GMO、ドメイン移管を妨害

GMO、ドメイン移管を妨害

2020-07-01

「葦の葉ブログ2nd」より転載

6月23日頃から4,5日、サイトが消えていました。実はここ1週間余りの間、サーバー移転の作業を続けておりましたが、URLの設定間違いでサイトが一時表示されない状況が続いておりました。申し訳ございません。

WordPress(WP)の移転は簡単移転ツールでさほど手間なく移転できたのですが、サイトのURL設定を間違えて、WPの管理画面(WEB上にある編集作業場所)は表示されるものの、「葦の葉ブログ」サイトのURL https://ashi-jp.comが変わってしまって表示されないという事態になりました。URLは変わったものの、サイトそのものは変更されたURLのまま全く問題なく表示され、サイト移転は問題なく完了したことは確認できました。問題はURLです。

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そこで移転先のXサーバーさんの助言もいただきながらURLを変更。サイトも表示されるようになったのですが、画像の一部が表示されないという新たな不調が発生しました。画像のURLに問題があることが分かりました。画像のURLが絶対パスという、「https」から始まるフルアドレスになっていましたので、アドレスの変更により表示されないという不調が発生していたわけです。

しかもテーマ(サイトの基本形、基本構造)のCocoonで設定した画像と、WPで設定した画像のURLの表示の仕方に違いが発生していました。その違いを把握するまで多少右往左往しましたが、両者は完全に一体化したものではなく、違いのあることが分かり、自動変換できない部分は手動で変換し、画像非表示も解消しました。取りあえず、WP版「葦の葉ブログ」が欠損なく表示できたのは6月29日から30日にかけての頃でした。

こうしたURLをめぐる齟齬は、サーバー移転前は、当サイトでは事情により、管理画面のURLとサイトURLとが異なっていたことが最大の理由です。一般的には両者は同じですので、Xサーバーの簡単移転ツールもそれを前提にしたものだったようです。その上、私の知識不足も加わり、しばしサイトが消えてしまいました。

WPはWEB上ですべての作業をする仕組みになっていますので、URLなしには何もできないというその特性を、改めて思い知らされました。これに関連した事象なのか、別の原因なのか、公開済みページ内の画像のいくつかが非表示状態になっています。しかも一か所、富山県の獅子舞画像が新潟県の神楽画像に成り代わっています。画像の非表示ならばURL関連の齟齬だと思われますが、画像の入れ替わりは、人為的に操作しなければ起こりえないのではないかとも思われます。

ということもあり、ブログ内の一部にまだ残っている不調についてはすぐには修正せずに、そのままにしています。うかつに修正して更新すると、さらなる異変が発生しそうな予感がするからです。誤解を与えかねず、関係者の方々にはご迷惑をおかけするかもしれませんが、事態が落ち着いて、いかなる異変にも十分に対応できる余裕が出るまでご容赦ください。

また、「old.ashi-jp.com」のサブドメインで公開していました「旧葦の葉ブログ」「葦の葉通信」などは、WPサイトではありませんので別にXサーバーに転送しなければなりませんが、未だアップできていません。信じられないかもしれませんが、サーバーにファイルなどを転送するIDとパスワードが未設定だからです。しかしXサーバー内からは別の方法で入れますので、いろいろと設定したり作業は続けてきました。

しかし外部の転送(FTP)ツールは、ファイルマネージャーへのログインIDとパスワードがなければつながりません。というわけで「old.ashi-jp.com」のサブドメインサイトは、目下、心ならずも未公開状態です。すぐに復活するとは思いますが、しばしの猶予をお願いします。

XサーバーからはFTP関連情報はメールで送ったと何度も連絡いただいているのですが、こちらには届いていません。以前にも何か重要なメールが送られてきたにもかかわらず、何度探してもメールボックスには見当たらず、検索で見つけたという事例がありましたが、今回は何度検索しても見つかりません。Xサーバーにはその旨伝えています。

でもまあ、こんな苦労をしてまで、なぜサーバー移転をしたのかと思われるかもしれません。以前から予定していたわけではなく、たまたま目にしたXサーバーの広告に「ドメイン料永久無料」とのキャッチコピーが踊っていました。この一文に目が釘付けになり、急遽サーバー移転を決めてしまったという次第です。

これまで使っていたさくらサーバーは料金が安い上に、不可解な事象も起こらず、特段不満はありませんでしたが、一度は使ってみたいと思っていたXサーバーの大サービスキャンペーンです。10万円の給付金(今も未入金ではありますが)も入ることだしと、思い切って移転いたしました。

しかしもっと不可解な事態に遭遇しています。それが本号の主テーマである「GMO、ドメイン移管を妨害」です。サーバーを移転するにはネームサーバーを移転(さくらインターネット→Xサーバー)する必要がありますが、ネームサーバーはドメイン管理者(GMO)に申請します。

