名集めに協力していた昨年八月、維新関係者の街宣車が使われていることに違和感を覚えたという。

実際、いずれも署名偽造疑惑の発覚後に離党したが、事務局では維新の田中孝博元県議が事務局長、山田豪・常滑市議が幹部を務めていた。他にも党員らが街頭での署名活動に立っており、愛知維新の会の山下幹雄幹事長は「(主導と)みられても不思議はなかった」と認める。

事務局長だった田中孝博元維新県議は、目下選挙戦たけなわの衆院選に、維新の会公認候補として立候補を予定していたことも周知の事実ですので、この犯罪には維新の会が関与していたのは、否定しても否定しようもないほどに明白すぎる事実ですが、西日本新聞はこの事件の検証記事を発表しながら、維新の「い」の字も出さずに、維新の会の犯罪関与を完全に隠蔽しています。維新の現役の常滑市議まで関与していたのですよ。

余りにも異常すぎる隠蔽ぶりですが、この記事が出る前の、西日本新聞がこの事件報道で協会賞を受賞してしばらく後の事ですが、維新の松井代表が西日本新聞を訪問したとの記事が写真入りで報道されていました。

実は維新の会は、福岡の激戦区の一つ、福岡市の中心地でもある2区(中央区、南区、城南区)をはじめ、複数区に候補者を立てており、猛烈に活動を展開しています。松井氏は選挙の挨拶に西日本新聞社を訪問したとのことですが、よろしくと頭を下げただけで、新聞社がこれほどまでに維新の悪事隠しに協力するのかと、猛烈に不可解さを感じています。

このリコール運動は大村知事を辞任に追い込み、愛知で維新知事を誕生させる狙いであっとの観測記事をWEBで目にしたこともありましたが、単なる憶測ではなく、維新なら十分にありうることだと思います。何をやってもマスコミが隠蔽してくれますからね。

維新は、自党に都合の悪い報道をするメディアには恫喝で黙らせ、あるいは税金を使ったメディアへのばらまきで黙らせ、ほとんど無傷のまま勢力を拡大中。西日本新聞はこのどちらの工作を受けているのか。

さすがに愛知や名古屋では今回の衆院選での立候補を見送ったものの、福岡では堂々の立候補。今後この調子で福岡でも維新の勢力が伸長し始めたらと想像するだに恐ろしい。

西日本新聞は事実を報道せよ! 協会賞は何のための受賞だったのか。

わたしはあいちトリエンナーレの「表現の不自由展」の偏向展示については大村知事の責任も問われるべきだと考え、大村知事を批判しましたが、その背後に維新の会がいたとは当時は全く知りませんでした。

しかし当時、松井一郎代表や吉村知事までが大村知事を批判し、知事辞職まで要求していたという。たまたま見つけたWikipediaの記事ですが、これが事実だとしたら、維新の会の悪質さは天井知らず。まるでヤクザそのものではありませんか。

・追記 佐賀新聞には吉村知事もこのリコールに賛同していたことが報道されていました。(10/26)
リコール署名偽造事件民意の捏造徹底解明を 2020.5.15 佐賀新聞

・追記 愛知リコール署名団体、支出は6千万円 会計報告判明 2021年3月29日 朝日新聞
この運動には6000万円もの大金が投じられたそうですが、入手先はクラウドファンディングで3950万円、寄付が870万円、高須クリニック院長から1200万円(借金とのこと)ですが、出資者名が公表されているのは高須院長のみ。 警察は出資者を調べたのでしょうか。(10/26)

大阪府市民はもっとまともな政党を選べ!!!被害が全国に感染します。大迷惑!

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Hisamoto Yoshiko https://www.ashi-jp.com <![CDATA[一抹の不安]]> https://www.ashi-jp.com/?p=4425 2021-11-23T13:58:59Z 2021-11-23T05:20:17Z
「一抹の不安」アイキャッチ画像
 
葦の葉ブログ3nd」の記事を、この元の親サイトに移す試みを始めました。理由については「突如蘇ったアクセスカウンター」に書いておりますが、移した後どうするかはまだ未定です。ひとまず、移してみることにしました。(2021/11/23)
 
前号資本主義と皇室」では、岸田新総理が掲げる新しい資本主義と眞子様のご結婚について取りあげましたが、眞子様に関して誤解を招きそうな書き方をしていた箇所があったことと、お二人の結婚が皇室の将来や日本の天皇制にも及ぼすであろう影響についても書くことにしました。衆院選が公示されましたが、お二人のご結婚が間近に迫っていますので、この問題を再度取り上げることにしました。

時間は戻らない

わたしは前号「資本主義と皇室」では、眞子様が圭氏に対して、佳代氏の元婚約者A氏から受けた恩には、礼をもって報いるべきだと助言をし、圭氏がその助言に従った行動をとり問題が解決していたのであれば、国民はこぞってお二人のご結婚を祝福するでしょうと書きました。

しかしこれは、実現不可能な過去完了形の仮定にしかすぎません。問題が発覚した時点(小室親子の仰天人生を眞子様をはじめ日本中が初めて知った時点)ですぐさま、礼をもった解決がなされていたならば、おそらく国民の多くも激しい拒否反応はせずに、祝福しただろうということです。

しかしあらためて言うまでもなく、圭氏は400万円余のお金は借りたものではなく、もらったものなので返済する必要なく、問題は解決済みだと公言しました。

アメリカ留学中の今年の4月に発表された長文(ものすごい数の注釈付き)の趣意書でも、彼の姿勢は全く変わりなし。それどころか、A氏が返してもらわなくてもよいといったという、音声の録音まで保有しているという趣旨の注釈(本文には書かれていないので見逃した方も多いかも)まで挿入するという悪質さ。

実際の音声は公表せずに、証拠は持ってるよという感じでほのめかすといういやらしさ。実際に録音したのかどうかは不明ですが、もしもA氏とのやり取りを実際に録音していたのであれば、録音したという行為そのものが、彼の常軌を逸した非常識で身勝手きわまりない性格を表しています。実際には録音は取っていないけれど、脅しのために、注釈に記載したというのであれば、これはこれで録音したと同じくらいにいやらしさ限りなし。

しかし最大の問題は、繰り返しになりますが、この悪質でいやらしさきわまりない趣意書作成には、眞子様も全面的に関与されていたことです。眞子様と圭氏は身勝手きわまりないカップルだと称したゆえんです。

もしもこの身勝手限りないお二人が、いよいよご結婚が間近になった今になっても国民の批判が収まらないことから、こっそりとA氏に借りたお金を返済した可能性もゼロではありません。

しかしもしそうであったとしても、お二人の将来を最々優先した、アメリカ留学の前ならまだしも納得感はありますが、今年4月の身勝手きわりない文書の発表後の、ご結婚間際になっての批判封じ丸出しの返済ならば、お二人の、人間性が欠如した身勝手さを上塗りするだけだと思います。

ただ佳代氏や圭氏本人が謝罪とお礼のためにA氏を訪問したというようなニュースは皆無ですので、詐欺で巻き上げたお金は未返済のままなのかもしれません。あらためて言うまでもなく、A氏は大金持ちではなく、定年退職した年金生活者で、家まで売って親子にお金を貢いでいたという。(前号では、公開後に追記しましたが、念のため強調しておきます。)

お二人がA氏に対して礼をもって対応していたならば、国民はこぞって祝福しただろうという想定は、現実にはありえないたとえ話にしかすぎません。もともと身勝手きわまりない圭氏に加え、真子様の身勝手さも加わり、国民がこぞって祝福したかもしれないという想定を、現実にはありえないたとえ話に変えてしまわれたわけです。

国民の批判や拒否感を招くお二人を巡る問題は、佳代氏の金銭トラブルが主原因ではなく、お二人の人間性の欠如に起因していることを強調しておきます。ここまでは前号の補足です。

「一抹の不安」とは?

本号のテーマ「一抹の不安」はここからです。

なぜ一抹の不安を感じるのかといえば、お二人のご結婚はお二人の間で完結する問題ではないからです。

わたしは当初は、お二人のご結婚に反対することは意味がないと思っていました。もしも仮に、強引にこの結婚を破談にした場合、眞子様は精神的にかなりなダメージを受けられ、最悪の場合は自ら命を絶たれる可能性もゼロではありません。結婚反対が、最悪の大悲劇をもたらしたらどうなるか。想像するだに恐ろしい。こんな大悲劇は誰も望んでいません。

それに女性皇族方は、ご結婚なさると皇族としての公的なお立場を離れられますので、われわれ国民との直接的な関係は切れてしまいます。これまでがそうでしたので、眞子様も同様だろうと考えていました。しかし、こと眞子様のご結婚に関しては、必ずしもそうではないという指摘が出ています。

近現代史をテーマにした作品を発表してきた作家、保坂正康氏の以下の論考をご覧ください。前編、後編がありますが、後編へのリンクは本文内にあります。

眞子さまと小室圭さんのご結婚は新皇室の危機 なぜ側近は皇族の恋愛リスクに鈍感だったのか「眞子さま百年の恋は新皇室の危機」#1

保阪 正康 2021/09/24 source : 文藝春秋 2019年6月号

保坂氏は、国民がこのご結婚に離反した唯一最大の理由は、圭氏がA氏から提供を受けたお金はもらったもので、返す必要はないと公言したことにあると指摘されていますが、次の一文はお二人のご結婚が孕む核心的な問題を突いていると思います。

 大きな懸念の一つとなっているのは結婚が成立した場合、小室氏は皇位継承第2位である悠仁さまの義理の兄になるということです。悠仁さまが天皇に即位した後、彼は義兄として会って話ができる特権的立場になる。もちろんそのときには、現在の上皇陛下も天皇陛下も悠仁さまの父、秋篠宮殿下もいらっしゃらない。国民は、そのときの皇室の状況をよくよく想像する必要があるでしょう。

わたしもこの論考を読むまでは、数十年先の、悠仁様が天皇になられて、眞子様、佳子様が最年長になられる時代のことまでは想像したこともありませんでした。これまでの皇室の慣例からしても、皇室を離れられた女性皇族が、いくらお身内だとはいえ、時の今上陛下に私的な立場を超えた接触をなさるとは夢想だにできません。

しかし世間の常識、人類の常識すら完全に欠落しているかのようなお二人のご結婚は、長く保たれてきた皇室のこの秩序をも壊してしまう可能性もゼロではないということ。十分にありうる事態です。

特に小室氏は、アメリカでの就職活動に「眞子内親王の婚約者」という肩書きを恥ずかしげもなく利用していたという。自力で就職活動ができなかったということですが、結婚してその特権的立場が確定的になれば、彼の皇室の利活用度はさらに高まることは必定。

ましてや2世代ぐらい時代が変わって、小室夫妻が最年長になれば、圭氏が皇室を牛耳るような事態さえ起きかねませんね。宮内庁は、今でさえ皇室の伝統と品格を守るという基本的使命を放棄しているにも等しいので、今後はますます存在感は希薄になるばかりでしょう。

と、数十年先を考えてみると、お二人のご結婚は日本にとっては禍々しいことになりそうですが、かといって、この結婚を破談にすることは不可能です。

ここであらためて問うべきは、圭氏の留学費用の真の出資者は誰かということです。この出資者を突き止めれば、眞子様のご結婚を可能にすべく動いてきた勢力とその意図も明らかになるはずです。

前号「資本主義と皇室」では、日本の国税(官房機密費)の一部が充てられたはずだと指摘しました。その理由としては、政権浮揚に利用するためだとも指摘しましたが、単に目前の政局に利用するだけではないことは言うまでもありません。

皇室そのものを変えたいというもっと大きな狙いがあったはずです。もっと政府の言いなりになるような皇室に変えたいということです。現在でも天皇は以下の憲法の条文にあるように、内閣の助言と承認のもとで国事行為を行うと強く規制されています。

日本国憲法

第1章 天皇
第1条天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。

第2条
皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。

第3条
天皇の国事に関わるすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。

第4条
天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。
天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。

条文だけを見ると、天皇は内閣の下にあるかのような印象すら受けますが、実際には、政府も各政治家も国民も、天皇陛下や皇族方に対しては、その権威は冒しがたいものとして、深い敬意をもって接してきました。

この権威は、天皇は、2000年にも及ぶ、日本の長い長い歴史と伝統を体現している存在であることに由来し、憲法とは異なった次元での、日本の歴史と伝統の象徴でもあることにも由来するものだと思います。しかし、眞子様の結婚騒動はこの権威に大きな傷跡を残しました。

しかもその傷跡は一過性のものでは終わりそうにもないほどに、後々に長く尾を引く可能性すらあることに、我々は気づくべきだと思います。保坂氏の論考はこの気づきのきっかけを与えてくれたと思います。

他力本願型上昇志向

圭氏は、正式の婚約者だとは認められていない中でも、眞子様の婚約者であるという地位を米国の大学入学や就職活動に臆面もなく利用してきました。入学したフォーダム大学では、圭氏の肩書きに眞子様のフィアンセと記載されていましたが、宮内庁は正式には婚約していないとして大学に対してこの記載の削除を申し入れました。

大学側がこんな肩書きを勝手に書くはずはなく、入学書類に圭氏自らが記入したものであることは明らかです。この時点ですでに圭氏は、日本の皇室と縁を持ったという自身の特権を最大限に利活用したわけです。つづいて就職時にも。

女性皇族と結婚なさったお相手が、その特別な地位を自らのステータスを上げるために利用したという例は、これまでは皆無です。圭氏が初事例。彼のこれまでの生き方を勘案すると、この初事例が一過性で終わるはずのないことは明らかです。

努力して自力でステータスを上げるのではなく、利用できるものは何でも利用して他力本願でステータスを上げたいという、強烈な他力利用型上昇志向の持ち主、これが圭氏の本性の全てだと思います。同時に彼は、無恥である(恥を知らない)という強力な武器も持っています。

それゆえに彼には、宮内庁も認める、氏素性の明らかな大金(公金)が投じられたわけです。持参金を放棄なさった真子様には、秋篠宮家を介して同額に近い公金が渡されるはずです。圭氏には法律事務所を介して公金が流れ、眞子様には宮家を介して渡される。いずれも国民に全く秘密の公金の恣意的利用です。

こうした公金の利用の仕方は民主主義を根底から破壊する動きへとつながるものですが、誰も、どこも圭氏やこのご結婚に投じられた資金の出所を、本気で徹底的に調査した人もメディアもありません。

圭氏はNYの法律事務所に就職したそうですが、当初はまるで弁護士として就職したかのような報道の仕方をしていたNHKラジオニュースも、最近では弁護士の「助手」として就職したと報道するようになっています。

助手とは、彼が日本の法律事務所で勤めていたパラリーガル(法律事務員)とも違う職種です。日本ではパラリーガルには資格はいりませんが、アメリカではパラリーガルにも資格が必要だとのことで、彼は今のところ、そのパラリーガルの資格すら取っていないので「助手」としての就職となったわけです。

参照:パラリーガルとはどんな職業?具体的な仕事内容や将来性は?

彼のNYでの就職に関しては、まるで2000万円以上もの高給が保証されたかのような華々しい報道がなされていますが、その実態はパラリーガル以下の地位だということです。給与は、おそらく彼1人の生活を維持するだけで精一杯の額のはずですので、彼がこれまでNY暮らしで費やした大金が借りたお金であれば、返済することは100%不可能です。

借金返済どころか、結婚後の眞子様との生活を維持することすら彼の収入だけでは不可能です。

圭氏と結婚後のお二人の生活資金をめぐって、わたしがしつこく言及しているのは、このご結婚には、国民には秘密の巨額の公金が投じられているはずだという、わたしの推測の根拠を示すためです。国会で審議されて正式に決まったものであれば問題はありませんが、国民には隠したまま公金が投じられている可能性が非常に高い。それゆえに資金の出所を問い続けているわけです。

公金が投じられるはずはないと反論する方があれば、ではどこが、誰が返済無用の巨額の資金を圭氏に提供したのかを、個人であれ組織、団体であれ、実名をあげて示していただきたい。眞子様に対しても、秋篠宮様が、今後の生活を維持するに足るほどの大金をお出しになるはずはありません。

日本の皇室は欧州などの外国の王室のように自ら事業をなさって、独自に収入を得るということはありません。国宝や国宝級の文物などの文化的遺産などの、金額には換算しえないほどの高級資産、宝物はお持ちだと思いますが、すぐに現金として使えるようないわゆる流動資産的なものは、そう多くはないはずです。

一般的にいっても、仮に大金持ちの資産家の娘さんが、親としては賛成できない、祝福する気にはなれない相手と、親の反対を押し切って結婚する場合、いくら資産家であっても娘に巨額の持参金を持たせることはまずないはずです。

すでに繰り返し書きましたように、圭氏に対する大金はもとより、眞子様に対する大金の提供も、国民には秘密にした公金であること。それ以外に資金源はありえないことは明白すぎる事実あるにもかかわらず、この疑惑に対してはマスコミも、意図的なのかどうか、全く無関心です。

西日本新聞には、このご結婚をめぐる賛否両論の立場の識者が登場して論評しており、大いに参考になっていますが、6人目に登場した賛成派の成城大教授森暢平氏は、ネット上に流れる根拠のない誹謗中傷に、宮内庁が対処できていなことに問題があるという趣旨の論評とともに、「小室圭さんや母親について、ネットや雑誌で語られることのほとんどは根拠のない流言だ。」と語り、

根拠のない批判の例として「母親は自らの借金を皇室に肩代わりしてほしいと秋篠宮さまに語ったなどと週刊誌に書かれている」ことを挙げていますが、ご本人たちも認めているA氏から提供されたお金は、返さないという身勝手さ丸出しの核心部分については完全に無視。

挙げ句に<「多くの人が納得し喜んでくれる状況」はすでに実現している。>とまで書き、NYでのお二人の生活を維持する資金はどこから出ているのかという、肝心かなめの問題も完全にスルーしたまま「ニューヨークという新しい環境のもとで新しい人間関係をつくり、健やかに過ごしていただきたいと思う」と祝福の言葉を贈っています。

こんな浅薄な思考力で大学の先生が務まるほど、日本の大学のレベルが低下しているということなのでしょうか。

このお二人をめぐる資金の出所を突き詰めていくと、余りにも不可解なことが多すぎますが、野党もこの重大な疑惑には全く無関心です。国会議員であれば、たとえ野党であっても、機密資金の動きを調べる方法はあるのではないかと思われますが、国会ですら調査できないような秘密資金の存在が許されること自体、反民主主義そのものです。

ご結婚とコロナ急減

しかも不可解さは資金の出所が明らかにされないだけではありません。なぜコロナが急減したのか。お二人のご結婚は、この疑惑とも絡んでいるとわたしは推測しています。

パラリンピック終了後、急激にコロナ感染が激減しました。そもそもパラリンピック開始に合わせるかのように、デルタ版コロナが超激増したことそのものも不可解すぎます。多くの外国人が入ってきたとはいえ、あっという間に日本中に急拡大しました。そして、パラリンピックが終わるや、急減。

欧米でもワクチン接種後は一時的であったにせよ、コロナが急減しましたが、それもつかの間、再び急拡大。デルタ株という新種のウイルスにはこれまでのワクチンは効かないからだといわれましたが、日本ではデルタ株に特化したワクチンではなく、欧米と同じワクチンを打っていたにもかかわらず、日本中に拡大していたデルタ株も急減しました。

コロナ急減の理由は、専門家にも明確な理由が分からない、不可解な現象だということです。科学的な理由を示すことはできないということですが、人為的なものだとしたら、コロナの急激なアップダウンも簡単に操作のできることは子供にも分かります。

パラリンピック目がけての激烈な勢いでの急拡大は、パラリンピックの実施を妨害するためであったことは言うまでもありません。では現在の急減の理由は何か? 言うまでもなく、眞子様圭氏の結婚を後押しするためです。

コロナが猛拡大したままならば、いくらこのお二人といえども、10月中の結婚は難しかったはず。しかしコロナが急減し、正式な儀式は中止されたものの、お二人の結婚に向けた準備は着々と進みつつあり、26日には晴れてご結婚というところまできました。

つまりコロナウイルスを散布している勢力も、このお二人の結婚に力を貸しているということです。なぜなのか。これまで、政治の介入、侵入を許さず、天皇・皇室の権威を守ってきた不可視のバリアを、お二人の結婚によって突き崩そうと企てている勢力がいるからです。

コロナ散布勢力まで絡んでいるとなると、日本の皇室を政治利用しようと企んでいる勢力は国内だけではなく、海外にもいるということですが、ここまで書くと陰謀論者だといって断罪されるかもしれません。

しかし前回にもご紹介した

チャートで見る世界の感染状況 新型コロナウイルス 日経新聞

首都圏1都3県の感染者数 日経新聞

チャートで見るコロナワクチン 世界の接種状況は 日経新聞

をご覧になっても分かるように、日本におけるパラリンピックの前と後とのコロナ感染の激しいアップダウンは、世界的に見ても非常に特異です。しかもコロナが感染症であるからには、猛拡大渦中の日本から帰国した選手たちから、各国に感染が再拡大しても不思議はないですが、上記チャートを見ても、パラリンピック絡みでの世界各国へのコロナ拡大はありません。

ということで、パラリンピック渦中のコロナの猛拡大も非常に奇妙。急減したのも奇妙。お二人の結婚後に再びコロナ拡大が始まる可能性もかなり高いですが、仮にこのまま収束することになるにせよ、コロナ感染の増減は、人為的操作を疑わざるをえないことは明白です。

これまで何度も指摘してきましたが、コロナが蔓延していないのは世界中で北朝鮮だけ。北でワクチンが接種されたとのニュースは皆無ですし、北にワクチンが送られたというニュースすらありません。にもかかわらず、コロナの蔓延はなし。これも奇妙。

しかも北は、世界中がコロナ禍で疲弊しきっている中で、次々とミサイルを連発しまくっています。ミサイル一発撃つだけでも、億の単位の資金が必要らしいですが、民衆が経済的に困窮する中、金正恩一族を強力に支援している外部勢力が存在していることは明らかです。ただし、民衆にもコロナ蔓延はないらしい。これも奇妙。
軍を放り出された北朝鮮の除隊軍人が盗賊化、民衆を襲い始めた JBPress

なお今年のノーベル物理学賞に、米プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎氏の受賞されました。喜ばしい限りですが、90歳というお年を考えると、喜んでばかりはいられませんね。今の若手研究者の中から将来のノーベル賞受賞者が出るのかどうかは、かなり危うい状況にあるからです。また、同調圧力が強い日本には帰りたくないとおしゃったという真鍋氏の一言は、研究者のみならず、日本人全員の胸に刺さりますね。日本の社会、教育界は同調圧力の塊みたいなものですからね。

「一抹の不安」アイキャッチ画像
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Hisamoto Yoshiko https://www.ashi-jp.com <![CDATA[資本主義と皇室]]> https://www.ashi-jp.com/?p=4404 2021-11-23T14:02:55Z 2021-11-23T04:47:54Z
 

2021年10月12日   2021年10月21日

「資本主義と皇室」アイキャッチ画像

葦の葉ブログ3nd」の記事を、この元の親サイトに移す試みを始めました。理由については「突如蘇ったアクセスカウンター」に書いておりますが、移した後どうするかはまだ未定です。ひとまず、移してみることにしました。(2021/11/23)

本号のテーマは「資本主義と皇室」。一見、縁遠い二つのテーマのみ合わせたようにみえますが、「資本主義」は、岸田新政権が掲げた「新しい資本主義」に由来したものですし、「皇室」は目下日本中が注視している、眞子様と小室圭氏のご結婚が惹起した皇室の現在地を表したものです。いずれも、我々の暮らしや行く末に重大な影響を及ぼす出来事です。

新しい資本主義

自民党総裁選では事前の予想に反して、党員投票でも、僅差とはいえ岸田氏が1位の票を獲得、決選投票では2位の河野氏を大差で破り自民党総裁に就任しました。しかしその後の様子は余りはかばかしくはなく、支持率も低迷しているようです。

支持率低迷の理由はいろいろ論評されていますが、「新しい資本主義」という、自民党議員から提案されることなどありえなかった、新しい政権の柱となるはずのこの命題が、実態の伴わない空疎な言葉でしかないと思われていることも原因の一つだと思われます。

新しい資本主義とは新自由主義に対するアンチテーゼとして提示された概念で、学者や評論家や一部論壇では主流とまではいかずとも、大いに注目されてきましたが、政治の場では正面切って論じられることは皆無だったように思います。

そこに突如、岸田氏が堂々と「新しい資本主義」の旗を打ち立てようとされたわけです。正直、驚きました。こんなこと言って大丈夫なのか、党内の反発を買わないのかと心配すらしました。原理的には反新自由主義的な政策ですので、小泉改革から安倍・菅政権まで続いてきた自民党政治への批判とまではいかずとも、かなり強い反省の意を込めた政策原理になるはずでした。

しかしいかんせん、中身がよく分からない。分からないまま解散総選挙に突入することになりましたので、この革新的な新しい旗が、実質をもって我々の生活を変えてくれるのかどうかは、総選挙後にならないと分からない。おそらく岸田総理としては、一握りの富裕層に富が集中するようなこれまでのやり方を止めて、もっと分配を増やそうというのが基本スタンスなんだと思いますが、そのための財源をめぐっては、未だ揺れているというか、余り明確ではないようにも思われます。

また、国会でなされる、所信表明演説をめぐっての短いやり取りだけでは、岸田新政権の政策原理の実質にまで迫ることは難しいだろうと思います。岸田氏はおよそ自民党の政治家らしからぬ「新しい資本主義」という旗を掲げられたからには、政策の実現性についてはそれなりに熟考されてきたのではないかと思いますので、任期も残り少ないとはいえ、国会で堂々と論議して、国民にもある程度理解可能な段階になったところで解散すべきだったと思いますね。

まあ、国会を開くと政策論議よりも、甘利幹事長の収賄疑惑の追及に全集中状態になることは避けがたいとは思われますが、国家公務員である国会議員の公正さが問われるのは、これまた当然だとも思われます。

ところで総裁選でもっとも気になったのは、日本の食糧自給率の低さについての対策を問われた時の河野氏の回答です。他の3候補は当然のことながら、自給率を上げる必要があるという趣旨の回答をしていましたが、河野氏は、買い負けをしないように日本の経済力を高める(強くする)と答えていました。NHKニュースのダイジェスト版で河野氏の肉声で聞いたのですが、正気なのかとその発言に心底驚きました。

この発言の異常さについては解説は無用だと思います。河野氏は、専門部会での議論を「ギアギア」と表現して、雑兵どもは黙っておれ。全てオレ様に任せろというエリート意識丸出しの発言でひんしゅくを買っていましたが、自給率の低さに対する姿勢は、政治家としての資質すら歌わせるものではないかと思われます。