GMOは、サイト臨時復活・後編GMOの情報隠しドメインを狙う世界 でも詳述しましたように、Whois情報の書き換えにもなかなか応じませんでしたので何か悶着が起こるかなと思っていましたが、意外にも即座に対応してくれて、一日もかからずに数時間でwhois情報のネームサーバ(各ドメインのデータを保管管理しているサーバ及びそのコピーサーバー)まで変更してくれました。

ところが、ところが、いよいよドメイン移管(GMOとは契約解除)を申請したところ、GMOはドメインの契約解除には応じようとしません。これまでGMOには散々な目にあわされてきましたが、すぐにドメインを移転しなかったのは、動かせば費用が発生するからです。期限のくる来年1月までには移転する予定にはしておりましたが、Xサーバーの「ドメイン料永久無料」に移転を即座に決断した次第ですが、移転妨害に遭って、最後の手続きが中断しています。

解約申請時のGMOサイトでのやり取りをPDFにしておりますので、ご覧いただきたいと思います。

まずは解約申し込み書です。(PDFは大きいので埋め込みにせずにリンクを貼っております。)

GMO-kaiyaku-mousikomi

次は管理者情報、私の名前や住所等を書き込みます。正確に言うと私は管理者ではなく登録者です。管理者はGMO自身ですが、なぜか、管理者情報への記入を求められました。わたしの個人情報はすでに登録済みであるにもかかわらず、解約時にあらためて書かせます。しかも技術者情報と経理担当者情報まで書かせます。いったい何のための、どこに提出するために書かせるのでしょうか。何だか、whois情報のよう。この3つの欄に全部手入力しました。怒りを覚えましたが、これを書かなければ解約申請は終らない終わらないと思い、我慢して記入しました。

本日7/3、以下の管理情報は、移管先のXサーバーの情報ではないのかと思い至りましたが、仮にそう仮定したとしても、通常、ドメイン管理の契約解除時に登録者に移管先情報を書かせるものなのか。他に例はないのではないか。そもそも登録者であるわたしは、Xサーバーの管理者情報は知りませんよ。しかしGMOで「契約解除」ボタンを押すと、何度繰り返してもこの管理者情報が開きます。ドメインを移管しなければ、Xサーバーの管理者情報もwhois情報に記載されないわけですし、GMOはいったいどこから、これらの管理者情報を入手せよというのでしょうか。

GMO-kanrisya-info

経理担当者情報枠もあったのですが、すべて私の名前や住所などを記入しております。ところが下図のように、エラーとなりました。

GMO-kanrisya-info-erroer

日本語で記入したのでエラーになったらしい。日本の企業であるGMOに提出するのになぜ英語で書かなければならないのか。(whois情報なので全て英語は当然でした。7/17)以下は英語による修正版です。

GMO-kanrisya-info-syusei-2

しかしこの管理者情報を英語で修正して通過したにもかかわらず、次にはなぜ解約するのかとの以下のようなアンケートへの記入が待っていました。

GMO-kaiyaku-ankeito-1

GMO-kaiyaku-ankeito-2

そこで、必須と赤字表記項目にだけ回答したのですが、記入漏れがあるとの赤字の警告。やむなく全質問に回答しましたが、それでもなお記入漏れがあるとの赤字の警告が出ます。記入漏れがないか何度も確認しましたが、何度も何度も何度も記入漏れがあるとの赤字の警告が繰り返し出て、解約申請手続きが終わりません。

契約申請に、英語の管理者情報を書かせるのも異常ですが、アンケートで解約申請を妨害するのは異常すぎます。直接GMOに抗議を申し入れると、延々と解約引き延ばし作戦に引きずりこまれそうですので、まずは、以上のような事情を公開して、GMOの異常さを世に訴えることにいたしました。Whois情報の修正にも膨大な時間と労力を費やさざるをえませんでしたので、予防策です。

また、ICANNとアメリカンウィルスでも詳述しましたように、GMOは私の諦めを知らぬ交渉の結果、国内向けのwhoisは、わたしの個人情報に書き替えましたが、ドメイン管理の国際機関であるICANN(GMOはICANNから委託された管理事業者)にはashi-jp.comの情報はないに等しい状況でしたので、今回のドメイン移管に際してICANNのwhois情報を確認しようとしたのですが、画面がフリーズしたり、画面そのものが消えたりして検索できませんでした。何度も試みたのですが、結果は同じです。おそらく現在もICANNのwhois情報は同じなのだろうと思います。

絣ラボ」は長らく更新していませんが、「葦の葉ブログ」が正常化しましたら、「絣ラボ」も更新する予定です。(7/3)

6/15公開の前号日本のIT政策の超後進性は公開後1週間余りで非表示になりましたので、あらためてご案内させていただきます。日本のIT政策の超後進性 5月21日にお亡くなりになられました画家の菊畑茂久馬氏を追悼しまして、氏の作品の一部もご紹介しております。未読の方はぜひともご一読ください。
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