背後にいた選挙参謀が言わせたのか、河野氏自身、本心からそう考えているのかどうか、お尋ねしたいぐらい引っかかりを感じています。究極の新自由主義政策ではないですか。もっと真剣に日本の行く末について考えていただきたいと思いますね。

この河野氏を支援したのが菅前総理ですが、農家出身の管氏が、いくらなんでも自給率は低くてもかまわないともとれる、こんな発言を誘導したとは思われません。しかし退任直前の管氏の発言にも看過しがたい引っかかりを感じています。

退任直前の国会での答弁と国会後の記者会見で全く同じ発言をされたので、非常に鮮明に記憶に残っています。まず国会で立憲民主党の議員から、コロナ対策の不備からコロナの異常な猛拡大を招いたことの責任を問われた管氏は、猛拡大下での感染者に占める死者数は、それ以前の割合より遙かに低いことを数字(数字までは覚えていませんが)で示して、対策は万全だったと答えていました。その後の記者会見の場でもほとんど同文だと思われるような答え方をしていました。

五輪開催後、コロナはそれ以前(100人未満/日)の数十倍、数百倍(2万数千人/日)もの勢いで感染が拡大しました。一方死者数は「3~5人/日」から「50~70人/日」です。感染者数が数十倍から数百倍に増えていますが、死者数は10倍前後です。割合で示せば、分母(感染者数)が圧倒的に大きくなった猛拡大後の方が、死者数の割合は圧倒的に小さくなるのは、当たり前のことです。

この当たり前すぎる数字の詐術をぬけぬけと披露した管氏に、心底寒気を感じました。国会審議では質問した立民の議員は、昨年からのコロナ全感染者総数のうちの90%以上が、そしてコロナ全死者数の90%以上が、菅政権下で発生していると指摘していました。

こうしたコロナ関連の推移を一目で把握できるような資料は見つかりませんでしたが、日経新聞の以下のデータは比較的分かりやすいと思いますので、ご紹介します。

チャートで見る日本の感染状況 新型コロナウイルス 日経新聞

確かに菅前総理も総理なりに全力を上げて対応なさってきたと思います。しかしわたしはこれまで何度か記者会見などの管氏の発言を聞きましたが、治療も受けられずに、自宅でなくなったコロナ犠牲者に関して触れるのを1度たりとも聞いたことはありません。

昨日のNHKの日曜討論では各党の政調会長が出席していましたが、共産党の政調会長(名前?)によれば、8月の自宅で亡くなったコロナ患者は250人に上るとのこと。世界一の医療機関数を誇る日本で、治療も受けられずに自宅でなくなったコロナ患者がひと月で250人も!これらのコロナ犠牲者には一言も触れず、悔やむ言葉もない前総理。

管氏はご自身の対応は万全であったと力をこめて主張なさるばかり。退任直前の記者会見では、検査技師なども注射を打てることをご自分が指示したことまで、わざわざ付け加えていましたね。不足していた打ち手の確保にもご自身が寄与したことを強調したかったようです。

実は検査技師なども注射を打つ資格のあることは、実際に動員されるよりかなり前に、「フォーNET」という雑誌に、元総務大臣なども務めた太田誠一氏が書いていました。同誌には自民党の鬼木誠氏も毎号寄稿していますし、自民党をなどの議員も購読しているはずですので、ここから情報が伝わったのではないかと想像しています。

なぜこんな細かいことまで書くのかといえば、コロナ対応を現場で請け負った面々はもとより、官僚も知らなかったのではないかと思うからです。官僚が専門的な能力よりも政治家への忖度第一に評価されるという風潮が、緊急時にも混乱を招いているのではないか。またそれ以上に、官僚そのものを排除するという菅流政治主導が、この風潮を強化してきたと思います。

しかしパラリンピック終了後のコロナ感染の激減ぶりは、喜ばしいとは思うものの、余りにも異常。専門家も理由は分からないと発言せざるをえないほどの激減ぶりです。ただ無邪気に喜んでばかりはおられないような不吉さも感じますね。

祝福なきご結婚

眞子様、圭氏のお二人は10月26日にご結婚され、同日、お二人そろって記者会見されるとのことが、1日、宮内庁から発表されました。しかし宮内庁は同時に、眞子様が小室家の借金問題に絡む誹謗中傷を受けて「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」状態にあることも公表しました。

誹謗中傷とは、「根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つけること」(デジタル大辞泉)という意味ですが、眞子様は、国民から湧き出ている疑問や批判の声を誹謗中傷、すなわち全く根拠のない悪口だと受け止められたということになります。

宮内庁は「誹謗中傷」という言葉の意味を理解して発表したのでしょうか。大いに疑問を感じる発表の仕方です。この問題をこじらせた責任の一端は宮内庁にもあるはずです。

小室家をめぐっては様々な情報が飛び交っていますが、我々国民がもっとも不可解で納得できないと感じている点を再度確認いたします。

小室親子が母親佳代氏の元婚約者A氏から400万円余の借金をしたこと。この借金は佳代氏がA氏と婚約していたが故に可能であったこと。しかし佳代氏にはもともとA氏と結婚する意思はなかった、つまりは結婚詐欺的手法で借りたお金であったということ。A氏は2年も待ったが、佳代氏には自分と結婚する気は毛頭ないことを悟ったA氏は、婚約解消を申し出た。

婚約解消後もA氏が親子に貢いだ400万余のお金は戻らなかった、佳代氏も圭氏もこのお金はもらったものなので返済する必要はなく、問題は解決済みだと公言してきた。A氏が大金持ちならともかく、定年退職した年金生活者であり、自宅まで売って親子に資金を貢いでいたことも強調しておきたい。(10/13)

以上の騒動の骨格部分はご当人たちも認めており、国民の多くも立場を超えて知っている事実です。わたしはこの事実を初めて知った時は、こんな人物が皇室に受け入れられたこと自体信じられませんでしたが、当初は、皇室批判は控えておりました。やがて冷静にご判断なされるであろうとも思っていました。

しかし時が経ち、眞子様が圭氏と完全に価値観が同じであるとの、衝撃的な事実を認めざるをえない場面に多々遭遇することになりました。仮に眞子様が、圭氏のように身勝手きわまりない男性に対して、身勝手な男だけど好きだとの思いは抑えられないという恋は盲目状態にあったにせよ、他者を慮る気持ちがわずかでもあれば、もう少し違った対応ができたのではないかと思わざるをえません。

借金踏み倒し騒動の渦中、圭氏は突如米国に留学することになりました。普通の庶民的感覚からするならば、アメリカ留学するくらいの、そんな大金があるのであれば、まずはA氏にお礼とお詫びをすべく、詐欺的手法で巻き上げた400万円となにがしかのお礼の気持ちを添えて返済するように、眞子様からアドバイスすべきだったのではないかと思います。

わたしはつい最近まで、お二人の身分の違いから細々とした話まではしていないのかと考えていましたが、お二人は完全に一体化して、発表する文書の内容にまで眞子様も関与されていたことを知り、驚愕としました。そこまでの深い関係ならば、何でもお話はできたはずです。

結婚までに時間がかかってもわたしはあなたを支えるから、恩人にはきちんと礼を尽くして返すべきものを返すことが先決ではないですかと、眞子様が圭氏を説得すべきだったのではないかと思います。

30近い眞子様がそんなご判断もできないのであれば、宮内庁がまともな判断へと導くような働きかけをすべきだったと思いますよ。宮内庁は眞子様をPTSDから守るべく、支え切れなかったことを申し訳ないとその無能ぶりを吐露しているそうですが、支えるべき方向の判断が全く間違っていたことに気づくべきです。

詐欺的手法で巻き上げた借金は踏み倒したまま、誰が出したのかの詮索は後にして、一般庶民には不可能なアメリカ留学、しかも3年も留学を続けた圭氏。そしてこの圭氏の行動を100%支持してきた眞子様。お二人は自分たちのことしか考えられない、身勝手きわまりないカップルであることが、今に至って明白すぎる事実として我々国民の前に示されてしまっています。こんなお二人を目にすると、ご結婚を祝福する気にはなれないのは当然すぎることではありませんか。しかも眞子様は国民の声を誹謗中傷ととらえ、一方的に被害者意識を募らせておられるご様子。信じられません。

もしも眞子様が圭氏を説得し、分不相応なアメリカ留学などせずに、A氏という恩人に報いる行動を取っていたならば、国民はこぞってお二人のご結婚を心から祝福したはずです。しかしそうした人としてのごく当たり前の判断もできなかった眞子様。そしてそうしたまっとうな方向へと導くようなサポートができなかった宮内庁は、古代から続く日本の長い皇室の歴史に、取り返しのつかない深い深い傷跡を残してしまったことを片時も忘れるべきではないと申し上げたい。

ここであらためて問うべきでしょう。3年にも及ぶ圭氏のアメリカ留学に必要な多額の資金はどこから提供されたのか、と。圭氏は顧問弁護士まで雇っていましたので、相当潤沢な資金が提供されていたのは明らかですが、元の法律事務所から借りたものだとの当初の話は、今では誰も信じていないはずです。

圭氏には返済無用の多額の資金が提供されていたのは明かです。眞子様が持参金を辞退なさったのも、彼には返すべき借金は存在しないということを、言わず語らずのうちに証明したものでもありました。

圭氏にお金を貸しても返してくれないということは日本中が知っていますので、たとえ10万円でも彼にお金を貸すようなもの好きはいないはず。ましてや数千万円もの多額になるとそんなもの好きは皆無、ゼロ。つまりは圭氏の留学資金は返済無用の給付金であったということです。

圭氏に提供された多額の給付金の出どころは、あらためて言うまでもなく、日本の国税以外にはありえません。しかも国会の審議も経ずに、国民には隠し通して多額の税金がこのお二人に投じられた、給付されたということです。安倍・菅政権下では官房機密費の名目で100億円近い裏金が、ひそかに浪費されています。

この中から数億円の資金が、このお二人のために流用されたことは間違いないはずです。圭氏の唐突なアメリカ留学も、この国税が大学への寄付金などの留学工作資金として使われたはず。

宮内庁は当然のことながら、圭氏の留学資金の出どころは知っているはずです。彼に資金を提供するようなもの好きはいないとはいえ、素性不明な怪しげな資金で留学したとなると大変なことになるわけですから、宮内庁の職務としても資金の出どころは把握すべきですし、把握しているはずです。

彼の留学資金が官邸から出されていることは、秋篠宮様にも天皇陛下にも上皇様にもひそかに伝えられていたと思われます。当然、眞子様もご存じだったはず。巨額の資金でバックアップされていることも、眞子様の強固な姿勢を支えてきたはずです。

徒手空拳、ほんとうに何もないところから新生活を始めざるをえないという状況であったならば、眞子様も多少は冷静になって考えられたかもしれませんが、アメリカでの新生活に向けた準備が着々と進められている中では、気分は高揚する一方だったと思います。しかもそれらの資金は返済無用!

圭氏の留学資金は圭氏一人を潤しただけではなく、眞子様にも多大な期待と希望をもたらしたはず。お二人に投じられた多額の資金は、直接的には誰の懐も傷まない公金が投じられたのは明らかですが、この事実をぜひ国会で明らかにしていただきたい。日本の公金を使って皇室の解体が企まれているわけです。モリカケ問題以上に重大な事態です。(*注1↓)

しかしマスコミは、圭氏の留学資金がどこから出たのか、この重大な謎について調査すらしていません。それどころ、最近はお二人の結婚を祝福するような記事やニュースが目につくようになっています。NHKはその筆頭ですが、ローカルのRKBラジの櫻井浩二インサイトでも、つい最近、立て続けに眞子様のご結婚を批判する人々を批判する放送が流されました。

どうしてこの重大事に、マスコミは芸能記事めいたニュースしか流せないのか。なぜ、圭氏のNY生活を支えた多額の資金の出所を突き止めようとしないのか。国会とマスコミは、この重大疑惑を明らかにせよ!

財務局は文書開示を拒否

*注1 10/12公開数時間後に追記   本ブログを公開して数時間後に、「学校法人森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自殺した同省近畿財務局職員赤木俊夫さんの妻雅子さんによる行政文書の開示請求について、同局は12日までに不開示決定をした。」(時事通信)とのニュースを目にしました。

そこで急遽、追記をいたしております。上記の「 モリカケ問題以上に ・・・」という一文は、赤木雅子さんを傷つけかねない内容だったからです。削除しようかと思いましたが、そのまま残して、あらためてこの問題にも触れることにしました。

森友学園問題についてはこれまでも何度も取り上げてきましたが、旧葦の葉ブログ人間公害、籠池夫妻、と森友文書と財務省には詳しく解説しております。 森友文書と財務省 には近畿財務局に保存公開されていた文書を読み解いて、近畿財務局は森友学園には一切便宜を図っていないことを、残された記録を基に解説しております。

ここまで関連文書を読んでこの問題の真相を明らかにしたのは、本ブログ以外にはないと断言いたします。マスコミも野党も、もっとも重要な一次資料には当たらずに、部分的な改竄箇所だけをピンポイント的に見つけ出しては、改竄改竄と騒ぎ立てるだけで、原本の内容そのものを検証した形跡すらありません。その中身のない空疎な改竄騒ぎを「モリカケ」と揶揄したのですが、言葉だけを見ると、奥様をも侮辱したようにも誤解されかねませんので、追記を書いている次第です。

赤木氏は、常軌を逸した籠池夫妻を相手にしつつも国益に沿った対応をしてこられたわけですが、公文書改竄を拒否して自殺なさいました。しかし、籠池夫妻とのやり取りを記録した原本をきちんと読めば、改竄せずとも、原本そのもので、森友学園には一切便宜を図っていないということは100%証明することはできたわけです。

本省財務省は、きちんと原本を読まず、改竄を指示し命令したわけですが、この命令は、赤木氏にとっては二重の意味で屈辱だったと思われます。

一つ目は、公務員としては絶対にしてはならない公文書の改竄を命じられたこと。赤木氏にとっては、この命令は公務員である自らを否定することに外ならなかったはずです。二つ目は、赤木氏自身は、改竄せざるをえないような不正な仕事はやっていない。にもかかわらず改竄を命じられたとなると、あたかも自分が不正な仕事をしたかのような状況を生み出すことになる。

公務員として誠実に仕事を続けてこられた赤木氏にとっては、とうてい受け入れることのできない命令だったのは当然だったと思います。ただその思いの帰結が、自らの命を絶つという選択であったことには、無念さと無残さと、言葉にはならない諸々の思いがこみ上がってきます。

残された奥様のお気持ちは何をもってしても癒やされることはないと思います。せめてご主人を死に追いやった事の真相を知りたい。その一心で財務省にも文書の開示を求められたのだと思いますが、財務省、財務局は、いったい何を隠そうとしているのでしょうか。これ以上、日本国の芯を腐らせないためにも全てを開示せよ!

「KIMONOプロジェクトをめぐる怪」アイキャッチ画像
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Hisamoto Yoshiko https://www.ashi-jp.com <![CDATA[アメリカの表と裏]]> https://www.ashi-jp.com/?p=4398 2021-11-23T14:10:02Z 2021-11-23T02:49:21Z 2021年9月28日 2021年10月5日

「アメリカ表と裏」アイキャッチ画像

葦の葉ブログ3nd」の記事を、この元の親サイトに移す試みを始めました。理由については「突如蘇ったアクセスカウンター」に書いておりますが、移した後どうするかはまだ未定です。ひとまず、移してみることにしました。(2021/11/23)

管総理が訪米して、バイデン大統領と最後のご対面を果たしたこともあり、今回もアメリカをテーマにしましたが、マスコミでもほとんど報道されない、隠された米中関係が浮き彫りにする、アメリカの「今」に迫ってみたいと思います。

米、8万5000人もの中国人留学生にビザ発給

24日、「クアッド」と呼ばれる日米豪印4カ国による直対面式の初の首脳初会談が開かれ、退任間近の管総理もこの会談に参加するために訪米しました。バイデン大統領は、退任する管総理に対して、単なる外交辞令だとは思えぬほどの過分のほめ言葉を贈呈しました。

管総理に限らず、アメリカ政府にとっては日本政府は他に例はないほどの忠実なる下僕であり、かつアメリカに対しては底なしの財布代わりを果たしてくれるので、なくてはならない必須アイテム(主権もないので政府とは呼べない)になっていますので、懐の痛まないリップサービスぐらいお安いものだと思っているのかしれません。

しかし管総理の忠実なる下僕ぶりに対する多少の感謝もあったのかもしれません。前号自立をめぐるアフガンと眞子様・圭氏でもご紹介しましたように、在日米軍基地では、米軍が使用する消化剤に含まれる、基準値の13倍もの有害物質物を垂れ流していました。しかもこれが常態化しているわけです。

なぜ垂れ流すのかといえば、無害化するには巨額の費用がかかるからという単純明快な理由です。経費を節約するために、日本人ががんになろうが死のうが知ったことではないとばかりに、周辺の川に垂れ流し。有毒物は川から田んぼや海へと拡散していきます。水道の水源にも害は及びます。

防衛大臣や総理大臣が在日米軍基地の司令官や米国政府に対して抗議をして、米軍に無害化処理をさせるべきですが、日本政府からの抗議は皆無。それどころか先日、日本政府がこの有毒物を9200万円も投じて肩代わりすることになったという。ついでに、その他の米軍費用も肩代わり
米軍PFAS汚染水、日本が費用負担し処分 格納庫補修費も 再度放出は当面回避 琉球新報

しかもこの処理費用はさらに膨らむ可能性もあるという。有害物の総量は米軍の申告によるもので、実際にはもっと多くなる可能性があるからです。この有害物は米軍が訓練中に放出しているそうなので、沖縄以外の基地でも調査する必要がありますね。モラルの崩壊した米軍が、自由や民主主義という理念のために命をかけて戦うかといえば、それはほぼありえませんね。

しかし管総理は抗議一つせずに、訪米前に、日本の税金を使ってこの米軍の尻ぬぐいをしたわけです。直ご対面の場でもご機嫌をとることはあっても、抗議は御法度。バイデン大統領にとっては、忠実なる管総理にはよしよしという気分なのでしょう。そこで言うだけならタダとばかり、少々過剰なリップサービス。

加えて、総裁選下の日本の政局も踏まえてのリップサービスだったのではないかとも思います。米政府は河野総理の誕生を望んでいるとの、メディアを介した露骨な内政干渉がなされていますが、この米政府の声が総裁選に影響しないはずはありません。

河野氏を背後で支えているのは管総理であることは周知の事実。誰が総理になっても日本政府が米国の忠実なる下僕であることには変わりはないとはいえ、恣意的に税金を使うことに全く抵抗のない管総理を使って、河野新政権をより忠実な米国奉仕内閣に仕立て上げようとの魂胆なのではないかと推測いたします。河野氏は、管総理を真似ているのか、独裁思考をうかがわせる言動を頻発しています。

一方、クアッド重視のバイデン大統領は、原潜建造をめぐって豪仏対立を招き、あわや米仏断交かかという事態にまで発展。結局は双方歩み寄って表立った対立は解消されたようですが、この騒動も米国の今を象徴しているように思います。

米国のクアッドへの急傾斜は、いうまでもなく中国孤立化を狙ったものですが、その一方でバイデン政権は4月末、トランプ大統領以来続いていた中国からの留学生受け入れ禁止を解除する方針を発表しています。

米、中国など外国人留学生の渡航制限緩和 今秋からロイター

それから約4ヶ月後の8月25、在北京米大使館は、5月以降、中国人留学生に発給したビザは8万5000人を超えたと発表したという。

米国、中国人留学生8万5000人にビザ発給 5月以降
毎日新聞 2021/8/25

上記のように、毎日新聞はすぐさまこのニュースを報道していますが、西日本新聞もNHKラジオも報道していないようで、全く知りませんでした。ところが1,2週間前、NHKラジオで簡単ながらこのニュースが流れました。

しかしラジオの一声だけでは詳しい内容が分かりませんのでネットで検索したのですが、このニュースに関しては、上記ご紹介した2社の報道のみで、他は皆無です。1社のロイターはビザ発給が再開されるというお知らせですが、発給後の実績に関する報道はなし。

8万5000人という恐ろしい数の、中国人留学生へのビザ発給を報じたのは、日本の毎日新聞以外には見つかっていません。NHKラジオがかなり遅れてチラッと報道しただけで、検索にかからないところを見ると、本体のテレビでは報道していないようです。

米中対立下にある世界にとっては重大なニュースのはずですが、なぜ隠蔽されるのか。おそらくこのニュースには、目下のアメリカが抱える病巣が隠されているからだろうと思います。一言でいえば、アメリカは中国人留学生の激減により、大きな欠損を抱えることになったということです。以下、箇条書き的に、その事情を列記してみます。

1アメリカの大学は、自国の学生よりも海外からの留学生受け入れに力を入れてきた。(中間層の激減により、自国民の入学者数が減少したこととも関係あり。)
2留学生の大半を中国人留学生が占めていた。⇒ 激減により大きな穴。
3大きな穴の一つが、大学の存続を危うくしかねない経営上の問題。
4さらに大きな穴は、大学や研究機関の研究環境を危うくしかねない研究水準維持の問題。

8万5000人という数字はただごとではありません。留学生が激減して大学経営が難しくなっているだけが理由であれば、中国以外の世界各国から学生を呼び込めばいいわけです。留学先としては世界ダントツ1位の人気を誇るアメリカです。

が、再開後のビザ発給でも中国人留学生がダントツの1位です。中国は留学生を介して、アメリカの研究成果を盗んでいるとして、トランプ政権下では、中国人留学生の排除までなされてきましたが、そのリスクはなくなったのかどうか。あるいは別の事情によるものなのか。

この問題を考えるに当たっては、アメリカの教育事情に目を向ける必要がありそうですが、次の新書には、アメリカの大学事情が紹介されています。

教育現場は困っているー薄っぺらな大人をつくる実学志向」平凡新書

副題にもありますように、基礎的な知識習得には不可欠な詰め込み教育を、一方的に批判する形でなされてきた日本の教育改革を批判した書ですが、そのお手本となったアメリカの教育改革とその結果がもたらした現状についても紹介されています。一言でいえば、日本で起こっている問題が、アメリカではすでに先行的に始まり、深刻化しているということです。

その代表的な問題が、学生の学力低下です。日本でもかなり前から、高校で習得しておくべき知識も身についていない学生がかなりの数大学に入ってきており、そうした学生を対象にした補習授業がなされてきていますが、アメリカでも全く同様だとのこと。

アメリカでは、84%もの大学に治療用再教育(補習教育)科目が設置されているという。アメリカの大学の先生方は、この補習教育に多大な労力と時間が取られていると嘆いているそうですが、大学教育に占める補習授業の割合は日本より高いのではないかと思います。というよりもアメリカでは、高校以下の学校教育そのものが十分に機能していないという現実があります。

アメリカでは州の独立性が高く、州や地域間格差に加え、全米を覆う極度の貧富の格差もあり、地域が担う中等教育、初等教育にはその社会的格差がもろ反映されているからです。アメリカでは、大半の大学で治療用再教育を実施せざるをえないというのも、その必然の結果が大学にまで及んでいることを示しているわけです。

しかし海外からの留学生の場合は、そのほとんどは治療用再教育が不要であるのは明らかです。大学運営上は非常に効率的です。特に、詰め込み教育の非人間性が時には批判されてきた中国からの留学生たちは、基礎的な知識を徹底的にたたき込まれていますので、再教育が不要であるのはもとより、研究水準を維持するに貢献するばかりか、時には水準を高め、リードしてきた側面もあったのではないか。

新自由主義が猛烈な勢いで広がり始めた頃、アメリカでは教育への投資は最小に抑え、優秀な人材を海外から呼べばいいとさかんに喧伝され、日本もその真似をしてきました。しかし、もっとも激烈に貧富の格差、教育格差が生じていたにもかかわらず放置されてきたアメリカでは、その結果ももっとも激烈な形で現れているように思われます。

それが、8万5000人もの中国人留学生へのビザ発給の意味するところではないかと思います。アメリカは中国人の内部浸透を恐れつつも、中国人留学生を受け入れざるをえないというディレンマに陥っているのではないか。

この事実は隠蔽するのではなく、日米両国民に広く知らせるべきだと思います。アメリカの上位の大学には世界中から優秀な学生が集まりますので、大学のレベルも世界一。しかし中が空洞化しつつあるという現実を直視し、迅速に是正策を実施して、実のある国力向上に取り組まなければ、超大国アメリカといえども、やがて中国に呑み込まれてしまう可能性もゼロではありません。

中国人留学生8万5000人にビザを発給した在北京米国大使は、次のように述べています。

「中国からの留学生や研究者は米国の多様性に大きく貢献しており、過去10年間で3倍となった中国人留学生との個人的な結びつきを誇りに思っている」(米国、中国人留学生8万5000人にビザ発給 5月以降)と。

これは外交辞令ではなく、本音に近い言葉だと思います。Appleのティム・クックCEOもオンラインを介した公開の場で、中国の若者に対して同趣旨の呼びかけをしていました。自国の若者に向かってではなく、どちらも中国の若者に向かっての言葉です。

手間暇のかかる治療用再教育の必要な自国の若者よりも、優秀な中国の若者をということですが、教育は国の礎だという真理が、反転した形で示されています。日米の国民は、アメリカが置かれているこの現実をしかと直視すべきだと思います。

一昨日、ファーウェイの副社長が解放されました。これも同じ流れにあることは明らかですが、カナダ人2人も人質になっていましたので、人道的にも解放の選択は不可避だったと思われます。中国政府による強引な人質作戦が功を奏した面もありそうです。こういう駆け引きは日本政府も見習うべきですが、日本政府はアメリカ政府の下僕役しかできません。

クアッドではG6や半導体や宇宙など新規分野での共同研究を進めることが合意されましたが、アメリカの企業がもつ世界最先端の技術がこのメンバー国に開示されることは100%ありえないはず。一方、日本政府はアメリカの歓心を引くために、日本の最先端技術を嬉々として開示するということは起こりそう。

独裁化を強化しつづけている中国に支配されるぐらいなら、アメリカの下僕の方がまだましだとは思うものの、今のアメリカには中国と正面切って対立する力はないということ、そしてアメリカは、表では日本などを巻き込んで対中対立を演出しながら、裏ではひそかに中国と手を結ぶ可能性のあることは、日本政府としてはしかと認識しておくべきだろうと思います。

コロナウイルス製造でも米中協力がなされていましたしね。
コロナ専門家部会解散、武漢研に米資金提供の団体関与 2021 年 9 月 27 日 WSJ

医師でもある共和党の議員がすでに数ヶ月前に、中国での武漢ウイルス研究に米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長が資金提供をしたとの調査報告書を公開していましたが、日本でも、マスコミが全く報道しない中、以下のように、果敢にこの問題を取り上げている機関・人物がいます。

武漢ウイルス研究所流出説、海外で再び広がる…ファウチ所長のメール公開、風向き変わる
独立行政法人産業経済研究所 藤和彦 2021年6月17日

ところで、車の生産を停止せざるをえないほど不足している半導体をめぐっては、自国での生産を目指しているドイツは台湾にまで出向いて、学生などのリクルートに動いていたことが報じられていました。

日本政府は半導体は現有施設以外での生産は全く考えておらず、台湾企業TSMCの誘致に力を入れていますが、「TSMC熊本に進出!」と報じられて間もなく、熊本がまたもや豪雨に襲われました。以降、TSMCの日本進出は立ち消え状態です。これほど異常豪雨に襲われ続ける日本への進出には、TSMCが躊躇しても無理からぬこと。

しかしこの豪雨もタイミングとしては余りにも不可解。昨今の異常気象は、気象予報士的視点ではなく、国防上の視点から率先研究すべきです。

半導体といえば、昨年10月に発生した旭化成の宮崎県延岡工場で発生した火災発生の原因調査書が9月14日に公表されていますが、火災の原因は電気系統に起因するとのこと。TSMCの火災も、首里城の火災も、福島原発で爆発事故の前と後に発生した2回の小規模火災も、全て電気系統からの発生です。単なる偶然なのでしょうか。

火災した工場そのままでは半導体の生産再開は難しそうですが、新工場を建てての再開は可能なはず。蓄積されてきた技術はありますし、流出していなければ人材もいますので、環境が整備されれば再開も可能ではないかと思われますが、政府(菅政権)は支援する考えはなさそうです。なぜ再開支援をしないのか。

この分野は、日本国内も人手不足なので人材が海外に流出することはないとは思うものの、被災した苦境にある日本企業を容赦なく狙う韓国企業に人材が引き抜かれないか心配しています。

その半導体技術者についてのドイツのリクルート先は、日本でもなく、韓国でもないというところに注目すべきでしょう。世界を見回しても、韓国人学生を喜んで採用する企業は日本以外にはいないという現実を、韓国の方々はしかと認識していただきたい。

先進国になった現在でも、自国には働く場がなく、日本での就職を希望する大勢の韓国人学生。それを喜んで受け入れる日本企業。にもかかわらず、今なお徴用工や慰安婦問題で日本を批判し続ける韓国人。恩を知らない、感謝することを知らない人々だとつくづく思いますね。

あらゆるものを日本からタダで譲り受けてきた結果が、現在の韓国の繁栄とともに隘路をも招いているわけです。その隘路とは、自力で新技術の習得や開拓ができないという、致命的な欠陥です。

なお先日、軍政に抵抗を続けるミャンマーの人々を支援するために、ミャンマーの民族楽器の演奏会を現地からの中継されることが、NHKラジオで紹介されていました。ミャンマーの民族楽器のすばらしさに魅了された井口寛さんという方が企画されたそうです。全く無抵抗なアフガンの人々とは違い、ミャンマーの人々は血を流し、命をかけて軍政に抵抗しています。この違いは何に起因しているのでしょうか。

ミャンマーの文化芸術の炎を絶やすな!ミャンマーを応援!

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Hisamoto Yoshiko https://www.ashi-jp.com <![CDATA[自立をめぐるアフガンと眞子様・圭氏]]> https://www.ashi-jp.com/?p=4389 2021-11-23T14:11:39Z 2021-11-22T03:34:11Z

2021年9月17日  

葦の葉ブログ3ndの記事を、この元の親サイトに移す試みを始めました。理由は「突如蘇ったアクセスカウンター」に書いておりますが、移した後どうするかはまだ未定です。ひとまず、移してみることにしました。(2021/11/22)

アフガン米軍撤退は正解

米軍のアフガン撤退に対して米国内外から拙速だという批判が出ていますが、遅すぎたとはいえ、バイデン大統領はよくぞ撤退を決断したと思いますよ。米軍の拙速な撤退により、自力で自国を統治できない、というよりも自力で統治しようという意思すらもたいという、他者に依存しきったアフガンという国の現実が、一気にあらわになったからです。米軍が撤退せずにさらに駐留を続けていたならば、アフガンのこの国情は隠蔽されたままだったわけです。

バイデン大統領はアフガンの現実を世界に知らしめようとして撤退を断行したわけではないと思いますが、周到な準備なきままの拙速な米軍撤退は、他者依存度の極度に強いアフガン国(国家と呼べるほどの統治機構も統治能力もほぼ皆無ゆえ「国家」とは呼びません。)のあられもない姿を世界中に晒す結果になりました。

この現実を目にすると、この先10年、100年と米軍が駐留を続けても、アフガン国は他者依存から脱却して自立に向かうかといえば、ほぼ100%ありえないと断言してもいいかと思います。

アフガン国の他者依存性は、前号アフガンが映す過去・現在・未来にも書きましたように、米国政府(米軍)が、アフガン民主化のプログラムを持たぬまま駐留を続け、民主化どころか、むしろ内乱を誘発させるような対応を続けてきたことも大きな要因だったと思います。

しかしそれ以上に問題なのは、その背後に存在する、タリバンなどが極端な形で体現する、過激化されたイスラム原理主義的な思想が、民主化をほぼ不可能にする土壌を形成していることです。

日本は、役所などの統治機構の構築や、女性も含めた教育の普及や女性の社会進出などの民主化に向けたプロセスへと至る具体的なプログラムを地道に支援しつづけてきたそうですが、20年経っても外国任せ、アフガン政府が主体となって民主化を推進する動きにはなっていません。

ですから、支援国が撤退すれば、あっという間に瓦解。米軍駐留中は多少は自由な暮らしを味わったアフガン国民も、武力で民主的な体制を破壊したタリバンに対して、体を張って抵抗した人はほぼ皆無。アフガンの人々にとっては、民主も自由も自ら勝ち取るものではなく、他者から与えられるものでしかなかったわけです。

タリバン政権誕生後は、国連が、このタリバンが支配するアフガンに対する支援を世界各国に呼びかけ、想定以上の1200億円余の支援金が集まりそうだという。( 国連 アフガン人道支援を協議 各国が計1200億円余の拠出を表明)日本は71億円の拠出を表明したそうですが、盲目的な支援は、アフガン人の他者依存度を温存し、強化するだけだろうと思いますし、そしてそれはそのまま、タリバン支援となることも明白です。

ちなみに日本は昨年までの20年間でアフガン支援に7500億円も投じてきたという。
莫大な援助が水の泡、アフガニスタン崩壊が日本に与えた衝撃 Yahoo/JBPress
自分の足で立とうと努力しない人々には支援はほとんど無意味です。支援すればするほど他者依存度を高めるばかりです。

名前は忘れましたが、アメリカの大学の教授が、国連などの人道支援は、その国の人々の独立や自立の機会を奪っていると指摘していましたが、そのとおりです。ただ。難民支援を「ビジネス」にしている人々もいるらしいので、そういう人々からの強い要請があるのかもしれません。

わたしのアフガン観は厳しすぎるといわれそうですが、どこの国にとっても、アフガンのみならず、他国への支援は未来永劫続けることは不可能です。支援される国自らも自立を目指して努力を重ね、自力で生きていけるような力をつけるという目標に向けたプロセスは絶対不可欠です。

しかしアフガンに関しては、支援する側にも支援される側にも、アフガンの将来にとっては最も重要な、「自立」に対する認識が非常に弱い。20年も30年も40年も他者の支援に依存したままだという依存性を温存したまま、民主主義はアフガンにはなじまない。非民主、反民主もアフガン独自の文化で尊重すべきだというのは、全く通用しませんね。

自立に向けた具体的なプロセスが示されない限り、国際的な支援もドブに捨てるも同然です。日本はすでに7500億円も支援してきましたが、あっという間に泡と消えました。にもかかわらず、新たに71億円も拠出するという。国連の安易な支援要請にも問題があるのでは?

イラン革命とタリバン

イランのイスラム(イラン)革命もイスラム教を旗印にして親米政権を倒したという点では、タリバンの米軍追い出しと似ていますが、統治能力に関しては、両者の間にはかなりの違いがあります。イランには石油資源という強固な経済基盤があるので単純な比較はできませんが、この石油資源を巡る米国との対立がイラン革命の発端でした。

革命後は厳格なイスラム原理主義に基盤を置いた政治体制が敷かれていますが、最高指導者の許す範囲とはいえ選挙も行われていますし、最先端とまではいかないまでも、近代的な教育も行われています。原発も自国で開発管理することは可能なようですが、原発開発をめぐっては欧米からしばしば制裁を受ける結果になっています。しかしイランでは、基本的にはアフガンのような他国依存なしに国家運営を続けてきました。

このイスラム革命をめぐっては、百田尚樹氏の『海賊と呼ばれた男(上下)』を通して多々学ばせてもらいました。作品としても非常に面白く、上下巻をあっという間に読み終えてしまったほどです。イスラム革命の背後にあった米国資本の実態についてもこの小説で初めて知りました。

親米政権のパフレヴィー朝は「白色革命」と呼ばれる西洋化を強力に進めましたが、貧富の格差が拡大する一方で、民衆の不満が爆発、イスラム革命へと至るわけですが、新聞などの大手メディアも報じない、ネットを検索してもどこにも見当たらない、革命の背後事情がこの小説には描かれています。

当時アメリカの石油メジャーがイランの石油事業の実権を握っていたのですが、何とメジャーはイランが自ら石油を掘削し販売することを禁じていたという。イラン政府(王朝)には売上高の3割が手数料として支払われていただけだという。その上、王朝の腐敗。

民衆の不満や怒りが爆発するのは不可避。革命後は石油メジャーは撤退を余儀なくされますが、石油生産の施設や技術は無料譲渡ではなく、革命政府に有料での買い取りを要求。イランの新政府は金を払って買い取ったという。

豊富な資源があっても自力では発掘できないというのは、近代的な教育を拒否してきたイスラム圏に共通していますが、民生向上には結びつかない改革は、改革にはならないということです。

資源といえば、アフガンにも有望な鉱物資源があると喧伝されながら、今に至るも試掘すらされていません。本当は鉱物資源は存在せず、人寄せのために不確実な情報が流されているのかと疑いたくなるほどですが、アフガン人自らが試掘して、その真偽を確かめることすらできない教育や政策しか行われていないということです。こういう状況をよしとして、盲目的な支援を呼びかけることは批判に値すると思いますよ。

小説に戻ると、親米政権を倒したイラン新政府に対しては、国際的なイラン制裁体制が敷かれます。そんな中、日本政府や通産省(経産省の前身)からも強い批判や制裁を浴びながらも、石油を輸入すべく単独でイランに向かう、出光石油の創業者出光佐三の豪快で痛快な一代記です。

わたしは数年前にこの作品を読みましたが、百田氏の生(素)の声(音声やtwitterなど)との余りの落差に驚きました。これほど骨太な作品を書かれる方なのかと。作品に付された参考文献の膨大さにも驚愕。専門書や研究論文などでも余り見かけないほどの膨大さ。そもそも小説に参考文献が付記されるのも異例ですが、様々な文献に当たって書いたものであることが示されたものだと思います。

実在する人物をモデルにしていることもあり、基本は歴史的な事実だということだと思います。つまりアメリカメジャーの過酷なイラン支配も事実であったということだと思いますが、一般マスコミはもとより、ネットでもイラン革命を惹起したこの核心部分については、ほぼ隠蔽されています。

日本は戦前、朝鮮半島や満州、中国本土各地に築いた近代的な様々な設備や膨大な資産を全て無償譲渡しました。のみならず、独立後の韓国や中国の近代化にも莫大な額の国税を投じて支援してきました。

中韓は今なお日本の植民地支配の批判を続けていますが、日本と欧米との植民地経営の天と地ほどの違いについて冷静に比較してみるべきです。その違いを知ったならば、日本を批判するどころか感謝することになるはずです。

話題を中東から北朝鮮へと移します。9日午前零時時から、建国73周年を祝う軍事パレードを実施しました。金正恩総書記をはじめとした政府関係者はもとより、広場に集まった群衆もマスクをしていません。それから数日後、北朝鮮は新型巡航ミサイルなどを次々発射し、世界の目を一瞬、アフガンから北朝鮮に向けることに成功しました。

この北の軍事パフォーマンスの結果、例によって日米韓の結束が呼びかけられました。完全にパターン化された動きなので、こんな子供騙しの演出で世界の目をごまかせるのかとの怒りすら覚えます。本気で北を脅威だと感じ、この脅威を排除したいのであれば、これほど大規模な軍事パフォーマンスを可能にする資金や物品、資材、大量の石油エネルギーなどの供給元をたたけば、一発で北朝鮮は沈むはずですが、アメリカも国連も供給源の殲滅の意思はゼロ。それどころか国連は、この北朝鮮に人道支援すら続けています。

特許から見たコロナ「感染者ゼロの北朝鮮のなぞ」でもご紹介しましたように、北を支援している瀬取り実行者はリスト化されています。にもかかわらず、アメリカも国連も日本政府も摘発するどころか、黙認しています。ヤラセとしか思えません。

世界の今は、嬉々としてヤラセを演じる北朝鮮を使って存在感をアピールできるほど、悠長な時代ではありません。アメリカ政府は、ヤラセの通用しない中国相手に、本気で対抗可能だと考えているのでしょうか。日本政府もこのアメリカ政府に盲目的に従属しているだけで、日本の独立と安全が守られるという幻想からはそろそろ目覚めるべきではありませんか。

前号のアフガンが映す過去・現在・未来の「アフガンが映し出す過去・現在・未来」の中で、沖縄の米軍基地から有害物質が垂れ流されていることをご紹介しましたが、その2日後、NHKラジオは、米軍基地から基準値の10数倍の「有機物」が排出されていると報じましたが、この有機物が有害物質であることには一言も触れていません。同じ日、西日本新聞には基準値の13倍もの有害なフッ化有機化合物が排出されているとベタ記事で報道されていましたが、どこの国の報道機関なのかと思いますね。

この有害物質の正体や、米軍が日本人を人間扱していないことを感じさせる記事を以下にご紹介します。

嘉手納基地周辺の湧水で有機フッ素化合物、基準の22倍 環境省調査 沖縄タイムス
自然界で分解されない“永遠の化学物質” 米軍・普天間基地が下水道への排水検討 農作物へ環流の恐れも 沖縄テレビ/FNNプライムオンライン 2021年8月26日

管総理は近々訪米してバイデン大統領と会談される予定だそうですが、日本国の総理大臣として、米軍の非人道的な対応に対して、直接抗議をしてください。在日米軍が、日本人を人間とは思わぬような対応を続けるならば、日米の強固な同盟を維持することは難しくなりますよ。日米双方にとって大悲劇です。

真子様のNYでの生活資金は?

以下の記事は数日前から書き始めました。「絣プラス」と同時に公開する予定でしたので、両方の完成まで待っ必要があり、待機時間が長引いていました。両者ともほぼ完成に近づいていましたが、昨日(9/16)、NHKラジオで、10月には小室圭氏が3年ぶりに帰国して、眞子様と一緒に結婚会見をするとの一報が流れました。宮内庁も10月の結婚に向けて準備中だとのニュースが何度も流されました。お二人の結婚を祝う街の声も放送され、すでに祝賀気分漂う報道ぶり。

この突然のニュースは、わたしにとってはかなりの衝撃でした。このブログは、日本中が祝賀気分に沸き立っている中に、水を差すどころか、巨大な石を投げ込むようで、強い反発を買うことは必至だと思われたからです。おまけにNHKは、圭氏の就職先も確定しており、日本人としては初めての採用だとの報道も。

米国の法律に関する基本的な課程も修了できてない人物を採用するとは、物好きな法律事務所もあったものだとも思いましたが、米国には40数万所もあるという弁護士事務所には、対象となる顧客に合わせて、物好きな採用をする法律事務所もあるのかもしれないとも考えました。

しかしこのまま公開して、人々の反発を買うだけだったら、やはりつらい。どうしようかと迷って、1日考えることにしました。

しかしやはり、正直な思いを綴ったブログはこのまま公開することにしました。今回のブログの通しテーマは自分の力で立つという「自立」です。消さずに、一部追記して公開いたします。

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真子様が、儀式も行わず持参金も辞退して小室圭氏とご結婚、10月にはNYで圭氏との新婚生活をスタートされるとのニュースが、世間を唖然とさせています。全てを捨ててでも圭氏と結婚したいという真子様の一途さを目の当たりにして、さすがの世間も批判から同情に転じるかもしれないと考えておられたのかどうかは分かりませんが、むしろ逆効果。国民の目はより厳しくなったのではないかと思います。

圭氏とのご結婚に反対するのは、身分差別だとの見当外れも甚だしい批判もありますが、
眞子さまと小室圭さんの結婚報道に、露呈したこの国の「自己矛盾」 バッシングに「大義」はあるか 現代ビジネス

圭氏批判の唯一最大の理由は、圭氏が他人から受けた恩や好意に対して感謝することを知らない、自分のことしか考えられない身勝手すぎる人間だからです。

圭氏親子を金銭的に応援してくれた母親の元婚約者に対する圭氏の一貫した主張は、一言でいえば、金は借りたものではなくもらったものなので、返済する必要はないというものです。28枚にも及ぶ長文の弁明書の主旨も全く同じ。返済無用と答えたという元婚約者の声を録音していることまでほのめかす周到さ。

仮に返済無用で彼が親子にあげたとしても、なぜあげたのかといえば、母親の佳代子氏と結婚することが約されていたからです。しかし佳代子氏には彼と結婚する気はさらさらなかったことは明白すぎる事実です。つまり彼は結婚詐欺に遭ったわけです。

しかし圭氏には、元婚約者が、自分の母親に結婚詐欺に遭わされたことに対する申し訳ないという気持ちや、そんな母親を恥ずかしく思う気持ちや、彼から資金援助を受けたことに対する感謝の気持ちは微塵もありません。

こんな恥知らずで恩知らずな人間は、日本中探しても圭氏以外には二人とはいないはず。しかし最大の問題は、真子様が、この恩知らずで身勝手すぎる圭氏と価値観がいささかもずれることなく、完全に同化していることです。

いくら世間とは次元の異なる皇族であったとしても、他者から受けた恩や好意に対して感謝するというのは、普通は、教えられずとも自ずから芽生えるくる人としての心の動きではないかと思います。ましてや30歳近いご年齢です。

国民の大半が圭氏に対してなぜ強い忌避感を抱くのか、その理由を理解することぐらいはできるはずだと思いますが、真子様はその理解力もお持ち合わせではない模様。図らずも佳子様が代弁なさったように、国民の多くは圭氏を誤解しているとお考えなのでしょう。

真子様と国民との間に生じているこの溝は、ここまで来ると、恋は盲目というだけでは説明不可能です。眞子様には、人として他者に対する配慮が非常に希薄なのではないかとの思いすら抱かせられます。

眞子様のご結婚が日本の皇室に与えた衝撃は計り知れませんが、日本の皇室を守るために眞子様に結婚を諦めてもらう、諦めさせるべきだとの意見が「現代ビジネス」に出ていましたが、それは無意味であり、不可能です。

真子様には身一つで皇室をお出になられ、公的には皇族の身分を離脱されることが、眞子様にとっても国民にとっても、被害を最小に抑えることのできる実現可能な唯一の道ではないかと思います。

マスコミの報道が事実であるならば、眞子様はすでにそのご覚悟をなさっているかに思われますが、眞子様は、ほんとうに身一つでの皇室離脱を覚悟なさっているのかどうか、いささかの疑問も感じずにはおられません。

その当のNY在住の圭氏には、厳しい現実が待ち舞えています。

小室圭さん、米大手事務所から断られていた 弁護士が語る“厳しい現実”
AERA.dot 2021/09/08

  疑問なのは、彼がLLM(法学修士)のコースに入ったことです。しかも1年学んだ後に、JD(法務博士)コースに編入している。大きな事務所を目指してて、こんな動き方をするなんて聞いたことがない。
LLMとJDというのは、ロースクールでのコース名だ。米国の大学には法学部がなく、弁護士を目指す人は、大学卒業後にJDに入る。ここで3年間学び、事務所に入るのが一般的なパターンだという。
一方、LLMは、法律の資格を持つ外国人留学生が多いといい、「表現として正しいかわかりませんが、キャリアに“箔(はく)をつける”ようなイメージです」。
A氏によると、米国で弁護士となるのに重要なのはJDでの1年目だ。

米国で弁護士を目指す圭氏の現況を示す最重要箇所を引用しましたが、これを読むと、圭氏には本気でアメリカで弁護士になろうと考えていたわけでもなく、そもそもその資格も能力もなかったことが、白日の下に晒されていることに驚愕いたします。

圭氏は、すでに弁護士資格保有者が「箔づけ」に通うLLMにコースで学んだ後、米国で弁護士になるためには絶対不可欠な、JDで3年学ぶというコースをたった1年で放棄。JDはおそらく日本の大学の法学部と法科大学院を合わせたようなコースだと思われますが、まずこのコースから学ぶべきところを、弁護士資格を持っていないにもかかわらずLLMコースを選択。

しかしここでは、弁護士資格を取れないと判断したのか、JDに変えましたが、3年コースにもかかわらず、たった1年で修了???

修了しないと弁護士資格試験は受けられないはずですが、試験は受けたそうなので、特別に修了させてもらったのでしょうか。弁護士になるためには絶対不可欠なJDは、法務に関するあらゆる知識を徹底的に学ぶ場であったことは明らかですが、たった1年で全課程を習得できるのでしょうか。

もしこれが事実なら、アメリカの弁護士資格制度は何だかいい加減ですね。NYの弁護士資格試験の合格率は70%以上の広い門らしいので、ひょっとして圭氏にも、その緩さが幸いするかもしれませんね。試験結果は12月に出るらしい。しかし弁護士になるには、さらに別の試験が必要だとのこと。以下に詳しい解説が出ています。

米国弁護士になるには?難易度や日本の弁護士との比較・受験資格まで徹底解説!
上記の下方にある解説によると、さらに試験が待っているという。

「米国司法試験『Bar Exam』に合格した後は、その次の試験であるMPRE(Multistate Professional Responsibility Examination)を受けることになります。
MPRE:Multistate Professional Responsibility Examination(法曹倫理に関する試験)」

この試験に合格して初めて米国、NY州で弁護士登録ができるという。
しかし圭氏は、JDには1年しかも通っていませんし、弁護士資格試験にも合格したわけではないにもかかわらず、法律事務所に採用されたという。

よほど優秀だったのか、それとも当の法律事務所がよほどいい加減だったのか、どちらかだと思いますが、試験結果も出ていない段階で、法律事務所は何をもって圭氏の優秀さを判断したのでしょうか。判断の根拠もなきまま、巨額の裏金をもらったので採用したのでしょうか。アメリカの法曹界は清廉潔白だとはゆめ思いませず、何でもありとの側面もありますので、このような妄想も湧き出てきます。

眞子様が結婚を急がれるのは、試験結果が出る前に日本を離れたいとの思いからではないのでしょうか。こんな意地の悪い推測も可能な状況ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

以上のような事情から拝察すると、無職・無収入の圭氏とのNYでの生活基盤はなきに等しいことは明らかです。にもかかわらず眞子様は、10月にはNYに向かわれるという。収入ゼロの圭氏との生活をどうやって維持するのか。しかし真子様がNY行きを敢行される以上、二人の生活を支える経済的な保証が確約されていることは明らかです。

現に圭氏は二人の住まう住居を物色中、というよりも、眞子様の渡米も確定済みだとのことで、新居はすでに入手済みのはずですね。ということはお二人には、世界的に見ても物価の高い、NYでの生活が可能なほどの巨額の資金の提供が確約され、一部はすでに渡っていることは明らかですね。

眞子様は国民の批判を回避するために、1億数千万円の持参金の辞退を表明されています。ということは、持参金なしでも、無職のお二人の生活を可能とする、巨額資金が用意されていることは疑う余地もなく明らかです。

怪事中の怪事ですが、眞子様が圭氏と同じ価値観を共有しているという悲しい事実を踏まえるならば、この怪事の謎も氷解します。

すなわち小室流騙しのテクニックを発揮なさっているということです。騙して楽に贅沢な暮らしを送ろうという小室親子の処世術を、眞子様も会得され実施に移されているのではないかと、拝察しております。

しかし資金の裏付けがなければ、この騙しのテクニックも実効性を持ちません。ではでは資金の提供者は誰でしょう。管総理以外にはありえません。正確にいうならば、管総理を介した日本の国税がその資金の出所ではないかというのがわたしの推測です。

NYでの二人の生活資金のみならず、圭氏のアメリカ留学や滞在費等々、諸々の資金も日本の国税が秘密裏に提供されたものだというのがわたしの推測です。圭氏の留学資金は、勤めていた法律事務所が貸与したと報道されていますが、冷静に考えると100%ありえないことではないですか。

仮に法律事務所に潤沢な資金があったとしても、圭氏の留学時点では、眞子様との結婚も未だ確実ではなく、圭氏が米国で弁護士資格を取得するとするという保証もなく、貸した大金が戻ってこない可能性は非常に高い。そんな人物に1000万円以上もの大金を貸すでしょうか。100%ありえないことは明々白々。

さらに圭氏には、顧問弁護士もついていましたね。生活費は1000数百万円どころか、数千万が投じられているはずです。そんな巨額のお金を小室圭氏のような男に貸すような物好きは、この世にはいません。そもそもそんな大金を借りたとしても圭氏には返済する能力はゼロ、返済する意思もゼロ。これらの巨額の資金も、圭氏は借りたのではなく、もらったはず。

返済無用の巨額資金の出所は、すでに指摘したように日本の国税です。それ以外には考えられませんが、ここで興味深い記事をご紹介します。

官房機密費1日307万円使い続けた菅氏 後年公表の仕組みを
毎日新聞 2021年2月24日

菅氏、1日307万円×2822日支出 官房機密費の“つかみ金”86億円超
総裁選中もきっちり使う 2021年1月4日(月) しんぶん赤旗

菅氏は7年8カ月の官房長官時代、毎年11億円以上の、領収書不要、使途不明OKの秘密資金=官房機密費(国税)を使っていたという。おそらく一部は管氏の懐にも入っているのではないかと思いますが、公金をこれほど容赦なく浪費し続ける管氏の感覚、公金に対する抵抗感のなさには恐怖すら感じますね。

その管氏からすると、この巨額の秘密資金の中から1億や2億円を小室圭氏用に回すことは造作もないはずです。

ではなぜ管氏は、秘密資金を圭氏に回したのか。言うまでもなく、皇室を政治利用するためにです。しかもこれまでとはレベルの違う、自身の政治生命延命のためという極私的な政治利用を目論んでいます。結婚後は破廉恥きわまりない圭氏を使って、皇室の政治利用をさらに促進しようという魂胆だったと思います。

その政治利用の一端は、今回の眞子様のご結婚表明からもうかがえます。第一報は、9月1日に読売新聞が報じたそうですが、この第一報から一気に他紙、他メディアにも広がり、日本中が唖然とさせられる事態となったわけです。

時期としては、まだパラリンクも終わっておらず、選手たちが熱戦を繰り広げていましたし、他方、入院できず、治療も受けられぬまま自宅で亡くなるコロナ感染者もいました。

時期としては結婚表明にはふさわしくありませんが、にもかかわらずの表明。他者への配慮が完全に欠落した、自分のことしか考えられない眞子様のお人柄が如実に出たとしか思えないタイミングです。

しかし、このタイミングに起死回生の逆転劇を企んでいた人物がいました。管総理です。あまりの不人気で、党内からも管総理の続投を望まぬ声が広がりつつある中でも、管氏は総裁選出馬の姿勢を崩していませんでした。

持参金を辞退してでも圭氏と結婚したいという、眞子様の純愛一筋のその一途さが明らかになると、さすがの国民も感動して、お二人のご結婚を祝福し、日本中が一気にお祝いムードに包まれる。となれば、管氏もその余慶にあずかり、再選を果たすことが可能になるいうシナリオを描いていたのではないか。

しかも眞子様の結婚表明の直後、皇室諮問会議が開かれ、女系天皇の可否や結婚後の女性宮家の創設などが話し合わされています。偶然ではなく、宮内庁(=管総理の意向)によって事前に準備されていたことは明らかです。結婚後の眞子様を圭氏ともども皇室に残そうという声の出ることも期待されていたはずです。

しかし完全に思惑はずれ。眞子様をテコにしても菅人気は回復せず。やむなく管氏は、9月3日になってやっと総裁選出馬辞退を表明しました。

こうした動きは安倍総理の時代に始まっていますが、おそらく管氏が主導したものと思われます。トランプ大統領の出身大学を選んだのは、トランプ大統領の強力なプッシュ力を期待したのでしょう。アメリカではハーバード大などのの超有名大学でも著名人枠が設けられているという。

ある程度の水準は設けられてるようですが、有名大学ほどその水準は高いのだろうと思われます。また特別枠では、高額な寄付をすれば入学することも可能らしい。おそらく背後には、日本政府の密かな政治的な働きかけがあり、それが功を奏しての圭氏の入学だったのだろうと推察されます。

長い伝統をもつ日本の皇室が時の政権の餌食になり、壊滅的な打撃を受けています。公の持参金は辞退するが、国税を使った裏金は躊躇なく受け取る。眞子様、圭氏は、破廉恥な騙しのテクニックで国民を欺いているわけです。しかしこの破廉恥な二人の騙しのテクニックを可能にしたのは、返済無用の税金を使った巨額資金を二人に提供した菅総理であり、その全責任は管総理が担うべきです。

お二人にわずかでも恥じる気持ちが残っているのであれば、文字通りの身一つで渡米し、可能な職業について必至で生き抜くことです。こんな二人に、皇室の品位を保つ資金は全く無用。お二人にはもともと品位のひとかけらも残っていませんので。

10月のお二人の会見では、NYでの生活資金の出所を徹底的に追求していただきたい。ここで真実が明らかにならなければ、この結婚騒動で皇室が受けた傷は、回復の機会を失ったままになるはずです。同時に官房機密費は廃止すべきです。

官房機密そのものを廃止し、使った費用は当年度内に即開示すべきですが、100歩譲って5年後の開示を義務づけたい。国民の目を遮断して、政治家が好き放題に税金を使うことができる仕組みは、民主主義を冒涜するものです。即刻、使途開示を義務づけるべきです。国民の目に晒されることになれば、好き放題の浪費はできなくなるはずです。与党が提案しないのであれば、野党は総裁選挙後の国会で提案していただきたい。

ちなみに今年の機密費は5億円だったという。
官房機密費、菅内閣で5億円 加藤長官「説明は控える」2021年1月29日 朝日新聞

わたしの皇室を敬う気持ちは人後に落ちないと思っていますが、この結婚騒動で破壊された皇室の権威は、厳しい批判をくぐり抜けることなしには回復はありえないと思います。皇室への愛ゆえの批判です。

なお、「絣ラボ」を発展的に大改造した「絣プラス」もオープンしました。まだ投稿は一部ですが、SNSに関する説明も「絣プラス」のサイトに掲載していますので、ぜひご覧ください。
絣プラス」URL https://www.kasuri-ikat.com/plus/

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Hisamoto Yoshiko https://www.ashi-jp.com <![CDATA[アフガンが映す過去・現在・未来]]> https://www.ashi-jp.com/?p=4377 2021-11-23T14:14:01Z 2021-11-22T03:09:38Z 2021年9月8日  2021年10月28日

「アフガンが映す過去・現在・未来」アイキャッチ画像
 

葦の葉ブログ3nd」の記事を、この元の親サイトに移す試みを始めました。理由は「突如蘇ったアクセスカウンター」に書いておりますが、移した後どうするかはまだ未定です。ひとまず、移してみることにしました。(2021/11/22)

パラリンピックも無事終わりましたが、この間、サイトの大幅リニューアルに挑戦していました。本号はリニューアル後最初の発信になりますが、まずは目下、世界中の目が注がれているアフガン情勢にについて取り上げたいと思います。アフガンと日本とでは国情は全く異なっていますが、今回の米軍撤退がもたらした混乱は、日本の現在と未来を映し出しているのではないかと思います。別題で、 facebook の「暴力」についても一言触れたいと思います。

サイトの大幅改造と facebook の「暴力」

以下のfacebookへのリンク不通は、わたしのURL入力ミスによるものでした。心よりお詫び申し上げます。
ただ、facebookのもう一つのアカウント=Ashishoboを削除できない状況には変わりはありません。(9/13)

*************

サイトの大幅改造については、twitterfacebookでもお知らせしておりましたが、本体での基本的な改造も終わり、改造後初のブログ発信となりました。大改造に至る動機や経緯は、新「葦の葉ブログ」スタートをご覧いただきたいと思います。

この新サイトでは、「カスタマイズありきの一風変わったWordPressテーマ」を基本コンセプトにした、yStanderdというテーマ(テンプレート)に変更しましたので、手探り状態での改造になりました。有料版を購入すれば手探り度はかなり軽減されるようですが、無料版でがんばりました。

無料版でも各項目ごとに詳しい解説がついており、シンプルでありながらも素人にも使いやすいテーマだと思いますが、当サイトとしては未だ発展途上という感じです。

本体の改造に合わせて、twitterやfacebookのカバー画像やプロフィール画像などの改造も平行して進め、サイトを改造中であることもお知らせしました。普段はSNSには投稿するだけで、SNSのページをつらつら眺めることもないのですが、久々に各ページに入ったところ、ある疑問にぶつかりました。

twitterやfacebook にはURLが表示されなくなったということの発見と、なぜ非表示なのかという疑問です。改造後の twitterfacebook をご紹介したいと思い、リンクを貼ったのですが、 twitter はページが開きますが、 facebook はページは「見つかりません」との表示。それぞれURLは登録済みのアドレスですが、 普段わたしが投稿している「葦の葉ブログ」のfacebook のアカウント(ashi.blog)は「制限」との表示が出て、それ以上進めず、このアカウントの管理者はわたしなのか、それとも別のなりすましなのかも確認できません。

実はfacebook には、「ashishobo」というアカウントもあります。当初「葦書房」を前面に出したアカウントを登録したのですが、いろいろの異変経験後、わたしの個人名を表に出しつつもブログサイトを基本にした「ashi.blog」というアカウントを登録しました。

一方、「ashishobo」 も残ったままなので、こちらは削除したいと思い、数年前からアカウントの削除を試みてきましたが、削除項目が見つかりません。「非公開」という項目が見つかったので「非公開」にしましたが、昨日、こちらの facebook にカウントを削除したいのに削除できないと投稿しましたので、数年ぶりに「公開」にしております。

しかし現在は、いったん公開にすると非公開にする機能も消えています。いろいろな項目には編集機能はついてはいますが、削除機能は皆無。非公開の選択も消されています。不可解なことにはこちらのアカウントはアクティブですが、あるのは編集機能のみで削除機能は無し。

facebook 系列のInstagramも「ashishobo」アカウントで勝手に登録されていますが、こちらも編集機能はあっても削除項目はありませんので削除できません。 Instagram には「絣ラボ」のアカウントで登録しましたが、勝手に無断で 「ashishobo」 でも登録されていましたので、 Instagram は「絣ラボ」でも一度も使ったことはありません。しかも Instagram はログインしようとしても「ashishobo」アカウントのみが表示されます。しかしわたし自身はこのアカウントでは登録していませんので入れません。いくらどう操作しても絣ラボアカウントは表示されません。ログインできませんので、こちらのアカウントも削除したくても削除できません。

さらに facebook では、いったんアップロードした写真も削除できません。webには削除方法が出ていますが、わたしの facebook には削除項目そのものが出てきません。出てくるのは編集か追加のみ。

facebook ではサイト大改造のお知らせはさせていただいていますが、アカウントや写真などの削除も自由に選択させなさいと訴えたい。削除の自由が剥奪されているのは表現に対する「暴力」ではないですか。

そしてSNSに共通しているらしい、利用者のURLの非開示は開示にせよと訴えたい。

アフガンが映し出す過去・現在・未来

さてやっと本題に入ります。米軍の撤退が始まるや、あっという間にタリバンがほぼアフガン全土を制圧しました。米軍の撤退が終了する前だったので、米軍はタリバンと交渉して撤退を妨害しないという約束を取り付けてやっと撤退を完了させたとのこと。

米軍撤退は、トランプ政権時代からの既定路線であり、バイデン政権もこの方針は引き継ぎましたので、タリバンはかなり前から、米軍撤退後の覇権掌握に向けた活動を開始していたはずです。その事前の準備が、あの電撃的ともいえる、アフガン制圧を成功させたのだろうと思います。

一方米軍は、ほとんど事前の準備なしに撤退を開始したのだろうと思います。装備だけが最新鋭であっても、戦争には勝てないということに改めて気づかされます。

戦争は回避すべきものであり、戦略や戦術について語ることは日本ではほぼタブーになっていますが、戦争は政治の一形態であることを、今回の米軍撤退騒動は如実に示していると思います。

アメリカは第二次大戦では大勝利を収め、日本の占領政策でも大きな勝利を収めました。しかしその後、アメリカが関与した戦争、いずれも地域限定の紛争ですが、ことごとく米軍の敗北に終わっているといます。

第2次世界大戦の“戦勝国”になって、戦後秩序という新しい体系を築いたアメリカですが、1945年以降、アメリカは自らが仕掛けた戦争に負け続けています。60年代のキューバ革命、70年代のイラン革命、同じく60年代から1975年までのベトナム戦争、1991年以降泥沼にはまったイラク戦争、民主化のきっかけを作ったミャンマー、2001年から20年間コミットさせられたアフガニスタン…アメリカの視点からは、すべて大失敗と言えるでしょう。

タリバンは本当に“悪”なのか?大国の意志に翻弄されたアフガンの真実
2021.08.23 島田久仁彦 MAG2

アメリカが敗北を喫した相手は例外なく反米主義者であり、反自由主義勢力ばかりであることに改めて驚かされます。ただアメリカが敗北したとはいえ、相手の完全勝利だったのかといえば、そうともいえないところが複雑なところですが、結果、世界に混乱の種を残しただけだということだけは間違いなさそうです。

アメリカはこのアフガンに110兆円もの国税を投じ、20年もの長きに渡って統治してきましたが、アフガン人が自らが自国をを統治しうるような体制を構築することまでは、ほとんどやっていなのではないか。アフガン政府は腐敗の塊だとは昔から世界中に知られていましたが、米軍統治下の最後の大統領となったガニ大統領は、タリバンの進撃を受けている渦中に戦うこともせず、車4台にお金を積み込んでアラブ首長国連邦に逃亡したという。

トップが逃げ出た以上、当然のことながら、60万人もいるらしい、米軍が訓練してきたというアフガン政府軍兵士もほとんど戦火も交えずに、タリバンに服しています。アフガンから逃げ出すアフガン人が空港に殺到しましたが、タリバンと戦おうというアフガン国民はほぼ皆無。

これはいったいどういうことなのでしょうか。バイデン大統領は、自ら戦おうとはしない国のために、自国軍兵士を死なせるわけにはいかないという趣旨の発言もしていましたが、これはそのとおりだと思います。

しかしアメリカの他国支援や統治は、日本を唯一の例外にして、ほぼ腐敗政府の温存に終始しています。巨額の国税を投入しても支配層の私腹を肥えさせるだけで、民生の向上にはほとんど使われません。米政府は親米でありさえすれば、トップの腐敗も不問に付してきました。

そんな腐敗仕切った政府の許で暮らす国民がいざという時に、命をかけて国を守るために戦うでしょうか。戦うはずはありません。国民の大半は逃げ出すだけでしょう。アフガン政府軍兵士がほとんど戦わずしてタリバンの侵攻を受け入れたのも、大勢のアフガン国民が国外脱出のために空港に殺到したのも、米軍統治の実態を映し出したものだと思います。

バイデン大統領は、そうした批判も想定してか、アフガンの国家建設などを目指しておらず「戦争の目的はテロ防止に限定されていた」とも語っていましたが、20年もの長きに渡る米軍によるアフガン駐留には、アフガンに民主的な国家を建設することも目的に加えられていたことは世界に広く知られている事実です。

西日本新聞に、元駐アフガン大使だった奥田紀宏氏が「タリバン復権」と題して、アフガン支援の失敗の原因について考察しています。一つは軍事作戦と開発支援がうまく嚙み合っていなかった、もう一つはアフガン人が自己再生できる仕組みを作ることができなかったことと、二つの原因を挙げていました。

この論評の中でもっとも驚いたのは、米軍はタリバン掃討のために軍閥に武器を与えて戦わせていたという。しかも、こんな内乱誘発策が最近まで続けられてきたという。何のための米軍駐留だったのかと思わざるをえません。アフガンに近代国家を建設することなどとうてい不可能な統治手法です。

しかしバイデン大統領としては、統治の失敗だとの批判をかわしたい。しかし、テロ防止も達成できたかどうかは不確かです。イスラム法を盾にした高圧的、強権的な統治下では、何か特別の資源でもなければ、国民を飢えから守ることは不可能だからです。

現代においては、近代的な教育や近代的な産業の育成や振興なしには、自力で国民の暮らしを維持することはどんな国でも不可能ですが、イスラム原理主義者やかつてのタリバン、そしておそらくは現在のタリバンも基本的には、国民にとっては生き延びるためには不可欠な、こうした近代的な技の数々をことごとく拒否しています。

中村医師は、まさに命をかけて前近代的な手法でアフガンに灌漑施設を建設しました。世界に類のないアフガン貢献ですが、しかしこれらの灌漑施設を使って生産された農産物だけで、アフガンの民の生存を維持できるのかといえば、おそらくそれは不可能だと思います。

基本的には、これまでは日本やアメリカや世界各国からの支援でアフガン国民の暮らしは維持されてきたのだと思いますが、歴代アフガン政府は、外国からの支援を受けながらも、支援なしに国を運営していけるような自立に向けた事業や活動を始めたことはあるのでしょうか。おそらく皆無に近いのではないか。

自立に向けた動きとしては、中村医師やペシャワール会が続けてきた水利事業以外思い当たりませ。これも30年ぐらい経つはずですが、今現在も日本の支援を必要としています。少し厳しい言い方をするならば、アフガン人には自立の意思が乏しいのではないかとさえ思われます。

イスラム教への過度な帰依(依存)が強制される非世俗化イスラム圏に暮らす人々には、そもそも自立心が芽生える契機そのものが剥奪されているのかもしれません。加えて、政治家の大腐敗です。政治家の腐敗とは、公金を私的に流用する、公的事業を私的利権として取り込むなど、公の私物化を意味します。

政治家の腐敗が横行すれば、本来なら民生向上に使われるはずの公金が政治家の懐に入るだけではなく、仮に国民が自力で暮らしていけるように努力しても、一握りの政治家や政治家と癒着した者にだけ富が回り、大半の国民は努力しても報われないという不公正、不公平な状況が常態化します。

これでは国民個々人の自立はもとより、国の自立もおぼつかない。おそらくアフガンはこうした状況にあったのではないかと思います。おまけに国の運営資金の大半は外国からの支援金です。他者依存度は最悪のレベルだったのではないか。腐敗は民主主義の大敵です。

政治の要諦は国民を飢えから守り、国民の暮らしの安心、安全を守ることですが、為政者としての最重要なこの能力の欠落したイスラム原理主義者たちは、自分たちの無能さを隠蔽するためにテロを強行します。アヘンと化したエセ宗教の恐ろしさよ。

日本にはおそらくイスラム原理主義は入ってこない、根付かないとは思いますが、腐敗は民主主義の大敵だという真理は、日本にも当てはまります。政治の腐敗は昔からありましたが、昨今の腐敗は日常の風景と化している感があります。政業癒着もすさまじい。政府の事業の大半を電通に丸投げ、電通はそれらの事業を配下の企業に再丸投げという異常事態にあることも、今回のコロナ禍で初めて知りました。

アフガンから学ぶべき三つの教訓

政府と癒着すれば、労せずして大儲けができる。公正な競争もへったくれもありませんね。腐敗は民主主義の大敵であるだけではなく、経済発展の大敵でもあるわけです。これは、日本が今回のアフガン政変から学ぶべき第一の教訓です。

第二の教訓は、米軍への過度な依存は国の自立への大きな障害となる、です。アフガンでは、米軍が撤退すると、あっという間に国の防衛体制は瓦解しました。アフガンが示したくれたこの教訓は非常に重大です。米軍は、駐留国の自立的な防衛力の向上を本気では考えていないということ。米軍の他国駐留は、あくまでも米国の国益と米国民を守るためだということです。これはある意味当然です。

アフガン情勢と関連して、沖縄から飛び立つ米軍機が増加。この飛行の増加とともに、m米軍機からは、機体の部材が次々と住宅地周辺に落下していますが、抗議するのは沖縄県だけ。防衛省も政府も無視。

また沖縄の在日米軍基地からは、繰り返し発がん物質などの有害物質を含む廃液が垂れ流され、川が有毒泡で占領される有様です。以前は米軍は現地視察には来てましたが、必死で除去している自衛隊を手伝おうともせず、視察を終えるとさっさとご帰還です。

しかし最近は視察すらせず、有害廃液を垂れ流すだけ。沖縄県は米軍に抗議していますが、有害ではないとして全く反省の色のありません。防衛省や日本政府は米軍や米国政府に対して抗議すらしていません。米軍も日本政府も、米軍が流す有毒物で沖縄県民ががんになろうが、病気になろうが知ったことではないとの姿勢。

一見、アフガンは極端な例に見えますが、こと米軍に関する限りは、日本では政府はあってなきがごとし。経済は基本的には民間企業が担っていますので、世界的にも上位を占めていますが、政府機能は世界的に見ても米国依存度が極度に高いので、その分脆弱にならざるをえません。この点でもアフガンは、日本の近い未来を考える際のモデルにもなりうると思います。

第三の教訓は、最新鋭の近代兵器は前近代的な戦法には非常に弱いということです。これはアフガンだけではなく、第二次大戦以降の米軍の戦史が証明しています。前近代的な戦法とは、何のために戦うのかという、兵士のマインドに基礎を置いた戦い方ですね。

日米や同盟国にとっての仮想敵国たる中国は、最新鋭の近代兵器と前近代的な戦法の両刀使いができるおそらく世界唯一の国だと思いますね。特に、 習近平主席による超強固な独裁化が急ピッチで進められている現在の中国では、共産党信仰、習近平信仰がイスラム原理主義の信仰に近い力を発揮するだろうと思われます。

この極度の独裁化は経済にとってはマイナスになるだろうとは思われますが、習近平中国は、経済を多少は犠牲にしてでもますます独裁化を進めるはず。最近の中国はまるでタリバンのように、芸能人や芸能そのもの排除にまで突き進んでいます。おそらく習近平中国は、タリバンの圧勝の源泉を知り、習近平原理主義の確立と浸透を図ろうとしているはず。

アフガンですら勝てなかった米軍と同盟軍が、中国を相手にして勝てるかといえば、ほとんど不可能だというのが最後の大教訓です。このアメリカに、政府機能すら放棄するような従属ぶりを発揮している日本政府に、日本防衛が可能かといえば、全く不可能です。今回のアフガンへの自衛隊機派遣も、ザマはないという感じ。もう莫大な税金を投じて、沖縄の海を埋めるという愚かなことは止めるべきですね。国防のためには全く無意味です。

今回のアフガン騒動は、われわれに多大な教訓を示してくれています。

個人名がターゲットに

がらりと話題が変わって、わたしの個人的な体験を披露させていただきます。

まず一つが、健康保険証が蒸発して行方不明になったこと。
年1回、後期高齢者健康保険証が更新され、新しい保険証が市役所から届きます。

昨年度分は7月31日が期限でしたが、8月末頃に病院に行くことなり、保険証が更新されていないことに初めて気がつきました。市役所に電話したところ、すでに発送済みだとのこと。通常は期限のかなり前に届きますが、受領していないと伝えて再送してもらうことになりました。再送分は無事受領しましたが、発送済みの保険証は行方不明のままです。

保険証は身分証明書にもなりますので、悪用されていないか気になってお知らせすることにしましたが、 わたしは健康保険証を身分証明に使ったことはありません。念のため。
メルカリでわたし個人のメールアドレスが無断で使われていたことはご報告済みですが(メルカリでも名前の詐称)、つい最近、この同じメールアドレス(hisamoto@poplar.ocn.ne.jp)に異変が発生していることに気がつきました。

普段メールのやり取りは、ashi@gold.ocn.ne.jpを使うので気がつかなかったのですが、個人メールアドレスでメールを送ると、送信者アドレスには(1)のついた「hisamoto@poplar.ocn.ne.jp(1)」と表示されます。これは機械的に表示されますので、訂正はできません。

アドレス(ファイル名)に(1)がつくのはオリジナルの複製品を意味します。中身は同じですが、最初の「オリジナル」ではなく、オリジナルに併存する複製品といことになります。原理的にはあり得ないとは思うものの、わたしとは別にオリジナルのアドレスを使う人がいるとの印象を与えかねません。

実はこの(1)付きの「hisamoto@poplar.ocn.ne.jp(1)」は、パソコンをDELLに変えて、メールの設定をしていた時に出現しました。「hisamoto@poplar.ocn.ne.jpでメール設定すると、同名の受信フォルダーが自動で作られますが、しばらくして突如(1)つきのフォルダーが出現しました。元のオリジナルとの併存なので(1)がついたと思われますが、オリジナルの「hisamoto@poplar.ocn.ne.jp」は空っぽ。おまけに何を操作しても反応しません。

やむなくその下に突如出現した「hisamoto@poplar.ocn.ne.jp(1)」を調べると、(1)がついている以外は全く何の異常もなく使えますので、この異変はほとんど異変とは感じないままつい最近まで使ってきました。受信は問題なくOKなので、なお気づきにくい。

初めてこの(1)を異変と気がついたのは、このアドレスを使って送信する際、自分のアドレスを見た時です。通常は相手のアドレスを確認することはあっても自分のアドレスをわざわざ確認することはありませんが、先日、たまたま発見した次第です。

発見後、オリジナルの(1)無しフォルダーをクリックしたところ、このフォルダーそのものが沈むようにして消えてしまいました。しかしhisamoto@poplar.ocn.ne.jp(1)の(1)はついたまま。同名ファイルがなくなりましたので、単純な複製なら(1)がついたままということはありえませんね。やはり異変です。

しかしこの異変は、Thunderbirdでは発生していませんので、わたしが使っているOutlookの中だけで発生しているらしい。

実は以前は「ashi@gold.ocn.ne.jp」で同じような現象が発生していました。受信は問題なくできるのですが、 「ashi@gold.ocn.ne.jp」 では送信することができません。やむなく、事情を話して個人アドレスで発信していました。

冒頭Facebookの「暴力」でも書きましたように、「個人名+ashi.blog」で発信しているアカウントは「制限」されて中に入れませんが、「ashishobo」アカウントはアクティビティです。どちらも削除できないのは同じですが、「ashi.blog」はアカウントの現況を確認することもできません。

最近では葦・ashiから個人「hisamoto」にターゲットが移ってきたのではないかと感じています。「葦・ashi」も実態はわたし個人でしたので、本質的にはさほど変化はないとはいえ、うっとうしさがますます募りそうです。しかし、このしつこさは日本人でないことだけは明らかですね。

個人をターゲットにした別の動きとして、「hisamoto@poplar.ocn.ne.jp」の個人のメールアドレスにカード会社を騙った不審メールが次々と届きます。これはわたしだけではなく日本国内外で日常化していますが、わたしの事例もご紹介いたします。

不審メールは、わたしが利用しているカード会社(本物とニセ者が混在)のみならず、未使用のカードや、見たこともないカード会社などからも多数届きます。ほとんで無視していますが、先日使用中と同名のカード会社のメールを開いたところ、IPアドレスが米国籍のものがありました。本物であることを確認しているカード会社のメールを開くと日の丸マークがついていました。

 

そこで、米国籍のIPアドレスからWhois情報を調べようとそのメールを開くと、「危険!」と書かれた全面真っ赤な画面に覆われて、IPアドレスの確認も、URLの確認もできませんでした。以来、同じ現象が出て、IPアドレスを確認することはできません。

他にはAmazonを騙った支払い案内メールも頻々と届きます。さらにはAmazon名の入ったウイルスメールまで届きますが、こちらは、メール管理会社で除去されてますので、被害はありませんが。

貧窮にあえいでいるわたしをターゲットにして、何を盗み出そうとしているのでしょうか。

なおデルタ庁開設に際してはIT学の第一人者、村井純慶応大学教授が、政府の「デジタル改革関連法案ワーキンググループ(WG)」の座長を務めておられることを次の記事で知ったばかりです。

デジタル庁発足翌日、慶応大・村井教授が語ったその人事と組織
日経クロステック/日経コンピュータ  021.09.07

この大事なニュースはどこも報道していないのでは?わたしはこの記事を読むまでは、菅総理と平井大臣が独裁的に運営しているのかと思い、失礼な批判もいたしましたが、管総理も平井大臣も村井教授の指導のもとにいるようなので、両氏とも日本のデジタル力向上を本気で考えているらしいことに、ほっとするとともに、デジタル庁に期待したいと思います。

九谷焼×バンクシー
美しい!の一言。そもそも九谷焼そのものが美々しい!
「西日本新聞」で紹介されていたのですが、ネットには見当たらず、「福島民報」からの借用です。
九谷焼の製造販売・鏑木商舗

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